干上がった海の航海ADV『FAR: Lone Sails』「特徴はゆったりとした時間と空間を与えてくれる、時間の流れ」【注目インディーミニ問答】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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干上がった海の航海ADV『FAR: Lone Sails』「特徴はゆったりとした時間と空間を与えてくれる、時間の流れ」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Okomotive開発、PC/Mac向けに5月18日リリースされた干上がった海の航海ADV『FAR: Lone Sails』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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干上がった海の航海ADV『FAR: Lone Sails』「特徴はゆったりとした時間と空間を与えてくれる、時間の流れ」【注目インディーミニ問答】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Okomotive開発、PC/Mac向けに5月18日リリースされた干上がった海の航海ADV『FAR: Lone Sails』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、船のような乗り物で砂漠となってしまった海を航海し、かつての文明の軌跡をたどります。行く先には障害物や危険な天気などが待ち受けており、プレイヤーはそれらを避けながら船を維持しなければなりません。日本語にも対応済み。

『FAR: Lone Sails』は1,520円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Okomotive:こんにちは、スイス・チューリッヒを拠点とするOkomotiveです。私たちは5人のゲームデザイナーと1人のミュージシャンで構成されており、ちょうど私たちのデビュー作『FAR: Lone Sails』がリリースされました。私たちは皆チューリッヒ芸術大学で出会い、そこで本作のアイデアが生まれました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Okomotive:すべては2015年、Don Schmockerの卒業論文から始まりました。彼はコンセプトとアートスタイルを考え出し、本作のプロトタイプを作曲家のJoel Schochと一緒に作り上げたのです。その後すぐ、パブリッシャーのMixtvisionが参加し、本作の開発が本格的にスタートしました。Donは同級生のGoran Saricに声をかけ、技術的な部分の助力を得ました。開発中にもチームは徐々に大きくなり、まずアニメーションのためにMartina Hugentoblerが参加。次にPhil Sternがレベルデザインとアート担当として参加。最後にFabio Baumgartnerがプログラマー兼サウンドデザイナーとして仲間に加わりました。

――本作の特徴を教えてください。

Okomotive:『FAR: Lone Sails』はそのユニークなシステムと雰囲気が特徴です。特殊なアートスタイル以外ですと、最も目立つのはゆったりとした時間と空間を与えてくれる、本作の「時間の流れ」でしょう。他の横スクロールゲームで、このようなものは他にあまりないのではないでしょうか。あと、本作には敵が登場しません。これも最近のゲームでは珍しいと思います。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Okomotive:Donの卒業論文は様々なものからインスピレーションを受けています。例えば、テオ・ヤンセン氏のストランドビースト(注:風で生き物のように動くプラスチック製のオブジェ)やデヴィッド・リンチ監督の映画「ストレイト・ストーリー」です。また、映画「マッドマックス」と言ったポストアポカリプスの映画からの要素も見つけることができるでしょう。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Okomotive:帆を上げ、風に行き先を委ねてください。目はしっかりと開けておいて…そうすれば、世界がわびしく厳しいときでも、小さなものの中にある美しさに気づき、希望の小さな印を見つけることができるでしょう。

――ありがとうございました。


《SEKI》
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