米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】

事故で行方不明になっていた新型グラボ「生きたグラフィックボード」の続報です。

ニュース 最新ニュース
米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】
  • 米開発、自ら増殖する「生きたグラフィックボード」が海に流出―厳しい自然界に曝され、性能が大幅向上【UPDATE】

2020年2月に事故で行方不明になっていたオクラホマ通信大学の生物素材研究チームが開発中の新型グラフィックボード「生きたグラフィックボード」ですが、中国をはじめとした世界各国に流れ着いていたことが海外メディアの報道によって明らかになりました。

本製品は、特殊な人工砂とシアノバクテリアで構成された有機グラフィックボードです。

人工砂は、加工の仕方で電流の強弱が変化する特殊な性質を持っており、そこに遺伝子操作を施したシアノバクテリアの生体鉱物形成作用が働くことによって、複雑な構造のグラフィックボードがまるで貝殻のように作られていきます。

シアノバクテリアがグラフィックボードを作っている様子。

開発初期段階では、グラフィックボードとしての性能は劣悪でゲームを動かすことは困難でした。しかし、キズやヒビを治癒していく自己修復能力、従来製品の5倍以上の寿命、そして特定の条件が揃うと繁殖していく驚異的な機能が、lGN Jaqanをはじめとしたゲームメディアで大きく取り上げられていました。

Game*Sparkが当時掲載した記事には、「“昔ってグラボ買ってたんですか?”って時代がくるんだろうな」「勝手に増えたグラボって保健所で処分してくれるの?」「今グラボを買うのは時期が悪い」などのコメントが寄せられています。

マーカス・T・ヨシダ博士

さらに、2019年11月に行われたプレスカンファレンスでは、研究のチームリーダーであるマーカス・T・ヨシダ博士が「今では初代『DO0M』が動作できるようになりましたが、来年の春には『スカイソム』を最高環境で動作できるようにします。3年後には商品化して、ゲーム業界に革新をもたらします」と世界中のゲーマーの期待感を煽っていました。

画像はジンベエザメ

しかし、2020年2月、研究チームが海で本製品の養殖実験をしていたところ、突如ジンベエザメが乱入。本製品を囲っていた養殖網を食いちぎってしまいます。

ジンベエザメが存在する海域で散り散りになったグラフィックボードを回収するのは困難で、さらに当時は天候が不安定なこともあり、回収できたのは全体の3分の1である451体。他は行方不明になってしまいます。一部はジンベエザメの胃袋の中にも入ったそうです。


そして2020年3月29日、上海のビーチでグラフィックボードらしき物体が多数漂着しているというニュースが流れてきました。現地メディアによるとその数はおよそ5万体。報道をきいたマーカス博士が中国に駆けつけ調べたところ、流出した「生きたグラフィックボード」であると判明しました。

しかし、時既に遅し。漂着したグラフィックボードのほとんどは現地の人々によって回収され、PCに組み込まれインターネット通販サイトで販売されてしまいます。マーカス博士は、「あんな試作品じゃゲームなんてろくに動作しないだろう」とたかをくくりましたが、そのPCは、なんと『コール オフ デューディ ウオーゾーン』をはじめとした最新ゲームが快適に動作できたそうです。

これについてマーカス博士は「不運な事故によって海に放流されてから、わずか1ヶ月の期間、私のグラフィックボードは野生化し、厳しい自然界の中で生き残るために自らを進化させていったのか。いや、それともジンベエザメの胃の中で突然変異を起こしたのか……まったくの専門外なので本当にわからない。とりあえず専門家を探し調査を依頼しようと思う」と困惑した顔でコメントしています。

なお、ベトナムやマレーシア、シンガポールでもグラフィックボードらしきものが流れ着いており、中国同様に現地居住者に回収されPCに組み込まれています。海に行けば気軽に手が入るため、アジアを中心にグラフィックボードの相場は下がり続けているのが現状です。

また、現在では、「生きたグラフィックボード」は大半のPCゲームが最高環境で動作できる性能を有していることもあり、養殖ビジネスを始めた業者も少なくありません。しかし、自然界の厳しさに曝さないと性能が向上しないことがわかり、苦心しているようです。

社会学者のフィル・ミケルソン氏

独自に進化して驚異的な繁殖力を有する「生きたグラフィックボード」について、社会学者のフィル・ミケルソン氏は、「今回の件はグラフィックボードの相場が急落しただけではなく、世界各地の生態系を破壊し得る新たな環境問題として人類を悩ませることになった。今後は科学技術の進歩に、人類全員が警戒し、監視しなければならない」と警鐘を鳴らしています。

専門家によると、この「生きたグラフィックボード」はすでに500万体存在すると言われており、来月には日本列島にも流れ着く予定です。

※UPDATE(2020/04/02 01:23):本記事は4月1日のエイプリルフールに用意した創作ニュースです。お知らせが遅れてしまい申し訳ありませんでした。昨年の昨年の“グラボの熱で新種生物”に続く、真ゲマ企画第2弾ということで、あわせてお楽しみください。
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円

    大幅値上げ直前、お得に買えるラストチャンス!人気ゾンビサバイバル『7 Days to Die』正式リリース前最後のセールが開催―値上げ後約5~6,000円近くが今ならたった595円

  2. 『パワプロ2024』二刀流・大谷選手が恐ろしいほど強い…!シリーズ最強クラスのパワー、話題の決め球“スイーパー”を搭載

    『パワプロ2024』二刀流・大谷選手が恐ろしいほど強い…!シリーズ最強クラスのパワー、話題の決め球“スイーパー”を搭載

  3. 再編続くEmbracer Groupが3社に分社化へ―CEOは「最低でも2041年までの経営」を強調

    再編続くEmbracer Groupが3社に分社化へ―CEOは「最低でも2041年までの経営」を強調

  4. 『女神転生』シリーズで知られるゲームクリエイター金子一馬氏コロプラで新規オリジナルIP制作中―転職エージェントからの紹介で入社

  5. 「PS5 PRO」内部資料は本物だった?リーク動画がソニーの著作権申し立てで削除

  6. 最大85%OFF! ダンジョンRPGに国取りSLG、カンフーACTをGWに楽しもう【eショップ・PS Storeのお勧めセール】

  7. 『メタファー:リファンタジオ』発売日が2024年10月11日に決定! アトラスの大型新作RPGが約半年後に降臨

  8. 『モンハンライズ』が990円、『スプラ3』も30%オフの「ニンテンドースイッチ GWセール」開幕!期間は5月6日まで

  9. ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる

  10. 『幻想水滸伝』の村山吉隆氏急逝―発売間近の新作RPG『百英雄伝』開発が最終段階の中…

アクセスランキングをもっと見る

page top