3月中頃からジワジワと増えつつあるアップグレード版PlayStation 4(PlayStation 4.5/PlayStation 4K)の噂ですが、海外メディアGiant Bombが複数のソースからの情報として、さらなる詳細を報告しています。
- 内部では「NEO」というコードネームで呼ばれている。
- 現行のPS4よりも高いクロック速度、改善されたGPU、より大きな帯域幅のメモリを特色としている。
- Giant Bombが入手した文書では、NEOのHDDが現行PS4と同じと記載されている。しかし、それが容量や転送速度のことであるかどうかは不明。
- すべてのPS4ゲームは、10月から現行PS4で動作する“Base Mode”と、新型機で動作する“NEO Mode”両方の搭載が必要とされる。
- NEO Modeで、少なくともHDTV上で1080p動作するゲームはハードウェアアップグレード(またメモリ配分で追加の512MB)を利用し、より安定したフレームレートとより高いビジュアル忠実度を得られる。
- 4Kイメージの出力をサポートするが、ゲーム自体は4Kネイティブである必要はない。
- 比較
□現行PS4
・CPU: 8 Jaguar Cores at 1.6 GHz
・GPU: AMD GCN, 18 CUs at 800 MHz
・メモリ: 8 GB GDDR5, 176 GB/s
□NEO
・CPU: 8 Jaguar Cores at 2.1 GHz
・GPU: Improved AMD GCN, 36 CUs at 911 MHz
・メモリ: 8 GB GDDR5, 218 GB/s - 文書ではソニーはNEO Modeのゲームビルドで4K/UltraHD解像度に到達するための提案を提供しているものの、アプローチの方法はデベロッパーに自由度を与えている。
- 4Kテレビの所有者はフォーマットに合わせたNEOのアップスケールゲームを期待できるが、ソニーはフレームレートに懸念を示している。
- 文書全体でソニーは開発者に対し、NEO Modeでのゲームのフレームレートは現行のPS4と同等、あるいはそれ以上でなければならないことを強調している。
- NEOは現行のPS4に取って代わることはない。並行して存在し、同じユーザー環境を使用する。
- PS4とNEOは同じPSNストア、オンラインコミュニティ、ユーザーエクスペリエンスを提供。
- ソニーはPS4とNEOのユーザーを分離しない。そのためNEO専用のゲームは登場しない。
- 開発者にはNEOプレイヤーのみのゲームプレイオプションや特別なアンロックを搭載しないよう、ソニーは明示的に繰り返している。
- PS4とNEOの両方に同じ機能がある限り、NEOでは改良版を実行できる。例えば現行PS4では最大4人のローカルCo-opがNEOでは最大8人になるなど。ただしオンラインモードでの適用は期待してはいけない。
- 周辺機器の対応はBase ModeとNEO Modeで同等でなければならない。そのため、NEOだけのVRモードは期待できない。
- 文書ではPlayStation VRに言及していないため、PS4のアップグレードによってPlayStation VRがプロセッサーユニット無しで動作するという過去の噂は判断できない。
- NEOの改良がPS VRゲームに適用されるなら、開発者はPS VRでより多くのパフォーマンスを得られる。
- 10月以降にリリースされるゲームは現行PS4とNEOの両方をサポートするが、それはNEO自体が10月にリリースされることを意味しない。
- また9月後半にリリース予定のゲームはNEOに対応するために発売日パッチでアップグレードが必要。
- 文書ではNEO自体のリリース前にNEO対応ゲームをリリース可能であることが明示的に記載されている。
- NEO以前にリリースされたゲームは、開発者がパッチを適用することを決定した場合にのみ、アップグレードを利用できる。
かなり細かい情報も飛び出ている今回の噂。今後の続報にも多くの注目が集まりそうです。