今から始めてもシーズン1に間に合う!『Dota Auto Chess』初心者向けガイド【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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今から始めてもシーズン1に間に合う!『Dota Auto Chess』初心者向けガイド【特集】

皆さんはもう『Dota Auto Chess』を遊んでいますか?『Dota Auto Chess』は、今年の1月にリリースされるやいなや世界中で爆発的な人気を獲得し、今もブームの只中にあります。

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今から始めてもシーズン1に間に合う!『Dota Auto Chess』初心者向けガイド【特集】
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皆さんはもう『Dota Auto Chess』を遊んでいますか?『Dota Auto Chess』は、今年の1月に『Dota 2』のカスタムゲームとしてリリースされるやいなや世界中で爆発的な人気を獲得し、今もブームの只中にあります。最近日本語化されたことによって国内でも既に人気沸騰中で、大会が行われるなど日本人コミュニティの活動も盛んです。恥ずかしながら筆者・文章書く彦も、日本語化されてからプレイを開始し、今や泥のようにハマってしまって、毎日毎日時間を溶かしまくっています。

そして、5月からは「シーズン1」が開始されることも発表された『Dota Auto Chess』。まだまだ「敷居が高い」と感じてプレイできてない初心者の皆さんために、今回は「今からでもシーズン1に間に合う、『Dota Auto Chess』初心者向けガイド」をお届けします。大丈夫です!私もついこないだまで全くの初心者でしたけど、今はなんとかなってますから!

『Dota Auto Chess』とはどんなゲームか



『Dota Auto Chess』は『Dota 2』のカスタムゲームの一つです。Steam Workshopでサブスクライブすることが出来ます。『Dota 2』と同じくプレイは完全に無料で、課金要素はスキンだけです。『Dota 2』のヒーロー(操作キャラ)が駒として登場するということ以外はゲームプレイ的な共通点はほぼなく、『Dota 2』を完全に知らないというプレイヤーでも大丈夫です。

ゲーム自体はターン制で進行する8人対戦のボードゲームです。「チェス盤を用いる」ということ以外、チェスとほとんど関係がなく、日本人ユーザーにはよく「麻雀」に例えられています。毎ターンラインナップが変わるショップから駒を購入し、自陣に配置すると、駒が勝手に戦ってくれます。それを眺めていると勝手にゲームが進んでいくのです。

もちろん漫然と駒を集めていても勝てません。特定の駒の組み合わせが強い力を発揮する(シナジー)ことがあるので、それを狙って揃えていくことになります。ランダムに配布される駒から手役を作っていくという感覚が、おそらく「麻雀」に例えられる所以なのでしょう。TCGの「ブースタードラフト」にも似ていますし「ローグライク」的なプレイ感覚がある、とも(若干ですが)感じます。

駒を購入したり配置したりするフェーズと戦闘を行うフェーズが交互に行われ、その一回のまとまりを「1ラウンド」といいます。ラウンドごとに短期的な勝ち負けが決定し、負けるとプレイヤーの体力が減ります。この体力が0になったときが敗北です。逆に言えば、8人のプレイヤーの中で最後に残った一人が勝利者です。大きく運要素が絡むので「毎回1位を取る」というようなことはなかなか難しく、むしろ「出来る限り下位にならないように立ち回る」ことがキモのゲームでしょう(このあたりも「麻雀」っぽいですね)。次の段落からはもう少しだけ具体的なゲームプレイの話をしていきましょう。

初心者が最初にすべきこと



『Dota Auto Chess』は『Dota2 』のカスタムゲームです。そのため操作性を『Dota 2』から踏襲しており、駒の動かし方が直感的とは言いづらいです。また、各ラウンドにはあまり長くない時間制限があり、操作量の増える後半などはおっつかなくなることもままあります。なので最初から対人戦に行くより、まずは「カスタムロビーを作成」からカスタムゲームを作り、そこで操作の確認を行うことをオススメします。いきなり対人でもそんなに大きな問題はないのですが、カスタムゲームちょっとだけ触って「大丈夫だな」と思ったらすぐにやめちゃえばいいですし、大した手間でもないので!


