NVIDIAはアメリカ・ラスベガスで開催中のCES2018において、ゲーミングディスプレイとしては過去最大サイズとなる65インチのG-SYNC対応ディスプレイ「BFGD」(ビッグフォーマットゲーミングディスプレイ)を発表しました。
「BFGD」は、65インチの専用パネルに遅延を低減する「G-SYNK HDRテクノロジー」と、ゲームコンソール「SHIELD」を搭載。解像度は4K、リフレッシュレートは120Hz、最大輝度は1000ニット。担当者によると液晶パネルはAU Optronics社製で、「量子ドットフィルムで色の再現性を向上しました」とのことです。
また、今回は展示会場とは別に用意されたホテルの一室で、限定されたメディアに対してハンズオンの機会が与えられました。その様子を含めてレポートします。
ホテルの部屋の中で実際に目にするBFGDは、65インチということもあって、プライベートユースでは大きさの上限といった印象です。サイズに関しては「今回は65インチのみ」とのことで、今後のサイズ展開については明かされていません。
ゲーム画面を表示した印象では、金属に光があたって反射するときの輝きや、空に浮かぶ雲の微妙な色合いなど、非常に鮮やかかつダイナミックに表現されており、少し派手に感じるほど。
担当者によると、「G-SYNKデスクトップゲーミングモデルのように、遅延がとにかく少なく反応がいいこと、ダイナミックレンジが広くとても鮮やかな表現が可能なため、ものの質感や光の反射がとてもリアルに表現できることが特徴」なのだとか。気になる日本導入については、導入の有無を含めて現時点では未定であり、パートナー企業であるAcer、ASUS、HPからデリバリーがある場合は各企業から発表されるとのことでした。
また、「BFGD」の特徴のひとつであるゲームコンソールSHIELDの内蔵について、「SHIELDは現在日本でサービスが提供されておらず、BFGDの日本導入が決定した際も、SHIELDの日本での提供があるかどうか未定」とのこと。価格についても未公表となっています。
いずれにせよ、これだけ大きなディスプレイで、低遅延かつ広いダイナミックレンジでゲームを楽しむことができる体験というのは、他に代えがたい価値があるということも感じることができました。SHIELDの日本対応がどうなるかは不明ですが、大画面のゲーミングディスプレイに価値を感じる向きは、待ってみる価値がありそうです。
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