クールで美しく、とにかく変なスケボーゲーム『Skate Story』プレイレポ。リトライを繰り返す試行錯誤なスケボー体験×独特な世界観×ピッタリな音楽で唯一無二のプレイ感! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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クールで美しく、とにかく変なスケボーゲーム『Skate Story』プレイレポ。リトライを繰り返す試行錯誤なスケボー体験×独特な世界観×ピッタリな音楽で唯一無二のプレイ感!

本当に変わってて、とびきりクールなスケボーアクションようやく登場!

連載・特集 プレイレポート
クールで美しく、とにかく変なスケボーゲーム『Skate Story』プレイレポ。リトライを繰り返す試行錯誤なスケボー体験×独特な世界観×ピッタリな音楽で唯一無二のプレイ感!
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Sam Eng氏によるスケートボードアクションゲーム『Skate Story』が、この本日12月9日にDevolver Digitalより発売されました。最初のトレーラーが公開されてから5年、開発者によると6年もの制作期間を経て、2度の延期を乗り越えて発売を迎えます。本作のクールな世界観に魅了され、待ち望んでいたインディーゲームファンも多いことでしょう。今回は、そんな『Skate Story』を一足早くプレイしたレポートをお届けします。本作はネタバレを気にすべき種類のゲームではありませんが、後半ではステージ構成や演出にも触れますので、ご留意ください。

『Skate Story』は、スケートボードに乗ったガラスの体の悪魔となり、ステージを疾走するアクションゲームです。スケートボードらしく「グラインド」や「トリック」、そして「コンボ」といった要素がありながら、プレイ感は『skate.』や『トニー・ホーク プロ・スケーター』のような先行する有名スケボーゲームとは一線を画しています(詳しくは後述します)。

ステージやキャラクターはローポリゴンかつ非常に独特なアートスタイルで統一されており、そのビジュアルはかなり鮮烈。この強烈な映像美と異様な世界観こそ、本作最大の特徴と言っていいでしょう。

また音楽グループ「Blood Cultures」によるサウンドトラックもかなり印象的。80年代っぽいレトロなシンセサウンドと、ときにはチルく、ときには荒々しい独特の作風が、本作の世界観とぴったり合致し、本作のミステリアスな魅力を最大限まで高めています。トレイラーを見て、この雰囲気や音楽にピンと来た方は、もう買ってしまって損はないと思います。

本作は章立てによってステージが別れており、チャプターごとに「まっすぐ死なないようにステージを疾走する面クリア型のパート」と「探索して目標を達成する箱庭的なパート」、そして「ボス戦」という大まかに3つのパートが含まれています(例外もあります)。ストーリーは「月が眩しくて眠れない悪魔が契約によってガラスの体とスケボーを手に入れ、月を食べようとする」というかなり独特なもので、正直あんまり考えてもしょうがないというか、「考えるな、感じろ」というような仕上がりです。あくまで雰囲気として楽しむのがいいですが、「つまらない」ということはなく、わからないなりに先が気になるので個人的には結構面白かったです。

アクション面では、足で地面を蹴って加速する基本の「プッシュ」に加え、「オーリー」や「フリップ」など、いくつかのトリックを繰り出すことができます。また、他のスケボーゲームでもおなじみの、レールや段差の端にボードを滑らせる「グラインド」や、後輪のみでバランスを取って走行する「マニュアル」といったテクニックも用意されています。箱庭パートでの目標達成やボス戦などでは、これらのトリックを決めてコンボを繋げ、スコアを稼ぐことが重要になる場面もあります。

オーリーやフリップなどのトリックは、すべてボタンの組み合わせで繰り出せるため、操作体系そのものはかなりシンプルと言っていいでしょう。ただ、使用するボタンの数が多いためか、筆者はクリアまで操作に完全に慣れきることができず、習熟への道のりはなかなか険しそうだ、とも感じました。

前述した「面クリア型」のパートでは、基本的にトリックの重要度は高くありません(ステージによっては求められる場合もありますが)。それよりも、落下や衝突といったミスを避け、障害物に阻まれることなく奥へ進んでゲートを目指す、というゲームプレイが主軸となります。

