
毎年恒例、その年に発売された3DダンジョンRPG(DRPG)を振り返るお時間がやってまいりました。今回は2025年に主にSteamでリリースされた作品を中心に、22作品をご紹介します。ただ今年の記事については注意事項がいくつかありまして、筆者が(主にローグライク・ローグライト連載と『雀魂』と『ポーカーチェイス』で)多忙であったために、未プレイ・あるいはほぼ冒頭のみしかプレイできなかったゲームの紹介がいくつかあります。また、筆者が見逃しているタイトルもあるかもしれません。その際は広い心で見て頂ければ幸いでございます。
『Dragon Ruins II』

プラットフォーム:PC(Steam)/PS5・PS4/Xbox Series X|S・Xbox One/ニンテンドースイッチ
配信日:2025年1月17日(Steam)
4人パーティを編成してダンジョンに潜ってオートバトルで敵を倒す、シンプルなDRPGの続編です。本作では複数のクエスト、複数のダンジョンが用意され、装備の概念も追加されたことで遊び応えがグッと増しました。難しいことを考えずに遊べる、シンプルなDRPGを求めている方にはうってつけです。
『Shujinkou』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年2月13日
日本語を学ぶために作られた3DダンジョンRPGということで、確かに日本語の細かい説明が随所に入るなど、作り込みは素晴らしいのですが……問題は当然日本人は遊ぶ対象に入っていないということで、ゲームは日本語対応していません。値段も強気ですがボリューム自体は相当あるゲームなので、外国人の視点で日本語を見直してみたい……という方は遊んでみてはいかがでしょうか。
『Fracas』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年3月4日
敵のグラフィックは『真・女神転生』に影響を受けていそうなのですが、ゲームとしてはオーソドックスなソロ探索ターン制3DダンジョンRPGです。しかし主人公の顔グラフィックが横に鼻水が振れているように見えて仕方ありません。特につまらない訳ではないですが、面白いというわけでもない、紹介に困るゲームです。
『Dice 'n Goblins』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年4月4日
高低差のある3Dダンジョンを、かわいらしいショタ風ゴブリンが探索していくDRPGです。本作の最大の特徴は「ダイスを振るバトル」で、あらかじめ装備したアイテムによって決められたダイスを振って攻撃力や防御力を決定し、出た目が気に入らなければリロールも可能、またスキルによって攻撃を防御に回したりできる……という多彩な戦術が魅力です。筆者は第1ダンジョンを抜けたところまで遊びましたが、高低差のあるダンジョンの探索と独自の戦闘の魅力が相まって実に面白い!日本語にもバッチリ対応してますし、筆者おススメの1作です。
『REPOSE』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年4月15日
歩数制限がある中、周辺を探索して先に進むための手がかりを幾度もの死を乗り越えつつ見つけていくダンジョンアドベンチャーです。本作は敵の攻撃を受けると即死のため「CRPG」とはちょっと言い難いものの、モノクロで描かれた独自の世界観と緊張感はなかなかのもの。アドベンチャーゲームファンなら遊んでみてもよいのではないでしょうか。
『Navigating The Labyrinth』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年4月29日
広大なフィールドを6人パーティで探索する、クラシックなターン制DRPGです。日本語翻訳にかなり癖がありますが、これを本ゲームの味として捉えられ、なおかつクラシックRPGが好きな人なら本作を受け入れられる余地はあるでしょう。
『Gloamvault』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年4月30日
自動生成されるダンジョンでモンスターの捕獲・合体をしながら先に進んでいくローグライク3DダンジョンRPGです。合体したモンスターは親の特性を引き継ぐこともあり、モンスターの育成と使役を存分に楽しめるDRPGに仕上がっています。
『Doggos in Dungeon』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年5月7日
高低差のある3Dダンジョンを武器攻撃やアイテムなどを活かして進んでいくアドベンチャーゲームです。触ってみたプレイ感覚も良いのですが、日本語で遊んでいると一部未訳部分があるらしくそこで進行不能になります。先に進むには英語で遊ぶしかないようで、日本語ユーザーとしてはもったいない!
『G-MODEアーカイブス+ 真・女神転生-20XX』