「CLOUD PLAYER DIFFICULTY」というのはCPUの強さのことです。どれを選んでも結局はいつか負ける(一人でカスタムゲームをやると勝利できる相手が存在しないのです)のでどれでもよいですが、心の余裕のためにEASYを選択するのがオススメです。


これがゲーム画面です。開始したら左上の「初心者向けチュートリアル」というのをクリックして確認してみましょう。


すると(非常に大雑把ですが)説明を見ることが出来ます。


また、設定のホットキーからアビリティのところの「ENABLE QUICKCAST」にチェックを入れておくと操作量がちょっと減るので、早いうちにそれで慣れておくのがオススメです。これで下準備は出来ましたので、カスタムゲームを通じてプレイの大まかな流れを見ていきましょう。また『Dota 2』をプレイしたことがあって、ミニマップを右側に表示するオプションにチェックを入れていた方は、そのチェックをオフにしておきましょう。

3.おおまかなプレイの流れ



先程も出てきましたが、これがゲーム画面です。ひとまずは真ん中のショップ領域から一つ駒を選んで購入しましょう。「最初に買うべき駒」「序盤強い駒」なんてのももちろんありますが、そういうのは追々覚えていけばいいです。練習なので。


私はこのとき「不死の射手」を購入しました。購入したらQボタンを用いて、下の倉庫領域から上の盤面に駒を配置するのを忘れないようにしましょう。スペースキーでショップ領域を閉じたり開いたりできますから、購入したらショップを閉じておくと配置しやすいです。盤面の下四段であればどこにでも自由に駒が配置できます。

配置にもいろいろロジックが存在しますが、いったん無心で置いて行きましょう。プレイヤーにはレベルが存在し、レベルの数は置ける駒の総数に対応しています。最初の時点ではレベル1なので場に置ける駒の数は1つです。どのみち1ゴールドしかないので1つしか買えませんが「そういうことなんだ」という理解をしておくと後々楽です。


駒を配置し、時間が経過するとラウンド1の戦闘が開始します。操作時間は結構短いので慣れないうちはかなり急かされます。怖ければ操作に慣れるまでカスタムに籠もってもいいかもしれませんが、あんまり気にせずカスタムは確認だけにしてあとは対人で慣れていってもまったく問題ないと思います。『Dota Auto Chess』は個人戦のバトロワなので、どんなに下手でも「他人に迷惑をかける」ことがありませんし初心者のうちは負けてもともとですから。


時間は進んでラウンド3です。ここまでは1ラウンドごとにレベルが1上がるので3体の駒が置けるようになっていますね。ここでは画面の下部に注目してみましょう。なにやらいろいろ書いてありますね。


丸い形で表示されているのが「シナジー」です。すべての駒は「種族」と「クラス」を持ち、同じ「種族」や同じ「クラス」で揃えるとバラバラに揃えるより強力になります(例外もあります)。赤い丸で表示されてるのが「種族シナジー」、緑色の丸で表示されているのが「クラスシナジー」です。

私の盤面には「ティンバーソー」と「クロックワーク」という二体のメカがいるので、メカのシナジーのところには「2」と数字が書いてあります。シナジーの部分をマウスオーバーするとシナジーによる発動効果を見ることができ、また、シナジーに必要な駒の数もわかります。メカは2体揃えることでHPを毎秒回復する「自己修復」という効果が発動します。そして4体揃えるとその効果がより強力になるということもわかります。

注意点として、同じ駒を2体配置してもシナジーは発動しません。メカ(2)を発動させるためには違う種類のメカが2体必要になります。また、倉庫に置かれた駒はシナジーとは関係ありません。あくまで盤面にメカが2体いるときのみ、メカ(2)のシナジー効果が発動します。

「シナジー」は麻雀やポーカーでいう「手役」に相当するものなので、基本的にはシナジーを揃えていくことを目指しましょう。シナジーなんか考えずに強い駒を集めたほうが良い局面もあるのですが、ここでは原則論として、ゲーム全体がそういう仕組みである、という風に理解をしていただければ幸いです。


シナジーを効率よく発動させるためには駒全体を把握する必要があります。駒の一覧を見たいときは左上の駒一覧というアイコンをクリックしましょう。名前の色はレアリティで、白、青、紫、オレンジの順に購入価格が高くなっていき、ショップに並びづらくなっていきます。最初は途方に暮れるでしょうが、やっていけば案外すぐに覚えます。紫やオレンジ色の駒はほんとうになかなかショップに並ばないので、そのシナジーを当て込むのは危険、ということだけ頭の何処かに置いておけばよいです。


ラウンド4からは、クリープ(ザコ敵みたいなものです)ではなく敵プレイヤーのパーティのコピーと戦うことになります。あまり意識しなくていいですが、敵プレイヤーそのものではなく、あくまで「敵プレイヤーのコピーと戦っている」ということを覚えておきましょう。

この時点での短期的な勝敗なんかは運も絡んでくるので、初心者のうちは負けてもあんまり気にしないでいいです。カスタムゲームで練習している場合は「クラウドプレイヤー」という世界中のランダムなプレイヤーのコピーと戦うことになります。


ラウンド5時点でプレイヤーのレベルは4になっています。ここで「経験値を購入する」を押してみましょう。レベルはラウンドの経過でも上がりますが、ゴールドを払って経験値を購入することで上昇を早めることができます。この時点であまり意識して覚える必要はありませんが、ラウンド5時点で経験値を購入するというのはこのゲームの定番の戦術です。