主人公であるスケーターの体はガラスで出来ており、かなり脆いため、少しのミスですぐに砕け散ってしまいます。しかし、リトライが非常に速いため、ステージ攻略においてストレスを感じることはあまりありません。

高速でトライ・アンド・エラーを繰り返していく感覚は、いわゆる「死にゲー」に近いプレイ感と言えますが、一般的な死にゲーに比べると、本作の難易度はやや控えめになっているとも感じました。

本作ではアクセシビリティ設定も充実しており、ゲームの難易度をかなり劇的に下げるような設定にすることも可能です。しかし、それを使わずとも本作は(あくまで主観的な判断ですが)「極めて高難度」という感じではなく、最後までやっていけばなんとかなる難度設計になっている思いました。アクセシビリティ設定はあくまで救済措置、という感じで、最初はデフォルトで遊ぶのがオススメです。

一部のステージやボス戦には時間制限が設けられており、これがなかなか厄介です。失敗すると最初からやり直しになるため、結構大変だと感じる場面もありました。本作の難易度曲線には少々ブレがあります。急に難しくなったかと思えば、次はあっさり簡単だったりと……あくまで主観ですが、難度は安定していないな、という印象でした。

特に「チャプターVI」での急激な難易度上昇には驚かされましたし、実際に何度もやり直すことになりました。時間制限ばかりはアクセシビリティ設定でも調整できないため、もしかするとここで詰まってしまうプレイヤーもいるかもしれません(とはいえ、「超」がつくほどの高難度というわけではないので、諦めずにやり直していれば、いつかは突破できるレベルだとは思います)。

前述した「箱庭的なパート」は、いくつかの主要なメインクエスト的な目標があり、そのために移動してミッションをこなしたり、探索したりするパートになっています。急かされ続けるボス戦やステージクリア型のパートとは違い、「ギフトショップ」での買い物なども楽しめるなど、本作の中でもっともリラックスできるパートと言っていいでしょう。とはいえ、一つひとつのステージの広さは限定的で、目標もそれほど多く存在するわけではないため、過度な期待は禁物です。

「ギフトショップ」ではデッキやウィールなどをカスタマイズできるというスケボーゲームおなじみの要素があります。本作のデッキのデザインは秀逸なものが多く、またパブリッシャーであるDevolverのファンならニヤリとするものもあるため、集めたくなること請け合いです。

と、ゲーム部について色々書いてきましたが、本作の最大の魅力は最初にも書いたようにその異様な世界観、そして音楽です。ストーリーは意味不明ですが魅力的ですし、登場するキャラクターたちも見た目が可愛らしく、なぜだか愛着が湧いてしまう造形が多いです。演出も非常に凝っており、発売前のゲームのためあまり細くは言及しませんが、メタ的であったり、非常にびっくりするような演出も多く含まれました。演出で操作性やゲーム性が大きく変わるようなパートもあるので飽きさせませんが、後半部は演出過多で「いいから早く普通にスケートさせてくれよ」と言いたくなったりもしました。

本作のゲームプレイはやや荒く、所々ぎこちなく感じられる部分もあります。前述したように難度が不安定だったり、演出過多な場面があったりと、問題点やストレスも少なくありません (なお、筆者がプレイしたテストビルドでは、一部テキストが日本語訳されていない、同じパートをなぜか二回やらされるといったバグも見受けられました)。また、クリア後にフリーでスケートできるようなモードがないのもちょっと残念でした。

しかし、本作が提供する世界観は唯一無二のもの。音楽の素晴らしさもあいまって、本作の体験はまさに「特別」なものになっています。 とくに、変わったゲームが好きなプレイヤーなど、一部の層にはかなり「刺さる」ポテンシャルを秘めている作品だと感じました。

『Skate Story』はPC(Steam)/PS5/ニンテンドースイッチ2向けに、本日2025年12月9日発売です。とにかく変わったゲームがやりたい方はぜひ遊んでみてください!


ライター:文章書く彦,編集:みお



ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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