プラットフォーム:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ
配信日:2025年5月14日
2000年代の携帯電話向けに配信された『真・女神転生II』の直前の時間軸を描く幻の作品が復刻しました。しかしながら序盤の難易度が著しく高く(ビクシーのジオンガ食らえばワンパンだし複数体のノッカーに囲まれたらザン連発であっけなく昇天するし)、『真・女神転生II』にあったヴァーチャルバトルはあるものの、最序盤しか利用できないので生き残ることが難しいゲームに仕上がっています。いつでもセーブが可能なので、毎回セーブして次の戦いに挑むような緊張感のあるDRPGを遊びたい人にはちょうどいいかもしれません。
『EGGコンソール 魔導物語1-2-3 MSX2』
プラットフォーム:ニンテンドースイッチ
配信日:2025年6月26日
(筆者未プレイ)
『Rinth』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年7月4日
島の中にあるダンジョンに潜り、武器を拾って敵を殴ってまた強い武器を拾って……というシンプルなDRPGです。元はスマートフォン向けにでも開発していたのか画面上のUIを触って操作する形式ですが、全体的にテンポが悪い印象です。戦略性もあるとは言い難く、評価に困るゲームでした。
『Cyclopean: The Great Abyss』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年7月17日
地上は2D見下ろし、ダンジョンでは3D視点という古の『ウルティマ』タイプのRPGです。全編英語テキスト主体なので日本語話者にはきついものがありますが、太古の『ウルティマ』ライクな、もしくはクトゥルー神話中心のゲームを遊びたい!という方にとってはドンピシャなゲームだと思います。
『Rewrite Harvest festa!』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年7月15日
美少女ゲーム『Rewrite』のファンディスクですが、すべてのキャラクター別短編を読み終えると「リライトクエスト」という3DダンジョンRPGが解禁されます。難易度をノーマル・ハードの2種から選べて、3DダンジョンRPGとしてもそれなりに気合の入った出来です。美少女ゲームから3DダンジョンRPGへのスピンオフというと『ToHeart2 ダンジョントラベラーズ』がありますが、あそこまで殺意モリモリの難易度ではないので安心してください。
『ドジっ子巫女と魔の島』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年7月19日
Steamのタイトルは『ドジっ子巫女と魔の島』とされていますが、正式タイトルは『ドジっ子巫女と淫魔の島』で、国内のダウンロード販売サイトでも販売しています。公式サイトにあるR-18解除パッチを当てると日本語版ではダンジョンに入ろうとするとゲームが進行不能になるエラーがあるので、大人しく国内ダウンロードサイト版を購入した方がよいでしょう。
『Labyrinth Flowers』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年8月19日
DMMなどで販売している『迷宮ノ花』のSteam版です。Steam進出にあたり日本語が抜かれているので、遊べないことはないとはいえ大人しく国内サイト版を買うのが賢明でしょう。
『EGGコンソール ラプラスの魔 PC-8801mkIISR』
プラットフォーム:ニンテンドースイッチ
配信日:2025年8月21日
(筆者未プレイ)
『剣と魔法と学園モノ。3 Remaster』

プラットフォーム:PC(Steam)/PS5/ニンテンドースイッチ
配信日:2025年9月18日
『ととモノ。』シリーズ3作目がリマスターとして蘇りました。難易度「ハード」「スーパーハード」「ナイトメア」と称される3つの学園を選択して始められるシビアな学園生活を当時のままに楽しむことができます。武具に付くランダム要素の幅が今までのシリーズに比べて広くなったりと、冒険が軌道に乗ればハックアンドスラッシュの楽しみも存分に味わえる作品です。本作は過去にGame*Sparkにて特集記事を掲載していますので、興味を持たれた方はこちらもご覧ください。
『五等分のプリンセス ~幻想と深淵と魔法学院~』

プラットフォーム:PS5・PS4/ニンテンドースイッチ
配信日:2025年9月18日
TVアニメ「五等分の花嫁」を原作にしたDRPGが本作です。本作では主人公は五つ子の家庭教師となり、彼女たちを育成しつつクエストを受けてダンジョンに潜ります。彼女たちを好みに強化できるのは面白いのですが、3DダンジョンRPGとして見た場合ずいぶんシンプルな出来の印象を受けました。原作のファンアイテムとしての価値はあると思います。
『Shadows Of Thornkeep』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年11月4日
ダークなピクセルアートが印象的な、4人パーティターン制DRPGです。キャラクターのスキルは2つと戦闘システムがシンプルで、ミニマップも最初から解放されているのでずいぶん遊びやすい印象を受けます。英語が問題ないならDRPG入門にちょうど良いかもしれません。
『Minerva Labyrinth』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年11月5日
現代モノなのかファンタジーモノなのかちょっと良く分からないDRPG。良くも悪くもオーソドックスな5人パーティのターン制コンピューターRPGで、ごく普通に遊べるゲームです。英語がわかるなら。
『DecaDungeons』
プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年11月29日
(筆者未プレイ)
『A Kobold Story : Trenchcoat Adventurer』

プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2025年12月19日
三人羽織のコボルトたちがダンジョンに潜っていくという、一風変わった手書きイラスト風のDRPGです。全編英語ですがルールはターン制でわかりやすく、表情も豊かなコボルトたちや敵にはどことなく愛らしさを感じさせます。たまにはこういう短編DRPGがあってもいいのかもしれません。
以上、2025年にリリースされたDRPG22作品、あなたの印象に残った、あるいは遊んでみたい!と感じた作品はありましたでしょうか?本記事をきっかけに、少しでもDRPG沼の中にいる人が増えれば幸いです。
















