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これから始めるユーザーへ!超自由国産オープンワールド『クラフトピア』の歩き方【特集】

あらゆる事ができる注目タイトル『クラフトピア』。クローズドテストから遊んだ筆者が本作の「できること」をいくつか紹介します。

連載・特集 プレイレポート
これから始めるユーザーへ!超自由国産オープンワールド『クラフトピア』の歩き方【特集】
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2020年9月4日より早期アクセスが開始された国産オープンワールド『クラフトピア』。発売して一時的にSteamストアで全世界売上1位となり、またSteam上の同時プレイ人数も25,000人を突破しています。

さまざまな環境が待ち受ける世界で狩り・農業・ハクスラ・建築・自動化などを行える、とにかく自由に遊べることが特徴の本作。

本稿では『クラフトピア』が実際にどんなゲームかわからない、これから初めてみようと思うけど何をしたらいいかわからないなどの悩みを持つ方のために、序盤のチュートリアルや楽しみ方を紹介していきます。本稿とあわせてクローズドテストの紹介記事を読むことで本作の楽しみ方を伝えることができれば幸いです。

まずはキャラクリから!


本作はまずキャラクリエイトとワールド作成から始まります。キャラクリエイトは顔や髪型などの見た目と性別などが設定可能で、今後ヒゲなどの見た目や「エルフ」「デーモン」といった種族も設定できるようになるようです。また、性別によって使用できるパーツが異なることはないため、それなりに自由なキャラ制作が可能です。


キャラを作り導入部が流れてゲームスタート。次は自分が遊ぶ世界を設定します。ここでは名前を付ける以外にすることはできません。なお、『クラフトピア』はキャラクターとワールドのセーブデータが紐付けられていない仕様のため、同じキャラでアイテムを持ち込みながら新しく作ったワールドに行くことも可能です。キャラで訪れるワールドを決めたらいよいよ自由すぎる『クラフトピア』の生活が始まります。

『クラフトピア』の第一歩!まずは基礎を学ぼう!



島に降り立つとゲームの遊び方やお約束などを教えてくれるチュートリアルキャラクターが出迎えてくれます。彼らの話を聞き終わった後は、右上に表示されている「ミッション」をクリアしていきましょう。本作の基本的な操作は「歩いて殴って物を集めてクラフトする」ゲームです。これはバイクなどで移動するようになっても、剣や魔法を覚えても変わることがない普遍的なルールです。

まずは素手で世界と挨拶しなければなりません。木を殴れば木材、石を殴れば石材、ウシやヒツジを殴れば肉などを獲得可能です。石を木をクラフトしてツルハシやオノを作れば採集は楽になりますし、クラフトアイテムを増やす「石の作業場」を作れば安全に食料を食べられるキャンプファイヤーなどを制作できるようになります。最初は殴った動物の突進で下手すれば致命傷を受ける主人公も、木の棒などを装備すれば多少安全に戦えるようになるのです。人類の進化は道具の進化、ビバ文明。

ある程度ミッションを進めることで「文明の祭壇」という施設を建てることになります。これは本作のシステムに関わる重要なもので、特定のアイテムを捧げることで世界の文明レベルを上げられるというもの。ゲーム初期の「石器時代」から「農耕の時代」に進化させることでプレイヤーの生活レベルは跳ね上がります。



農耕の時代では鉱石をインゴットにする「石の炉」が解放され、剣や弓などのクラフトや小麦栽培、複雑な料理などが可能になります。武器や回復の大きい料理を手に入れることでダンジョンに挑戦できるようになるなど冒険の幅は大きく広がります。また、次の「開拓の時代」になると簡単な機械が使えるようになり、酪農や木材などの自動収穫なども可能になるなど拠点での生産効率が大幅にアップ。『クラフトピア』とは文明を進化を繰り返して遊びの幅を広げるゲームでもあるのです。

また、敵を倒すなどの行動をすることでプレイヤーはレベルアップします。レベルが上がることでスキルを獲得可能で、基礎、戦闘、魔法、クラフト向けの4つに分かれています。それぞれのカテゴリーにはランクがあり、難しいスキルを覚えるためにはひとつ前のスキル群に一定ポイントを振る必要があります。現在はまだ未実装ものが多いですが、スキルの種類は非常に多彩。プレイスタイルにあわせてさまざま試すのがオススメです。


