パブリッシャーSightline Gamesは、カナダを拠点とするゲーム開発スタジオFairview Gamesの手がける新作サバイバル『The Gold River Project』について、2026年1月24日にSteam早期アクセスをスタートしました。
本作の舞台となるのは北米にある広大な自然自治区で、プレイヤーはキャンプに参加したはずが、生存実験の被験者として閉じ込められてしまいます。さまざまな施設が残されたフィールド内を探索し、隠された謎を解き明かしながら生存と脱出を目指さなければなりません。
ゲームはソロプレイだけでなくマルチプレイにも対応しています。時間制限はないため、脱出のためにフィールドを探索するだけでなく、キャンプを張ったり、農園で野菜を育てることも可能で、時間とともに季節の変化も起こっていきます(早期アクセスでは春と秋の季節が実装)。
本稿では『The Gold River Project』のプレイレポートをお届けします!
楽しいキャンプの始まりだ!
本作の物語は、最初に操作するキャラクターの見た目を決めて、プレイヤーたちがキャンプに参加するためのロッジからスタートします。ロッジの入口には主催者からの手紙があり、急用で顔を見せられないことを詫びつつ、ガイドが目的地まで案内してくれる事が書かれています。
ロッジから水上飛行機に乗り込み、プレイヤーは自然豊かな目的地「ゴールドリバー」へと到着。桟橋の近くには管理小屋のようなものがありますが、なぜか誰もおらず、ガイドの飛行機も帰っていってしまいました。ゲーム開始時点では、簡単なチュートリアルをプレイするかを選択できます。





チュートリアルでは、まずツアーで手配されているキャンプ場へと向かうことになります。主催者の手紙によると、そこにはキャンプ用のグッズも用意されているようです。キャンプ場までの道のりは看板もありますし、舗装はされていないものの、しっかりと道があるので迷わないはずです。
目的のイーグルリッジキャンプ場では7カ所のサイトがあり、カヤックなんかも楽しめるとのこと。楽しいバカンスにワクワクしながらたどり着いたキャンプ場ですが、そこは荒らされた光景が広がっていました。テントやカヤックは壊され、そこら中にお墓のようなものもある状況です。





一応いくつかの物資は回収できたものの、とても楽しいキャンプという状況ではありません。あれ、もしかして俺だまされた?とりあえず焚き火と簡単な寝床を用意したところでチュートリアルは終了し、ここからはサバイバル生活のスタートです。やっぱりだまされてるよね?ねえ!




素材を集め、研究することが生存の鍵
突如として始まったサバイバルを生き抜く鍵は、少しでも安全な装備を確保することです。ゲームとしては比較的オーソドックスなクラフトサバイバルで、落ちている枝や石を拾ったり、残された家にある物資を集めたりしながら、ツールや装備品などをクラフトしていきます。
少し独特なのが研究システムで、ロープや金属片などの素材アイテムを消費することで、クラフトできるレシピが増えていきます。新しいレシピを解放するためにも、さまざまなエリアを探索しなければなりませんが、多くの人が犠牲になっているこの場所で生き抜くためにはしっかりとした準備も大切です。



焚き火で水を煮沸したり、ツールとしても武器としても使える石斧をクラフトしたり、最初に拠点とした選んだ場所を中心に周囲の探索とクラフトを進めていきましょう。食事はベリーの木を見つけるか、釣り竿を見つけて釣りをするか、野生生物を狩って肉を手に入れるかなど、さまざまな選択肢があります。
また、インベントリの拡張は必須です。本作はシャツやズボンに多少のアイテムが入れられますが、それだけではろくにアイテムを運ぶこともできません。チュートリアルでは簡易のバックパックを作ることになりますが、早めにしっかりした収納力を持っている装備品を探すことが第一の目標です。





