『Gears of War』スピンオフ作品『Gears Tactics』事前プレイで味わった魅惑の“バイオレンス・ストラテジー” | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Gears of War』スピンオフ作品『Gears Tactics』事前プレイで味わった魅惑の“バイオレンス・ストラテジー”

血みどろでハイテンションな暴力的戦略ゲームの事前プレイレポートをお届け。『GoW』ファンはもちろん、シリーズ初めての方にもオススメです。

連載・特集 プレイレポート
あの『Gears of War』が戦略ゲームに……! 『Gears Tactics』事前プレイで味わった魅惑の“バイオレンス・ストラテジー”
  • あの『Gears of War』が戦略ゲームに……! 『Gears Tactics』事前プレイで味わった魅惑の“バイオレンス・ストラテジー”
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!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。



日本時間で4月29日、大人気シリーズのスピンオフ作品である『Gears Tactics』が発売されます。ハードなゴア表現と「カバーアクション」を使ったスピーディーかつ戦術的な撃ち合いが魅力のTPS『Gears of War』シリーズを、大胆にもターンベースストラテジーに仕上げた本作。いったいどんなことになっているのか期待半分不安半分というシリーズファンの方も多いことかと思います。ということで、今回はそんな『Gears Tactics』を事前プレイしてきましたので、そのインプレッションをお届けしていきます!




本作の舞台となるのは初代『Gears of War(以下、GoW)』の12年前、いわゆる「前日譚」です。シリーズファンにはおなじみのキャラクターが多く登場しますし、初プレイの方でも安心でしょう。人類は地下世界から突如出現した「ローカスト」たちと戦争を繰り広げていて、状況はかなり厳しいみたいです。プレイヤーは主人公「ゲイブ・ディアス」(『Gears 5』の主人公ケイト・ディアスの父親です)とその仲間たちを操作し、ローカスト軍のリーダーである「オーコン」の打倒を目指します。


前述の通り、本作は「見下ろし型ターンベースストラテジー」です。海外ゲームのファンであればトレイラーやスクリーンショットを見た時点でピンと来ていることでしょうが、同ジャンルの大人気作である『XCOM: Enemy Unknown』ライクなプレイ感覚が特徴です。もちろん細かな違いはたくさんあるのですが、『XCOM』シリーズ経験者であれば、まったく違和感なく本作を遊べるでしょう。


プレイしていて最初に驚いたのは、本作が事前に予想していたよりもよっぽど『GoW』っぽいという点です。「カバーアクション」が特徴の『GoW』シリーズですから、うまいことカバーポイントをとりながら射線を通していく『XCOM』ライクな戦闘とかなり相性がよく、リアルタイムではないという大きな差異はあれど、『GoW』そのものを遊んでいるように感じられることすらありました。

元々『GoW』シリーズに存在した「戦術的な思考」というエッセンスが拡大されているので、『GoW』の楽しい部分が凝縮されたかのようなプレイ感を味わえます。今までアクションゲームが苦手で『GoW』を避けていたようなプレイヤーにとっても、最高の入門作となっているでしょう。


「処刑」や「チェーンソー」など、シリーズおなじみのキルシーンも満載。ただのド派手演出にとどまらず、ゲームプレイにとってのメリットが備えられています。スタイリッシュに攻略しようとすると派手になっていくあたりも『GoW』っぽくて、筆者としても大変好ましいです。同ジャンルのゲームと比べると血みどろでハイテンションなチューンが各所に施されているため、ゴア演出大好きゲーマーにはたまらないでしょう。


慎重な攻略が求められがちなジャンルなのですが、本作はとにかく過激です。穴を塞ぐまで敵が湧き続けるローカストホールや時限ミッションなど、「急がないと不利益を被る」系のギミックもあるにせよ、「処刑で敵をキルするとそのターンの行動回数が増える」、または「急いだら急いだだけリワードがある」ポイントも多かったりします。そのため、あえて敵の中に突撃していくような戦術も効果的なのです。

常に動き回って積極的に行動することを余儀なくされるため、ターンベースストラテジーであるにも関わらず、かなりアグレッシブな攻略が要求されます。


そのため、本作の難度は高め。筆者は難易度「中級者」でプレイしましたが、チュートリアルミッションを終えた最初のステージからいきなりゲームオーバーになってしまいました。理不尽な難易度ではありませんし、同ジャンルのゲームが得意な方でしたら最初から高難度やコンティニュー不可の「アイアンマン」モードに挑戦するのも、きっと楽しいでしょう。「初心者」モードであればわりと雑に進めてもなんとなるため、ジャンル入門作としても優れています。


キャラクターカスタマイゼーションが豊富なのも嬉しいところ。ドロップ装備や武器MOD、スキルツリーの取得で、自分好みにそれぞれのキャラを強化していけるのはRPGっぽくて面白いですし、アーマーの色や素材を変えて見た目を特徴づけることもできます。

キャラクターの見た目は当然ムービーシーンでも反映されますから、とことんこだわって設定しちゃいましょう。ビビッドな色合いにすると戦隊モノみたいになって面白いです。


派手なボス戦闘も本作の大きな魅力です。「ブルマック」は最初の大型ボスなのにかなり強力で、厳しい戦いを強いられました。雑魚が湧くローカストホールを塞ぐのか、逃げるのか、回復するのか、攻撃するのか……などなど、常にジレンマのある選択を求められるため、リアルタイム要素が皆無なのにもかかわらず心拍数が上昇し、コントローラーを握る手に汗がにじみました。


「スピンオフだし……」「いつものジャンルではないし……」と不安に思う方もいるかもしれませんが、『Gears Tactics』が見せてくれる戦術と暴力の素晴らしい融合は要チェックです。頭を使うターンベースストラテジーなのに血湧き肉躍るような攻撃的なゲームプレイは、筆者の想像を超える面白さでした。『GoW』シリーズファンなら間違いなく遊ぶべき一作になっていますし、シリーズ未体験だったりジャンル初心者だったりする方でも気に入ると思います。外出自粛のゴールデンウィークにお家で『Gears Tactics』を遊びつくす……なんて過ごし方はきっと良い選択肢になりますよ!



『Gears Tactics』はWindowsを対象に、Steam/Microsoft Storeで4月29日に発売予定。通常価格は7,452円です。
《文章書く彦》
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