スクウェア・エニックスは、PS4版が2019年2月28日に、PC版が2019年3月6日に発売予定となっているサバイバルアクション『LEFT ALIVE』の最新情報を、多数のスクリーンショットと共に公開しました。
『フロントミッション』シリーズの橋本真司氏がプロデューサーを、『アーマード・コア』シリーズの鍋島俊文氏がディレクターを務め、『フロントミッション』シリーズの世界観を受け継ぐタイトルとして大きな話題となっている『LEFT ALIVE』。今回公開された情報では新登場キャラクター&ヴァンツァーの設定情報のほか、気になる詳細なゲームシステム等も明らかになっています。
◆ストーリー:戦場で孤立する若きパイロット
■ミハイル・アレクサンドロヴィチ・シュヴァーロフ(Mikhail Alexandrovich Shuvalov)
ノヴォスラヴァ市街で勃発した戦争により戦場へ駆り出された若きヴァンツァーパイロット、ミハイル。敵の圧倒的戦力を前に多くの仲間は倒れ、気づけば一人戦場に孤立していた。生き残った仲間と合流を試みる中、ノヴォスラヴァ市街でフリージャーナリストのパトリックと出会う。彼から頼み事をされるミハイル。代わりに脱出経路を教えてくれるという。信用できるわけではないが、協力して脱出経路を教えてもらう以外、生き残る道はない――。その一つの依頼が発端となり、新型ヴァンツァー盗難事件をはじめ、この戦争の背景にある深い闇に巻き込まれていく。◆新キャラクター&ヴァンツァー
■イヴァン・ニコラエヴィッチ・ザイツェフ(Ivan Nikolaevich Zajtsev)
ミハイルの前に立ちはだかる、敵軍のヴァンツァーパイロット。パイロットスーツの特徴は、北方の強国ザーフトラのそれと類似性がみられることから、ノヴォスラヴァへと侵攻したガルモーニヤ軍に対する、同国からの協力者と推測される。ノヴォスラヴァで極秘製造されているというヴァンツァーを捜索する密命を帯びており、それに関与しているブーニンという人物を追っている。■パトリック・ルメール(Patrick Lemaire)
E.C.フランス出身のフリージャーナリスト。戦いのさなかにあるにも関わらず、ミハイルに取引を持ち掛ける怪しい雰囲気の漂う男。独自の情報源からノヴォスラヴァでの戦争勃発を予期し、取材に訪れていた。戦争の背景に、新型ヴァンツァーのデータ盗難事件が存在していると睨んでおり、事件の証拠を追っている。■ゼニス HW2(Zenith HW2)
ジェイドメタル・ライマン社製のヴァンツァー。世界標準機を目指して設計されたHWシリーズの2代目となる機体で、従来よりもローラーダッシュの機構が強化されている。「欠点のないことが欠点」と言われるほど、あらゆる面で安定したパフォーマンスを発揮し、各国の正規軍をはじめ、傭兵などのベテランにも愛好者は多い。◆ゲームの基本進行
■生き残る手段を選択せよ!
