The Academy of Interactive Arts & Sciences(AIAS)は、任天堂の特別顧問である竹田玄洋氏を第21回D.I.C.E. Awardsの“生涯功労賞(Lifetime Achievement Awards)”に選出したことを発表しました。
竹田玄洋氏は任天堂においてビデオゲームハードウェア業界の最前線に立ち、ニンテンドウ64やゲームキューブ、Wiiなどの開発に携わったことで知られています。AIASの役員でNintendo of Americaのエグゼクティブ・バイス・プレジデントでもあるDon James氏は、竹田玄洋氏について次のように述べています。
「彼は何千人ものプロデューサーやプログラマーに影響を与え、彼らがシステムに創造的なビジョンをもたらすのを助けました。常にゲーム開発者のための視点で設計しており、彼のアプローチは開発コミュニティへの素晴らしい贈り物で、それはすなわちゲーマーのためでもありました」
また、AIASの会長Meggan Scavio氏も次のように述べています。
「技術者は一生の間に1つの画期的なハードウェアを作ることができれば幸福ですが、竹田さんは何世代にもわたってハードウェアを担当しました。ハードウェアはゲームデザインの重要な要素であり、ゲーム開発の可能性に多大なる影響を与えてきました。アカデミーの理事会を代表して、竹田さんに生涯功労賞を授与すること、ビデオゲームの歴史的な側面に敬意を表することを楽しみにしています」
生涯功労賞の授与は現地時間2月22日に開催される、D.I.C.E. Awardsの発表とともに行われます。