探索時に死ねばその場にアイテムをすべて落とすので要注意です。探索中の落下ダメージだけでなく、危険な肉食獣に出会う可能性もあります。回復アイテムは序盤あまり手にはいらないので、しっかりと備えること、セーブをこまめに行うことも大切です。セーブは拠点の焚き火、一部建物の看板で行えます。





隠された真実を暴き出せ
ゲーム内では多くの施設が用意されていますが、基本的には“キャンプが盛んな地域”であるため、キャンプ場や見晴らしの良い展望台など、いくつかのエリアを結ぶ道や看板が用意されています。多くの施設には物資が残されていますが、一部の建物は施錠されていて、別の場所に鍵が隠されているパターンも多めです。
また、フィールド内にはなんらかの研究施設や変電所、バンカー、鉱石場などの大規模な建築も残されています。ゲームを進めていくためにはこういった場所も発見して探索する必要もありますが、場所によっては厳重に警備されていることもあるので注意が必要です。もちろん、相応に貴重なアイテムも入手できますが……。





また、各地には色々なログも残されていて、この地域に関する秘密やヒントも隠されています。一度読んだログはジャーナル画面に記録されますが、そのためには“インベントリから調べる”必要があります。また、ジャーナルに記録されたログは手動で捨てる必要があるので、ここは現時点のビルドで少し不便な点です。
ちなみにゲーム内では基本的にマップを参照できません。設置したキャンプや近くのセーブ可能な場所などはHUDで表示されますが、情報を増やすためには旗をクラフトして設置する必要があります。コンパスや腕時計を見つければ、方角や現時刻なども見れるようになるので、探索すればするほどサバイバルしやすくなりますよ。





最適化不足も頻繁なアップデートに好感触
現在早期アクセス中の『The Gold River Project』では、序盤のゲーム進行とサバイバルシステム、一部の季節などを体験できます。基礎のシステム部分はしっかりしているのですが、現時点だとまだいくつかの不具合や最適化不足も感じます。
元々本作は、早期アクセス中の注意点としてUnrealEngine5を用いた、高いPCスペックの要求を行っています。例えばグラフィックボードなら最低でも「NVIDIA RTX 3070 16GB / AMD RX 6800 XT以上」で、それ以外の項目でもSteamの統計データより高いものを一部要求されます。
筆者のPCはその各種要求を満たしているものの、それでもグラフィック設定を高めにするとプレイ中にカクつきが発生します。オプションでの設定変更も、今のビルドでは最低設定にできない仕様のため、まず遊ぶ前にSteamストアページで配信されている体験版で動作確認することが推奨されています。
クラフトサバイバルとしてはしっかり遊べますし、高いスペックを要求される上で自然を散策しているという雰囲気も感じられます。ただし、まだまだコンテンツがそこまで多くないことにくわえ、システム周りの説明が少ないことで、決して遊びやすいといえないもの正直な感想です。




ゲーム内でもアイテム消失や“男性キャラで死ぬと何故か女性キャラでスポーンする”などの不具合も発生していますが、開発がリリースから毎日のように修正パッチを配信して多くの問題も改善されています。この姿勢は評価されるべきですし、今後のアップデートにも期待したいところです。




『The Gold River Project』は、UnrealEngine 5を使用した雰囲気のある自然風景やさまざまな施設を探索できるクラフトサバイバル作品です。Steam早期アクセス中ということもあり、いくつかの不足や最適化不足も感じられますが、舞台やシステム面では光る部分も多く、改善が楽しみです。
特にマップの作りは印象的なものも多く、看板での道案内などの自然さだけでなく、隠された場所への導線なども確認できます。探索すれば探索するほどに貴重なアイテムや装備品、ジャーナルなども入手できるので、探索面での楽しさは好印象です。



Steam早期アクセス期間はおよそ1年から1年半を予定していて、今後はストーリーや季節の拡張、生存者による派閥システムの追加など、多くのコンテンツや機能を実装予定。公式ロードマップも公開されていて、今後はゲーム内で主人公が体験できるはずだったカヤックも実装されます!今後にも注目していきたい一作です。