プレイヤーは物資も乏しく1人きりなのに対し、敵は完全武装した軍隊だ。歩兵はもちろんのこと、ドローンや戦車、ヴァンツァーまでもが辺りを巡回している。しかし戦場を切り抜けるには幾つも方法があり、敵の状況や自分のプレイスタイルによって様々な手段が広がる。敵に戦いを挑み、倒すことは「手段のひとつ」でしかない。あるときは身を隠し、またはアイテムを駆使して敵を欺くなど、いくつもの手段を駆使しなければ、生き残ることはできないだろう。■武器による戦闘
充分な戦力と腕があれば、正面から銃撃戦を挑むことも選択のひとつになりうる。マップ内をくまなく探索すれば、いくばくかの銃弾を確保することができるかもしれない。
金属パイプやシャベルといったものも、この世界では立派な武器になり、うまく近づけば強力な攻撃を行うことができる。■敵の目から逃れ、戦闘を回避する
常に戦闘を挑むことは無謀で、かつ不可能な選択だ。発煙筒や花火といった戦いの役には立たなさそうなものでも、うまく使えば敵の誘導に利用できる。さらにほかのアイテムと組み合わせれば、より有用なアイテムを作り出すことも可能だ。
周辺の障害物に身を隠したり、敵の目をそらしたりすることで戦闘を回避するステルスアクションも解法のひとつになる。ただし、身を隠すことが必ずしも有利であるとは限らない。戦車のような強敵に近距離で見つかってしまえば、即死の可能性すらあるだろう。■アイテム、ヴァンツァーの使用
全ての敵をかわして進むのは不可能に近く、戦闘が避けられない事態も発生するが、追い詰められた状況にある主人公たちは、満足に銃弾を手にいれることはできない。マップ中に点在する素材を利用し、様々なアイテムを“クラフト”することで、よりリスクを抑えて敵を撃退する方法を考える必要があるだろう。また運よく敵のヴァンツァーを奪うことができれば、一気に形成を逆転することもできる。■迂回ルートの発見
目的地に至るルートは、必ずしもひとつだけではない。敵が多く突破が困難そうな場合、周辺を探索することで他の道が見つかる場合もある。
目的地への最短ルート上には、敵が拠点を構築し始めていた。このまま近づくのは危険すぎるが、何か手立てがあるだろうか。
周辺を探索した結果、配備が手薄な場所を見つけた。目的地からは遠回りになってしまうが、こっちに向かうべきだろうか。
敵のヴァンツァーが配備されている。このルートを進むのは絶望的だ。戻るしかないのだろうか。
最短ルートを目指すのか、遠回りでも安全そうな道を探すのかはプレイヤーの自由。ただし、周囲を探索して移動すること自体が敵に発見されるリスクにもつながるのだが……。◆エネミー
■歩兵
この時代の兵士は強化外骨格装備を備えており、生身の人間をはるかに凌駕する耐久力を備えている。それでも1対1なら倒せる可能性はあるが、周囲の仲間を呼ばれれば、あっという間に絶対絶命の状況に陥るだろう。集団に対して無策のまま挑むのは、大きな危険を伴ううえ、たとえ撃退したとしても、相応の物資を失うだろう。■バトルドローン
前方を索敵しながら空中を移動し、周辺を監視する無人兵器。プレイヤーを感知すると地上に降り攻撃する。兵士よりも脆く、単体では比較的脅威になりにくいが、周辺の敵に存在を知らせる能力を持っており、撃ち漏らすと瞬く間に敵に取り囲まれてしまうだろう。■戦車
戦車は歩兵とともに索敵、または見張りのような役割で要所に配備されている。プレイヤーにとっては脅威以外の何物でもなく、発見されれば高い確率で死に瀕することになるだろう。基本的に接近を避けるべき相手だが、倒すことが避けられない場合は何らかの手段を見出さなければならない。◆マップ情報
主人公をサポートするAI「コーシカ」によって、次に行うべき目標や目的地は、随時マップ上に表示される。マップには目的地以外にも、進むべきルートの決定に役立つ多くの情報が表示されている。目的地までのルートは決して一つではない。敵の目をうまくかいくぐり最短ルートで向かうのか、比較的安全な迂回ルートを探すのか、探索を繰り返し、少しでも多くの素材を集めて進むのか、全てプレイヤーの選択次第。敵が多数存在するフィールドで、あらゆる情報や様々な物を利用して目的地への活路を開くことが本作の醍醐味だ。■表示内容
●目的地
コーシカにより示される目的地。基本的にはここを目指して進むことになる。
●エリアの警戒度
敵の戦力に関するおおまかな情報はマップ上に表示される「警戒度」で把握することができる。警戒度が高い場所には敵兵が多く配置されたり、強力な敵が出現するため、速やかに他の場所に移動したほうが無難だろう。また戦闘や爆発などの騒ぎを起こすと、その地点の警戒度が上昇するが、その周辺のエリアは逆に警戒度が低下する。プレイヤーの立ち回り次第では、安全なルートを自ら作り出すこともできる。
- 【ALERT】赤い円で表示されたエリア。敵軍が重点的に警戒している場所で、プレイヤーにとっては非常に危険なエリア。
- 【CAUTION】オレンジの円で表示されたエリア。ALERT程ではないが、やや危険な場所を示す。
- 【SAFE】青い円で表示されたエリア。敵が少なく、比較的危険が少ない場所を示す。
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