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女子高生ホラーよきのきどっちマジ卍『DreadOut 2』―グッピーなら死んでる【爆速プレイレポ】

インドネシア産女子高生ホラーゲーム続編爆速プレイレポ!

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年2月22日にDigital Happinessより発売されたPC(Steam)向け三人称ホラーゲーム『DreadOut 2』について生の内容をお届けしたいと思います。



『DreadOut 2』とは


本作は女子高生が主人公の三人称視点ベースで進むホラーゲーム『DreadOut』の続編。『零』の影響を強く受けている作品でスマホのカメラを通してあやかしの類いが見えて除霊もするという設定を折り込んであります。そのほかメニューもスマホ風のUIを採用しています。画面はバッキバキのクモの巣状態ではなく、綺麗な状態で使えるのでプレイも安心です。メインゲームプレイはスマホのみならず途中から近接武器も使ってあやかしの類いをボコボコにしてストーリーを進める流れとなっています。なお筆者環境はPC(Steam)、前作は日本語に対応済みですが今作は本稿執筆時点でまだ日本語対応されていないため英語版でのプレイとなっております。

また、デベロッパーはインドネシアにあり、最近『コーヒートーク』を世に送り出した国でもありますし、なんなら先日別の爆速プレイレポで筆者が扱った『Ciel Fledge: A Daughter Raising Simulator』もインドネシア……インドネシアの今ってやばたにえんといった感じでいってみます。

いま一瞬、そして本稿のタイトルでもあなたの視界に入った謎のJK語ですが、この記事の注意書きを記します。「女子高生ホラーゲーム」なのであればと思い筆者のプレイ環境はPC版のみならず「16歳の娘さんがいる友人親子にストリーミングを通じてプレイを見てもらいつつ通話しながら遊んだ」といった感じです。その結果が当該原稿のボキャブラリに反映されています。そのほかにも「TikTok」を2時間視聴し続けてみたのですが8割「鬼滅の刃」のネタが流れてくるばかりで女子高生ワードはあまり拾えなくてぴえんといったところでいってみましょう。

『DreadOut 2』の実内容に迫る!


スマホを手にした女子高生は無敵でしょう!

プレイを開始すると「ある古い習わしに写真は人の魂を抜き取るというものがある、そしてそれは精神的な世界を蔑ろにすることでもある」といった内容のインスタに抗うような英文が表示されます。そして場面が転換すると主人公リンダの名前を呼び叫ぶ声が……リンダは教室のロッカーに隠れています。しばらくすると自由に移動できるようになりカバンとスマホを入手しますが、説明文には「リンダの超自然的な力を発揮させ秘密を見つけ出しゴーストを消滅させる、なおバッテリーがめっちゃ保つ」とあります。その瞬間突然猫の鳴き声がするではないですか。がぜんあげみざわ

かわゆ!ヤバタクスゼイアン!

序盤のゲームプレイは白い猫が誘導してくれるのでプレイしやすいです。そのうえでギョッとするようなホラー演出、たとえば振り返ったら窓の向こうに白い人型のナニカがいてスマホを向けると消えている、一安心と思って外へ出るとどうしよ平八郎の乱……みたいなことが起こりなかなかスリリングです。じめっとした恐怖の演出が巧みな印象を受けました。


学校内を探索していると怯えている男友達が木陰に隠れていて話しかけると「ごめんリンダ……ぶっ壊れてる“彼女”のせいでこっから出られない、アンドレが鍵を持っているからあいつんとこいってくれ、知らんけど……」というので教室をしらみつぶしにしたところロッカーに隠れているアンドレを発見!


「リンダ? まじまんじ! オーマイ神! 白い影が追っかけてきて怖くてこっから出らんないからなんとかして……」というので除霊パートが始まります。ここからちょっとした超展開です。猫がニャーコロ鳴いている方向へ向かうと白いタイツのナニカがいます。


すかさずスマホで撮影除霊を試みると白いナニカが「待って! ギブギブ! ガン萎えマジやめて! なんか黒いヴァイブスが沸いてきてついついやっちゃったんだよね、ごめんね人間……へんふよ(返信不要)」というまさかの対話で一件落着、アンドレに事の次第を告げると鍵ゲットです。あざ!


そして外へ向かう通路に出るとあやかしに憑かれた友達が斧を持って錯乱しているので撮りまくって除霊。スマホアプリ「ゴーストペディア」には激写したゴーストが図録となっているのですが、友達に憑いたゴーストは「人間の悪い心をエネルギーとしているモノ」だそうで憑かれた人間は記憶をなくすそう。最初のボス霊(?)は恐怖心を煽るというより、スマホ内蔵カメラ越しの一人称視点でエイムしてショットして除霊する格好なのでシューターのフィーリングに近いです。

まさかのチル(のんびり)パート



そして一夜が明けると(筆者としては)予想外の日中パートが始まります。音楽は『トロピコ』シリーズのようなノリのものが流れていてまったく想定していなかったチルが味わえます。そのうえリンダの友達が「彼ピに買ってもらった靴なくしたんだけど探してくんない?」というので了解道中膝栗毛、インドネシアの町並みを散策するというシーケンスに。路地裏など人気はないもののちょっと危なげな雰囲気の場所も歩くことになります。ここの辺りで筆者友人の娘さんに「インドネシアでもタピってるのかな?」と中年が媚びた感じで聞いたところ「しらんし」と一笑に付されましたことを記しておきます。

その後は登校パートなど日常を挟み進行していくことになります。本作ではこの日常パートがホラーパートとほどよい相互作用を持っており、カラッとした日常の明るさとジメッとしたホラーの調和が独特の体験を生み出しているように思います。しかし惜しむらくは「爆速条例」と筆者の体力。時間の制約上深いところまでプレイできておらずまことに申し訳ありません、近いうちにリベンジ(?)を果たせたらと思います!

学校の描写から『トワイライトシンドローム』のような趣さえあります。


『DreadOut 2』爆速まとめ


本作のゲームデザインは三人称視点ベースでありながら、除霊というバトルシーケンスでは一人称になるというデザインで、ホラーゲームの緊張感を巧みにコントロールしているように感じました。街の散策パートではガイドが心もとなく人によっては迷子になるかもしれませんが、異国情緒バッチリで新鮮な体験になるはずです。

本稿執筆時点ではSteamレビューの傾向が賛否両論となっていますが、今作で導入された近接武器での戦闘も手伝ってか「純粋に恐怖感を味わいたい」という気持ちで臨むと肩透かしを食うのかもしれません。しかしエキゾチックな世界観に浸りたいという欲求には充分に応えてくれる作品です。

なお、筆者友人の娘さんですがあまり口をきいてくれなかったためほぼ独自取材のボキャブラリとなっていることをお許しくださいませ。4歳の頃一緒に公園でお砂場遊びしたのに!Game*Sparkの好きピこと読者のみなさま最後まで読んでくださりあざまる水産よいちょまる!

タイトル:DreadOut 2
対応機種:Windows/Linux(Steam
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年2月22日
記事執筆時の著者プレイ時間:5時間
価格:2050円

《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

FPSとADVを偏愛しつつネトゲにも造詣のあるフリーライター SHINJI-coo-K(池田伸次)

「Game*Spark」誌に寄稿しつつも「IGN JAPAN」誌と「GAMERS ZONE」誌にも寄稿。「インサイド」誌にも寄稿歴あり。今はなき「Alienware Zone」誌や「週刊Steam」誌にも寄稿していたフリーライター。 そしてヒップホップビートメイカー業も営む音楽家兼ゲームライターの兼業家。通称シンジ。

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