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探索型2Dアクションのインディータイトル『Chasm』がKickstarter開始、目的は「生活費のため」など

インディー作品『Chasm』がKickstarterで出資を募っています。本作は2013年度GDC中にGDC Playにて出展されたタイトルで、2D探索タイプのアクションゲームです。プラットフォームはWindows/Mac/Linuxの予定。

ゲーム文化 カルチャー

インディー作品『Chasm』がKickstarterで出資を募っています。本作は2013年度GDC中にGDC Playにて出展されたタイトルで、2D探索タイプのアクションゲームです。プラットフォームはWindows/Mac/Linuxの予定。残り28日で集まっているのは約18,000ドルで目標額は150,000ドル。ちなみに、タイトルの"chasm"は「亀裂」「深淵」などの意。

「Metroidvania-style」を自称しており、『メトロイド』と『悪魔城ドラキュラ』のほかには、『ゼルダの伝説』や『Diablo』にインスパイアされた作品。世界観はファンタジー寄りで、ディフォルメタッチの絵柄を採用しています。その辺りの味付けについては、上掲トレーラーまたはデモ版(Windowsのみ)で確認可能。

現在予定されているフィーチャーとしては、

  • あらかじめ設計された(自動生成でない)6つのダンジョン。同じダンジョンを2度プレイすることはない。
  • ※おそらく「お使い」的な移動をさせないことを強調している

  • スムーズでレスポンスの良いレトロスタイルゲームプレイとネイティブ解像度320×180のピクセルアート。

  • 特別なアビリティやパワーを獲得することにより、それまで到達できなかったエリアを探索できるようになる。

  • 武器や魔法、盾などを両手に装備することができる。

  • ランダムな敵ドロップアイテム、レアハント要素もあり。

  • 戦闘するボスには巨大なものから小さなものまで。

  • 意地悪なトラップや、補給にかかわる危険などは無し。

  • 難度には、ノーマルモードにくわえて復活不可能なハードコアモードもあり。

  • ハードコアモードのプレイヤー向けに、クリアタイムや最少被ダメージなどのリーダーボードを用意。

  • ゲームパッド対応。

いい感じです。とくにこうしたゲームではやればやるほど最終的にタイムアタック系の遊びになるため、リーダーボードの実装は相性が良いでしょう。

では、なぜKickstarterで資金集めをするのか?について。

プロデューサーのJamesは去年仕事を辞め、Discord Games社の運営に専念するようになりましが、『Take Arms』による収入に頼り会社を維持してきました。ただ、『Chasm』の製作にあたり、その規模がキャパシティを超えてしまうことも理解していたのです。それでも、きちんと創りあげれば、皆にそのアイデアのポテンシャルを評価してもらえるだろうと考えていました。

当初予定していたプレイアブルデモの製作は達成しました。しかし、もはや開発資金は枯渇しています。ようするに、このゲームは皆さんのサポートなしに完成させられないということです。私たちが待ち望んできたのこのようなゲームに、今日びのパブリッシャーは興味をしめしません。ただ、もし完成させることができれば素晴らしい体験を提供できるでしょう。皆さんから頂戴する資金は以下のことに使われます。

生活費: JamesとTim(プログラマー)には、まだゲーム開発中における食事、各種支払、そして活力源のコーヒーが必要です。

アーティストとサウンドデザイナーへの給与: 素晴らしいチームをハードワークに従事させるためにカネを支払わなければなりません。

ゲームの研磨と改善: 充分な時間と専念をもってして『Chasm』のクオリティを高め、バグのないゲームにします。

ビジネスまたは法律上の費用: 正式にゲームを販売するには、管理費用をはじめいくつかの事業上のコストがかかります。

プロモーションとマーケティング: 最終的なボックスアートやプロモーション用のグラフィック、トレーラー動画などを製作する必要があります。

……切実です。真っ先に「食費」が出てくると切実さもひとしおです。たしかに1,500万円くらいあればチーム5人がゲームを開発しながら諸費用を払いつつ、1年ほど食いつなぐぶんにはなんとかなりそうです。

ゲームを購入するにはまず15ドルから。配布方法は未定なものの、DRMフリーを予定。来年初めの完成を目処に、2014年5月頃のリリースが目標。ただし、クローズドベータの結果次第では変更する可能性があるとのことです。アーリーアクセス権は30ドルから(4月14日時点では25ドルからも可、残り枠約300)。ベータは正式リリースの数ヶ月前、少なくとも9割がたゲームが完成している段階で実施。フォーラムからフィードバックを受けて各フィーチャーの調整やバグフィックスをするそうです。

なお、出資には慣習通り段階があり、限界まで突っ込んで5,000ドル。そんな資産家への対応は、インゲームアイテム・サントラ・Tシャツなど諸々のグッズのほか、『Chasm』世界内の伝説になり、深奥に聖地が設けられる権利、つまりイースターエッグ要素のNPCになる権利が与えられます。写真をゲームに登場するキャラとしてドット化してもらうだけならば500ドルから。

最後に説明責任として「開発において最大のリスクはJamesがいきなり働けなくなることです。でもご安心ください、彼はめったに仕事のペースを崩しません。それに、バスに轢かれる可能性もほとんどないでしょう。資金が集まらなかったときにのみ、ゲームが完成しないのです。」と締めたDiscord Games。私見ではありますが、15ドルくらいの価値はありそうなゲームです。ひとまずデモをプレイしてみて、開発者の食費(コーヒー代含む)を支払うかどうか見極めてみてはいかがでしょうか。
(ソース: Kickstarter)【関連記事】GDC 13: インディー系タイトル展示スペース「GDC Play」レポート
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