『ボーダーランズ3』待望のストーリーDLC第2弾「愛と銃と触手をぶっ放せ!ウェインライトとハマーロックの結婚式」が3月27日に配信されました。 それに伴ってレベルキャップが57まで引き上げられ、いろんな意味でバリエーションもボリュームも大幅に増加しました。ということで本稿では、Steamでの配信も開始され、ますます盛り上がっていくであろう『ボーダーランズ3』の最新DLCプレイレポートをお届けしていきます!
タイトルにもある通り、今回のテーマはハマーロックとウェインライトの結婚式。メインストーリー中でかなり印象的に描かれたカップルの晴れ舞台ということで、プレイヤーの感慨も(きっと)ひとしおです。物語は、辺境の惑星「ザイロウルゴス」で開かれるという二人の結婚式にプレイヤーが招待されたところから開始します。
二人が滞在する「ロッジ」に向かう途中、プレイヤーはウェディングプランナーを名乗る女性「ゲイジ」と出会います。シリーズファンならピンとくるでしょうが、このゲイジは『ボーダーランズ2』のプレイヤーキャラクターのうちのひとり。DLC第1弾でのティモシーに引き続き、ファン泣かせの嬉しい起用になっています。
ゲイジは『ボダラン2』ではDLCの追加キャラクター。予約特典でもあったため、多くのプレイヤーが使用していた人気キャラでした。グラフィックス性能の向上や作中での時間経過によって容姿は大幅に変化していますが、ファッションや髪型などにその面影を感じられます。もちろん彼女の相棒である「デストラップ」も登場しますよ! 余談ですが、スクリーンショットを比較するために久々に『ボーダーランズ2』を起動したので、改めてグラフィックの進歩に驚かされました。
「ロッジ」に向かう中、巨大な触手がそこかしこに生えていることを発見する主人公一行。ようやく到着したロッジもなにやら雰囲気がおかしい感じです。ロッジの支配人「マンキュバス・ブラッドトゥース」もなにやらものすごく不気味。常人ならこの時点でかなりの不安を感じるでしょうし、なんだったら精神的に追い詰められると思うのですが、そこは歴戦のヴォルトハンター一行なので、能天気に結婚式の準備を進めていきます。
なんだかんだあって、プレイヤーはウェインライトに会うために「カースヘイヴン」という街に訪れます。直訳すれば「呪い天国」というだけあって、住民たちは全員なんらかの呪いにかけられています。「呪いってなんだ?」「誰にかけられた呪いなんだ?」と思う読者もおられるでしょうが、そこは特に説明されず、ヴォルトハンターも疑問に感じる素振りがないので一旦スルーしましょう。呪いにかけられた住民たちとの会話はかなり支離滅裂で、個人的には(古いゲームネタで恐縮ですが)『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』の「らりるれろ」のくだりを思い出しました。
怪しい住民たち、触手、呪いときたら、思いつくものはあとひとつだけ。そう、「カルト教団」です。ヴォルトハンター一行が(どうせそんなこったろうと思っていましたが)辿り着いた街の奥では、怪しいカルト教団が謎の儀式を行い、生け贄を捧げていたのです! ちなみにこのミッション名は「カースヘイヴンを覆う影」。本DLCでは、クトゥルフ神話っぽいモチーフが大々的にフィーチャーされているのです! カンのいい皆さんであればDLCのタイトルやアートワークを見ただけで、察しがついていたことでしょう。とは言えあくまで「クトゥルフ神話風」なので、ホラーゲームが苦手な人であっても身構えないで!
謎の儀式に巻き込まれたウェインライト。この後、事態は(当たり前ですが)どんどん大変なことになっていってしまいます。どうなるヴォルトハンター!? そして二人は無事に結婚式を挙げられるのか!? ここから先はプレイヤーのみなさんの手で体験してみてください。レベルキャップが57まで上げられましたし、プレイを渋ってたらもったいないぐらいに物語が面白いのも本DLCの特徴ですよ!
それに、本DLCはとにかく美術面がかっこいいのです。なぜかギョロギョロ動く目玉のついた弾薬箱、喋りだす魚の剥製、謎の肉塊や触手など、ニコニコ笑いながらSAN値を上げられる小物を至るところで見られ、歩いているだけでもかなり楽しい仕上がり。それでも全体のトーンは『ボダラン』らしさ満点なので、安心して見て回ることができるところもミソです。外出もしにくい昨今ですから、気晴らしのつもりで「ザイロウルゴス」を観光してみてはいかがでしょう!
『ボーダーランズ3』DLC「銃と愛と触手をぶっ放せ! ウェインライトとハマーロックの結婚式」は「超デラックス・エディション」「シーズンパス」に収録されており、PC(Epic Gamesストア/Steam)/Xbox One/PS4/Stadia向けに配信中。今後のDLCやアップデートに関してはロードマップをご覧ください。
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