今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。
Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2024年1月19日PC/Xboxコンソールにて早期アクセスをスタートした『パルワールド』です。
不思議な生物「パル」と冒険!
『パルワールド』は、日本のポケットペアが手がける作品。ポケットペアはこれまで『オーバーダンジョン』『クラフトピア』などの作品を開発してきたほか、2025年にはパブリッシング事業「Pocketpair Publishing」を開始。『デッドテイク』『カセットボーイ』の発売に続き、今後も続々とリリースを予定しています。
本作は2021年6月5日に放送された「INDIE Live Expo 2021」にて発表されました。開発期間中にゲームエンジンをUnityからUnrealEngine4に移行するなどの経緯を経て、2024年1月19日に早期アクセスを開始。同年10月にはPS5版もリリースされています。また、クラフトンが運営・開発を担当する『パルワールドモバイル』も今後配信予定です。


ゲームはオープンワールド世界を舞台にしたサバイバルで、プレイヤーは不思議な生き物「パル」を捕まえながら世界を冒険していきます。パルは冒険のパートナーだけでなく、拠点の建築やクラフトなどでも活躍する頼りになる存在。個性豊かなパルをたくさん捕まえていくことで、生活もどんどん豊かになっていきます。
また、この世界には強力なパルだけでなく違法な密猟者などもおり、数々の危険も待ち受けています。拠点を整えて強力な装備を作り上げたり、世界の各地に隠されている宝などを探したり、プレイヤーのスタイルによって色々な楽しみ方も可能です。



そんな『パルワールド』ですが、2026年に正式バージョンとなる1.0が配信されることがアナウンスされています。さらにスピンオフの農場シミュレーション『パルワールド: パルファーム』も開発が発表されているほか、カードゲームなども今後予定されています。
生き抜くために「パル」を捕まえよう
『パルワールド』の物語は、主人公が島の海岸に漂着したシーンから始まります。島の「パル」たちは、倒れている主人公を覗き込んでいますが、目を覚ますと同時に逃げてしまいます。主人公は海岸に落ちている不思議な端末を拾って島の中へ歩きだし、ここからゲームのチュートリアルが始まります。
チュートリアルでは、基本的な素材収集やクラフト、レシピ解放、ファストトラベル地点である「大鷲の像」の解放などを学びながら、本作のメインコンテンツである「パル」の捕獲を行います。パルを捕まえるためには作業台で「パルスフィア」と呼ばれるアイテムをクラフトしなければならず、戦闘である程度ダメージを与えて弱らせることが重要です。





捕まえたパルは相棒として呼び出すことが可能で、序盤から戦闘で活躍してくれます。ゲームは基本的にメインクエストをクリアしていくことで、この世界で生きるための方法を学んでいく形式。パルを捕まえた後は、拠点にしたい場所に「パルボックス」を置けば一定範囲が自分の土地となり、いよいよ本格的な生活の始まりです。
ゲーム内でのサバイバル項目として飢えもあり、空腹になればペナルティが発生します。食事を摂るためにはベリーなどの植物を食べるのもいいのですが、栄養を摂りたいならば近くにいるニワトリ型のパル「タマコッコ」や羊型のパル「モコロン」を倒してお肉を入手することもオススメですよ!





なお、新しい世界の開始時に主人公のキャラメイクやワールドの設定なども行えます。ワールド設定はかなり細かく、難易度に関わるものやPCのパフォーマンスに依存するようなキャラ数なども変更できるので、環境に応じた設定で遊べます。




パルの特性を活かした拠点づくり
本作には個性豊かなパル100種類以上が存在しています。パルは戦闘向けのHPや攻撃などのステータスがあり、冒険の中でレベルが上がれば新しいスキルも習得していきます。戦闘向けのパルであれば強力なスキルを駆使して、手強いボスパルにも立ち向かえるでしょう。
そしてパルは拠点運営にも力を発揮します。パルは種類ごとにそれぞれ拠点向けの作業適性があり、例えば「運搬」の能力を持つパルを拠点に配置すれば、拠点範囲内に落ちているアイテムを自動的に取得して収納してくれます。他にも伐採や採掘のスキルがあれば、簡単な資源も集めてくれます。




「水やり」「火おこし」などの適性があれば火や水を使う生産ができますし、他にも高度なクラフトができる「製薬」、定期的にアイテムを生み出す「牧場」などの適性も。これらのパルを組み合わせることで農園や食事の自動化も可能です。食事を与えないと拠点で働くパルはSAN値が下がって病気になりやすいので気を付けましょう。

プレイヤーはほとんどの作業を行えるのですが、基本的なステータスではその作業効率は悪く、高度なクラフトや建築には時間がかかってしまいます。そこでパルに手伝ってもらえば一気に効率が上がりますし、生産物を指定しておけば、プレイヤーが冒険して帰還すればアイテムが完成している、ということもできます。




拠点に特定の施設を置くことでレベルがアップし、配置できるパルの数も増えていきます。また、一定以上のレベルになれば拠点数も増やせるので、生産向けの拠点や素材集め用の拠点など、専門的な運用も可能です。ただし、拠点には定期的に襲撃イベントも発生するので気を付けましょう。




世界は驚きに満ちている
舞台となる島には穏やかな草原だけでなく、砂漠や火山、雪山といったバイオームも待ち受けています。もちろん各バイオームに住んでいるパルも異なりますし、過酷なエリアに挑戦するためには最低限の装備や準備も必要になります。
各バイオームには色々なスポットがあり、宝物や貴重なパルもいるため冒険することが重要です。プレイヤーは壁をよじ登る、グライダーで滑空する、海を泳ぐなど、さまざまな移動も可能。さらに一部のパルにはライドすることもでき、素早く地上を駆け抜けることも、空を飛ぶこともできます。




マップ内には宝箱やパルを捕まえやすくするための「クルリス像」などのほか、世界の秘密を知るための手記が隠されていることも。さらに、お金でパルを売買できる「闇商人」などのNPCや、孵化させてパルを生み出す卵などもあります。バイオームごとに貴重な素材もあるので、探せば探すほど冒険が有利になっていきます。
そして各エリアには強力なパルも生息しています。これらのパルはレベルも高くて捕まえることも簡単ではありませんが、適性を含め優秀な能力を持っています。他にもダンジョンやボスが待ち受ける塔などの戦闘エリアもあります。攻略のためにはパルの選別や装備の強化、レベル上げも必須です。





パルの中には特定の「パルギア」を装備させれば強力なスキルを使えるものも存在しています。その製作にも貴重な素材が必要なものは多く、探索・拠点運営・戦闘をこなしていくことが成長に繋がっています。もちろんときには自由に世界を探し回ったり、拠点でぼんやりしているのも問題ありません。その間もきっと相棒のパルたちが働いてくれますよ。





2025年12月17日に最新大型アップデート「スイートホーム」が配信され、より自由な建築ができるようになりました。また、このアップデートに合わせて『ULTRAKILL』とのコラボレーションも始まり、正式版に向けて『パルワールド』の世界はどんどん拡がっていきます。
ゲームとしても、拠点運営を効率的に進めるために「どの適正のあるパルを集めるか」を考える必要もあります。また、戦闘は結構シビアなので油断すれば簡単に倒されてしまうので、しっかりと冒険とクラフトのバランスが取れるようになっています。その上で『クラフトピア』のポケットペアらしい、無茶な建築やテクニックも多数味わえるのも大きなポイントです。