生きることは食べること!農業&料理のススメ


本作の重要なパラメーターに「満腹度」があります。満腹度が減るとスタミナなどに悪影響が出るため常に満腹に近い状態をキープしておきたい要素です。回復のためにはなにか食べる必要があるのですが、初期状態の焼き肉だけでは若干心もとなくなります。文化的な生活はおいしい食事から、そのためにまず本作の楽しみ方として料理と農業を紹介します。

農耕の時代で製作可能になる小麦畑は水を与えることで何度でも小麦が収穫できる便利な施設。水は「空のバケツ」を作って水場(海でもOK)から汲み上げるほか、スキルで覚える魔法「クリエイトウォーター」で入手が可能。開拓の時代になることで水を自動生産する井戸や水を自動で与えるスプリンクラーなども生産可能です。また、開拓の時代ではモンスターから手に入れる野菜や果物の種を植えられる農園もクラフト可能になります。


手に入れた野菜や果物は調理鍋を使用して料理を制作可能。料理の種類はとても多く、それぞれ満腹度と体力、マナを回復するだけでなく一部ステータスを強化する効果を持っています。序盤のオススメはスタミナ最大値を一定時間50アップしてくれるステーキ。作るために海岸の樽やダンジョンの箱などを壊して調味料を手に入れる必要はありますが、体力の回復量自体も大きくいくつかインベントリに入れておくことで緊急時にも使用可能です。

また、開拓の時代になることでモンスターや野生動物を捕まえる「モンスタープリズム」を入手できるようになります。捕まえた生物は同じくこの時代で使用できる「交配所」で繁殖させることも可能です。ただ生活するだけなら動物がそこら中にいるのでそこまで苦労することがない本作。農業や酪農を行うことは、プレイヤーの島の生活の質を高める行為でもあります。


試しにヒツジとNPCで交配したら生まれたのは「モノ」でした。
もしかして島に大量にいるあいつらって……?

島から島へ大冒険!ダンジョン遺跡なんでもある!



開拓の時代になると初期の島がそろそろ狭くなってくる頃だと思います。特に開拓の時代から大量に必要になる鉄鉱石は枯渇してくるでしょう。そこで使用するのは文明の祭壇とあわせて本作の特徴的なシステム、島間の移動を可能にする施設「転移の祭壇」の出番です。転移の祭壇では初期の島から周囲のチップを解放していく形式です。島は初期から離れれば離れるほどレベルが上がり、モンスターなどの基礎レベルが上がっていきます。

初期の島だとダンジョン程度しかないようですが、ひとつ隣の島に行くだけでさまざまな観光名所が見つかります。中には確定で宝箱や固定エネミーが登場する遺跡や、クラフト要素「世界遺産」を作るために必要な柱を獲得できる謎の塔なども。また、話しかけることで買い物ができる商人や特定アイテムを納品することで報酬がもらえるNPCなども登場します。



そして本作の重要な冒険要素としてダンジョンがあります。ダンジョンにはいくつかの種類があり、ボスを倒すのが目的の「〇〇のダンジョン(地形による)」、ホバーボードで制限時間内にゴールを目指す「瞬速」、はるか上空にある出口までたどり着く「脱出」などを確認しています。いずれも目的を達成することで自身の基礎ステータスを上昇できる「成長の石版」を獲得できます。





本作には火山島や砂漠、雪山などさまざまなバイオームが存在します。観光するのも楽しいですし「ここが自分の理想郷だ!」となったら拠点を建設して住み着くのもいいかも知れません。


ちなみにゲートの位置はマップに表示されません。
新しい島についたら必ずマークしておきましょう。

簡単な伐採や採掘は人力の必要なし!機械文明の夜明け!