レベル3がレベル4になったタイミングで経験値を購入して一気にレベルが5になるので、それまで3体しか場に配置できなかった駒が、一気に5体配置できるようになるからです。他のプレイヤーよりレベルが高ければ置ける駒の数が多いので単純に有利になります。


さて、ラウンド6です。ショップに「ティンバーソー」が並んだので購入します。3体のティンバーソーを場に並べると……。


三体の「ティンバーソー」が合体し、ティンバーソー★2になりました! 駒は(基本的には)3つ集めて場に出すことによって★2になり強力になります。★2の駒が1つあるということは★1が2つあることよりも強力で、しかも配置枠を圧迫しないので、★2をうまく作るのが『Dota Auto Chess』序盤の極めて重要な戦術になります。

特に序盤においては★2を沢山作ることのほうがシナジーを考慮することよりも大切なぐらいです。★2を三体集めると★3を作れるのですが、都合9個も同じ駒が必要になるので、なかなか揃うものではありません。が、運良く中盤などで揃えることができればかなり強力でしょう。

同じ駒を3つ集めるのはなかなか大変です。ショップに並ぶ駒はランダムですし、駒には総量(まだあんまり考えなくていいです)もあります。ここでいよいよ『Dota Auto Chess』を象徴するシステム「ショップリストの更新」を説明していきます。


ショップの左上にある「ショップリストを更新する」というボタンをクリック、あるいはDキーを押すことで2ゴールド消費してショップリストを更新……つまり、ショップの品揃えを変えることができます。この機能は日本人プレイヤーたちの間では通称「ガチャ」と呼ばれています。

ゴールドさえ払えば、ガチャは1ラウンドに何回でも(時間制限はありますが)引くことができます。目当ての駒が出るまで何度でもショップリストを回せるのです。何回もガチャを回し、それでも引き当てることができなかったら……それは「爆死」と言って差し支えないでしょう。


駒を買うための資本になり、ガチャを回すための実弾になり、レベルを上げることもできる「ゴールド」はこのゲームで最も重要なものです。死の直前でないかぎりは、ライフよりも重要と言い切ってしまってよいでしょう。

ゴールドを効率よく入手するために特に考慮すべきなのは「利子収入」です。10ゴールド持った状態でラウンドを終了すると、通常時よりも利子として1ゴールド多く入手することができます。この効果は50ゴールドまで累積し、50ゴールド持っている人と2ゴールドしかもっていない人ではラウンドごとの入手ゴールドに5ゴールドもの差ができます。5ゴールドあれば経験値を購入できますし、ガチャは2回回せます。「連勝ボーナス」や「連敗ボーナス」というものもあり、常時把握するのは難しいので時々右上の「ゴールド」にマウスオーバーして収入の内訳を確認するとよいでしょう。


強い駒を揃えて強いシナジーを完成させたり、★2や★3を効率よく完成させるためにはガチャは(天文学的にツイてない限りは)必要不可欠です。しかしちょっと負けてるからといってガチャを引きすぎると、利子収入の兼ね合い上総合的な入手ゴールドで損をします。ガチャは必要不可欠なのですが、あまり引きまくっていると勝てないのです。

逆に50ゴールドあり、充分に利子収入があったとしても負けてしまっては意味がありません。貯金を崩してレベルを上げにいったり、ガチャを回しまくって強い駒を引きにいかなければならないときが必ずやってきます。最初はまったくわからないでしょうが、何回もプレイしていくうちにそのタイミングが掴めてくるでしょう。その時、あなたも初心者脱出と言えるのかもしれません。このあたりの兼ね合い、駆け引き、読みあい、ギャンブル要素が『Dota Auto Chess』の面白いところなのです。

最後に



大丈夫です。ここまで学んだ皆さんでしたら、もう私とそれほど知識の差はないでしょう。私は時々ですが勝ててはいるので、皆さんも潜在的に勝てる状態にあるということです。「陣形」や「アイテム」、「強いシナジー」「強い駒」など今回説明していない覚えるべきことはまだまだ沢山あります。「敵の盤面を見る」のも大切かもしれません。

攻略サイトを読んだり、コミュニティに参加し上級者の意見を聴いたり、うまい配信者の動画を観たりして「座学」をするのも大切です。ひっつつずつ学んでいけば、最低レートである「ポーン」を脱出し「ナイト」となるのはすぐでしょう。といっても「ナイト」で安定させるのがまずは難しく、私もまだまだ「ポーン」と「ナイト」を行ったり来たり、という感じなのですが……でもきっと大丈夫。『Dota Auto Chess』はまだ始まったばかりで、『シーズン1』はこれからなのです。
《文章書く彦》
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