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インディーゲームのためのアワード「INDIE Live Expo Awards」発表!ユーザー投票をベースにノミネート作品が選出

インディーゲームのためのアワード「INDIE Live Expo Awards」が設立。ユーザー投票からノミネート作品候補が選出されます。

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インディーゲームのためのアワード「INDIE Live Expo Awards」発表!ユーザー投票をベースにノミネート作品が選出
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INDIE Live Expo実行委員会は、インディーゲームのアワード「INDIE Live Expo Awards」を発表し、ノミネート作品候補のユーザー投票を開始しました。第1回のアワードは11月7日に放送予定の第2回「INDIE Live Expo」にて発表予定です。

「INDIE Live Expo Awards」は、インディゲームのためのアワードで、「ローカル文化賞」「さわりごこち賞」「テーマ・オブ・ザ・イヤー賞」「キャラクター賞」「インターネットを通じたゲーム体験賞」「ルールズ・オブ・プレイ」の6つの賞からなり、選出された6賞の中から大賞が選定されます。ノミネート候補の対象は2019年10月1日~2020年9月30日の間にリリースされた作品で、アーリーアクセスや体験版も対象となるほか、当該期間に正式版(製品版・フルプライス版)になったタイトルも含まれるとのこと。そのほか、正式版への移行に伴う大型アップデートやリメイク作品なども対象となります。

各賞のノミネートタイトル候補はユーザー投票を元に、INDIE Live Expo実行委員会が選出した審査団がノミネートタイトルを選出。第1回は世界のメディアパートナーが審査団として各賞のノミネートタイトルを選定します。なお、ユーザーは1日1回、各賞毎に1タイトルに投票可能です。

INDIE Live Expo Awardsスケジュール


  1. 6月6日:ノミネート投票開始
  2. 9月30日23時59分:ノミネート募集締め切り
  3. 10月9日12時00分:ノミネート発表・投票開始
  4. 11月7日(番組中):アワード発表

※いずれも日本時間

INDIE Live Expo Awards公式ページ


INDIE Live Expo Awards憲章


分かち合うに足るゲームを選び出したい。
そんな思いから、このアワードは構想されました。

このアワードは、「インディゲーム」が受け継いできた
その魂の伝統にふさわしいゲームへ贈るものです。

私たちは「インディゲーム」の定義を明確にすることには興味がありません。
形式ではなく、魂こそが重要だと、私たちは皆知っているはずだからです。

その魂とは、自らの表現したいことをプレイヤーに届けることを貫き通す、
「独立不羈(どくりつふき)」の魂です。

私たちはゲームを通じてクリエイターからその魂を受け取っています。
その魂が横溢したゲームを、皆で論じ、分かち合いたい。
私たち皆が、魂のバトンを渡す一人となることを目指して、
「INDIE Live Expo Awards」を開催することを宣言します。

各賞のコンセプト


このアワードは、インディゲームのためのアワードとして設計されました。
インディゲームに求められるものは、美麗なグラフィックでも荘厳なサウンドでも、一から作り込まれた圧倒的な物量のアセットであるとも限りません(もちろんそういうゲームを私たちは絶対に否定しません)。
しかし、INDIE Live Expo Awardsは、インディゲームであることがむしろ強みになる、偉大な何かを生み出す可能性を秘めたゲームに贈られるべきものです。
もちろんそのすべてを私たちだけで把握することはできません。そのため、ゲーマーの皆様の力を借りたい。あなたの知る、最高のゲームたちをぜひとも教えて下さい。

ローカル文化賞

この賞は、製作者に縁の深い地域について表現されたゲームに贈られます。少人数で制作するインディゲームだからこそ、クリエイターの出自が色濃く反映される余地があるのではないでしょうか。その結果、これまで、ゲーム以外の芸術が行ってきたようにその地域の魅力・歴史が世界に発信され、理解されるとしたら。それこそ分断を乗り越えるにふさわしいゲームになりえるのではないでしょうか。
ぜひとも地元の人が「俺のふるさと文化のイケてるゲーム」を教えてくれると嬉しいです。

さわりごこち賞

ゲームの「格」というものがなぜだかさわって10秒でわかってしまう。ゲーマーならそんな経験があるはずです。それはクリエイターの職人的こだわりによって作られていることがほとんどです。細部に神は宿る。その業前(わざまえ)に独立不羈の魂を感じます。
あたかも刀を打つように、自分の納得する手触りを作り上げていく。そんな風にクリエイターに作られた、あなたがみつけた宝物のような、素敵なさわりごこちのゲームを教えて下さい。

テーマ・オブ・ザ・イヤー賞

振り返れば、時代には「テーマ」というべきものが生まれています。私たちのINDIE Live Expoが「covid-19」による「分断」への抵抗をテーマとしているように、です。フットワーク軽く開発できるインディだからこそ、そんな時代の「テーマ」に即したものが作ることができるのはないでしょうか。
時代のテーマは私たちが決めるものではなく、自然に決まっていくもので、それを捉えているかどうかが審査基準です。これこそいまの時代のゲームだよ!というゲームがあれば教えて下さい。

キャラクター賞

世界中でヒットしているキャラクターたち。それは、一人のクリエイターの手によって生まれていることが非常に多いのです。わずかなテキストと控えめな絵で表現された過ぎないキャラクターが、ときに生きているように感じられることがあります。たとえば、「サンズ」や「霊夢」がそうであるように。
ぜひ、私たちゲーマーの最高の「友人」(もしかしたら「恋人」かもしれませんが)となるキャラクターを生んだゲームを教えて下さい。

インターネットを通じたゲーム体験賞

現代では、「インターネット」の上でゲームを見たりプレイしたりすることが多くなりました。ゲームを通じた「友情」をテーマとする私たちは、それを重視しないわけにはいきません。ネット越しに対戦・協力したり、大人数でわいわいとプレイするゲームに加えて、「ゲーム実況」を通じて人々を笑わせたり、ドキドキさせることも、また愛おしいゲームの体験だと私達は考えます。
そんな「インターネット」というゲーマーの新たな故郷となったこの場所で楽しむのにふさわしいゲームがあったら、ぜひ教えて下さい。

ルールズ・オブ・プレイ

ルールのデザインだけがゲームデザインではありません。しかし、ルールの発明をみんなが求めているのも事実です。
凄まじいシュミレーション能力によって生み出された、プレイヤーを意のままに操っているとしか思えない魔術的なゲーム。そのルールによって自分自身の、普段と違った側面を引き出されてしまうようなゲーム。
これらのゲームはひとつの優れた頭脳さえあれば生み出せるという意味で、とても独立不羈な存在といえます。
そんな、このルールにはギャフンだぜ!というゲームをぜひ教えて下さい。

INDIE Live Expo Awards大賞

各賞にノミネートされた作品の中から、大賞が選ばれます。一体どんな作品が大賞にふさわしいのか。現時点で私たちは答えを持っていません。各賞で挙げた特徴は、インディゲームのクリエイターたちに向けた、私たちが考えるインディゲームの美点の一側面です。
ひとつだけ言えるのは、分断を乗り越える友情をもたらせるゲーム。そして何よりも独立不羈の魂を宿したゲームこそが大賞にふさわしい、ということです。
未来は予測不可能です。しかし、世界中のゲーマーが集まって、愛すべきゲームを選んだら、いったいどんなことが起こるのか私たちはわくわくしています。ノミネートタイトルが決定した後で、どのタイトルが大賞にふさわしいか、ぜひ皆で語り合いましょう。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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