文明の説明で開拓の時代になることで機械が扱えるようになることを説明しました。実際にどれくらいの施設が建設可能になるのかをご紹介します。まずは本作のPVでも登場した「ハムスターの回し車」ですが、これは本作で重要な役割を持つ「発電機」なのです。捕獲した生物を中で走らせることで「電池」を手に入れられるこの装置は機械時代では欠かせないアイテム。走らせる生物は定期的にダメージをくらいいずれ死んでしまいますが、科学のための犠牲としては仕方ないでしょう。


電池や小麦粉から作るバイオエタノール、鉄鉱石から作る歯車を揃えたらいよいよ文明が広がります。本作の機械化は簡単に言うと「自動化装置」のため、木の伐採、鉱石採掘、鋳造などあらゆることが自動的に行えるようになります。鋳造マシンは特に重要で、石の炉では限界の99個を超える鉱石を自動的にインゴットに変えてくれる便利もの。完成物を収納する自動コンテナと並べることでその威力を発揮します。


少ないリソースで効果を発揮するのが「木材ドローン」です。これは設置しておくだけで一定時間動き、勝手に木材を集めてくれるもの。1回の収穫量は少ないですが、複数置くことでプレイヤーの手間を減らしてくれるありがたい存在です。

同様に存在するのが「採掘機」。これはマップにある地面に埋まった鉱床の上に設置することで掘り続けてくれる便利な存在です。本作では木材と石、砂などはいくつあっても困らないアイテムです。生活に余裕ができたら今後のためにもなるべく設置しておくのをオススメします。


拠点で機械が働き、プレイヤーが冒険から戻ってきたら回収する。これができるだけでも本作のプレイにかかる行動時間を大幅に節約できるでしょう。




おまけの回し車コレクション


あらゆる方向性のプレイヤーへ!楽しみ方は無限大!


いくつかの遊び要素を紹介しましたが、これでもゲームの要素としてはほんの一握り。『クラフトピア』はまだまだ大きな可能性を秘めている作品です。じっくりと拠点を構築もいいですが、マルチプレイでわいわいとダンジョンに挑むのも面白い遊び方です。

マルチプレイでボスに挑戦!

また、冒険好きな人ならひたすら世界を拡げて未知の世界を求めるのも遊び方としては正しいでしょう。本作は現在10種類ほどのバイオームが存在しており、ある程度ランダムでマップは生成されます。島のマップを端から端で探索し、なんなら新しいワールドを作ってでも理想の島を見つける、そんな遊び方も可能です。



戦闘好きならばとにかくダンジョンをめぐり、強敵を倒したり強い武器を求めるのもオススメ。本作ではすべてのアイテムにランダムで特殊効果を持つ装飾語が付属する可能性があるため、場合によってはとんでもない能力を発揮するアイテムが手に入ることもあります。プレイ中には「輝く びくんびくんと動く ワニの ククリI」というアイテムが手に入ったときにはその勢いでお気に入り武器となりました。



そしてクラフト好き、自動化装置構築好きならば究極の施設を作り上げるのも楽しみです。『クラフトピア』のPVでは「ベルトコンベアで運ばれたウシが大鍋で煮られ続ける」といった装置が披露されていました。本作では自動制作装置なども存在しており、多くのものがベルトコンベアを通じてルート構築可能です。プレイヤーの発想次第ではとんでもない装置を作り上げられる可能性がある、それが『クラフトピア』でもあるのです。


ただ燃やしたり釣りし続けるのも楽しみ方。



ここまで『クラフトピア』でできることなどをいくつか紹介してきました。そしてあえて言わねばならないことですが、結局のところ本作の遊び方とは正確には存在しないのだと思います。遊んでみるとわかるのですが、本作に与えられるプレイヤーの精神は「自由」そのものなのです。


もちろん早期アクセス中の現在ではバグも多く、アイテムのロストや敵が死なないなどの現象も発生しました。しかし、リリース以降積極的にユーザーの意見を集めパッチリリースを続けている本作。すでに多くの明確な不具合は修正されています。ただしマルチプレイヤーに関しては現在まだまだ不安定で、同期ズレやホスト以外が取れない行動があるなど問題点は多い状態です。

わりと簡単にさまざまな要素を試せるように設計されている本作。先日掲載のインタビュー記事の「何をやっていても、自然と次の目標が見つかる設計が理想」という言葉通り、クラフトでも冒険でもすぐに次にやりたい行動が見つかるゲームデザインになっているのを強く感じます。遊べば遊ぶほど時間が足りなくなるこの感覚はまさしく「クラフトゲーム」としての感覚です。


文明が少し進めばヘリにだって乗れてしまう。

『クラフトピア』はSteamで2020年9月4日より、2,570円で早期アクセスにてリリース中です。

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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