E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】

E3の開催に合わせ、ポータブルゲーミングPCの『SMACH Z』を開発しているスペインのスタートアップメーカーSMACH Teamが、メディア向けの説明会を実施しました。

ゲーム機 ハードウェア
E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】
  • E3でポータブルゲーミングPC「SMACH Z」の試作機をチェック!気になる大きさや使い勝手は?【E3 2018】

E3の開催に合わせ、ポータブルゲーミングPCの『SMACH Z』を開発しているスペインのスタートアップメーカーSMACH Teamが、メディア向けの説明会を実施しました。

『SMACH Z』は、2016年にクラウドファンディングキャンペーンを実施して話題となった、PS Vitaスタイルの小型PCです。OSはLinuxベースで無料の独自OS「SMACH OS」か、Windows10(別途ライセンスが必要)をサポートしています。スペックは以下の通り。

  • CPU: AMD RyzenTM V1605B SoC at 2.0 GHz base 3.6 GHz boost
  • コア数 / Threads: 4/8
  • GPU: RadeonTM Vega 8 Graphics. 8 CU 1.1 GHz
  • RAM: Up to 16GB DDR4 2133 MHz. 4GB (SMACH Z) || 8GB (SMACH Z PRO)
  • ストレージ: Up to 256GB SSD. 64GB (SMACH Z) || 128GB (SMACH Z PRO)
  • ディスプレイ: 6” FULL HD (1920x1080) Capacitive touch-screen
  • バッテリー: 5 hours of gaming. (4 cells of 3200mAh each. 46WHr)
  • MicroSDカードスロット
  • USB 3.0 type C
  • USB-A
  • Micro-USB
  • Display Port video out
  • Wi-Fi connectivity 5.0 Ghz
  • Bluetooth connectivity.
  • Front-camera 5-megapixels (PRO model only)


会場となったのは、壁面に『Fallout 76』の巨大ペイントが施されていた「ホテル フィゲロア」。


会場は、E3会場からほど近いホテルの一室で、SMACH Z TeamのAntonio De La Torre氏とDaniel Fernandez氏が迎えてくれました。編集部が訪れた際は、残念ながら最終スペックのデモ機が故障中とのことで、同等のPCや開発機を使っての説明となりました。

Pro版と同等のスペックのPCで『GTA V』が動作。グラフィック設定は720pのほぼ最小設定。

このグラフィック設定で、常時30fps以上は確実に出ており、ストレスのないプレイが可能でした。720pの動作ではありましたが、6インチの画面で見るには十分な解像度ではないでしょうか。ただし、実機では熱など様々な要素も加わるため、この開発機での動作とは変わってきそうです。

続いて、本体のモックと、同スペックのPCに接続されている試作機を触らせてもらいました。大きさは、想像していたよりも大きく感じ、厚さもそこそこありました。見た目そのままに、「Steamコントローラに6インチディスプレイが付いている感じ」といえば伝わるでしょうか。全体的なボリュームとしてはWii U GamePadに近いかもしれません。

こちらは『オーバーウォッチ』が起動。このディスプレイで見る限りでは非常に綺麗で、かなりヌルヌル動作していた。

使い勝手に賛否のあるSteamコントローラ準拠のパッドになっていますが、これはテンキーやアナログスティックに自由に換装できるので、自分のやりやすいスタイルでオーダーすれば問題ないでしょう。遅延を考慮したためか、外部出力にはHDMIではなくDisplay Portを採用していました。

実際に本体に搭載予定の基盤。

拡張性については、ユーザーがマザーボードまでアクセスできるため、購入者自身がメモリやSSDを換装できるとのこと。


残念ながら実機を触ることができませんでしたが、どこでもAAAタイトルで遊べるという「SMACH Z」に大きな可能性を感じることはできました。当然、一般的なPCの使い方には向きませんが(やりようによってはいけそうですが)、GPD Win 2同様、好きなPCゲームを外へ持ち出すためのサブ機としての役割は十分に果たしてくれそうです。

「SMACH Z」は9月発売予定で価格は699ユーロから。公式サイトにて予約受付中です(英語のみ)。

《蟹江西部》

十脚目短尾下目 蟹江西部

Game*Spark編集部。ゾンビゲームと蟹が好物です。以前は鉄騎コントローラー2台が部屋を圧迫していましたが、今は自分のボディが部屋を圧迫しています。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム機 アクセスランキング

  1. N64互換機「Analogue 3D」2025年11月18日出荷開始へ―2024年10月の予約受付より1年余りを経て

    N64互換機「Analogue 3D」2025年11月18日出荷開始へ―2024年10月の予約受付より1年余りを経て

  2. 新たなレトロゲーム互換機「FCツイン+MD」発表!FC/SFC/MDに対応し、8月28日発売

    新たなレトロゲーム互換機「FCツイン+MD」発表!FC/SFC/MDに対応し、8月28日発売

  3. 圧倒的な没入感!180度プロジェクションスクリーンがパソコン工房 AKIBA STARTUPにて展示・販売開始

    圧倒的な没入感!180度プロジェクションスクリーンがパソコン工房 AKIBA STARTUPにて展示・販売開始

  4. プレステやサターンも動くレトロゲー互換機「POLYMEGA」第2次予約受付が開始

  5. 最近のゲームの初回起動時に待ち受ける謎の長すぎ処理時間「シェーダーコンパイル」正体とは

アクセスランキングをもっと見る

page top