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お掃除 meets 中世建築!中世の建築家が建物を直す『Castle Flipper』で自分だけの城を目指そう【プレイレポ】

中世の建築家になるゲームなのになぜか掃除ばっかりしてる気がする。

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お掃除 meets 中世建築!中世の建築家が建物を直す『Castle Flipper』で自分だけの城を目指そう【プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。本稿では2021年5月26日に、Gaming FactoryおよびUltimate GamesよりSteam版が配信された『Castle Flipper』のプレイレポをお届けしていきます。

『Castle Flipper』とは

『Castle Flipper』は中世の建築士となって、老朽化したり散らかったりしたさまざまな建築物を修繕したり、自分自身の城を建てる建築シミュレーションです。

老朽化した家屋や廃城、海賊船などを掃除したり、修繕したりしてきれいにするクエストを受けて報酬と素材を稼ぎ、相続した自分の土地に好きなように建物を建てていきます。散らかっている建物を片付けるお掃除シミュレーターと中世の世界で建物を修理・建築する建築シミュレーターを掛け合わせたようなゲーム内容になっています。

時代設定は16世紀と17世紀の境目に設定されているため、中世だけではなくルネサンス様式やバロック様式の建築物が含まれているとのことです。

戦闘要素はないのにそこはかとなく血生臭い中世

ゲームを開始するとまずプレイヤーの置かれている状況が説明されます。どうやら祖父のものだった土地を相続して、ここに王国を築くのが目的とのこと。城大工のゲームと聞いていたので、築城が終わったら口封じに殺されるのかもとドキドキしていましたが、領主も自分ならそこは心配する必要ありませんね。

マーカーが出ている場所へ行くと、掲示板に貼り紙があります。

この掲示板はクエストボードで、ここに貼り出されるクエストを受けて、解決していくという流れになっているようです。最初のクエストは、嵐で損壊したキャンプを片付けるという内容。早速受託して現地に赴きます。

クエストを開始すると専用の別マップに移動します。解決に必要な目標が左上に表示されるので、これを片付けていかなくてはなりません。ゴミ拾い(garbage)と汚れの掃除(stain)は指定されている80%を処理すれば条件達成です。

このステージでやる仕事は、まずそこら中に落ちているゴミを片付けること。ゴミは拾うと換金されてわずかばかりのゴールドになります。また中には木や石などの資源になるものもあります。

そして、損壊した建造物の修繕。地面に落ちているパーツを拾って、元の場所へ持っていくとはめ込むことができます。

さらに、片付けの一環として邪魔な木を切ります。切り倒した木は丸太に切りそろえて回収し、切り株もハンマーに持ち替えて破壊します。木を切り倒すことで資源の木材を得ることが出来ます。

切り株以外にも破壊できるオブジェクトがあったので破壊してみると、奥に宝箱がありました。中身はゴールド。ステージに隠された宝箱の数も左の目標に表示されているので、見落とさないように注意したいところです。

ひと通りの仕事を終えるとクエスト完了。報酬としてゴールドがもらえます。

仕事から帰ってきたら、今度は自分の土地を世話するように言われます。

チュートリアルに従ってまずはタレント(能力)を取得。拾えるゴミと掃除できる汚れが見分けられるようになりました。

クエストと同じ要領でゴミを拾っていきましょう。

汚れを見つけたらブラシで磨いて……ヒイッ! これ血痕じゃないですか! ここで何があったというんでしょう。中世……怖すぎます。そういうのはホラーゲーでやってくださいよ、何とかヴィレッジとか。

ゴミと汚れがひと通り片付いたら、ハンマーでガンガン叩いて不要な建築物を壊していきます。あ、コレちょっと気持ちイイ。

土地がすっかり更地になると、クエストボードにマーカーが出現。次のクエストが貼り出されたようです。こうして、クエストで新しい要素を解除して、自分の土地へ応用していくのが基本的な流れのようです。

クエストで家の建て方を学ぶ

こうしてクエストをこなしていくと、建物を建てる依頼が出現します。このクエストでは、ハイライトされたガイドに沿って、適合するパーツをはめていくことで建築の方法を学べます。

このクエストを受けることでアンロックされるインベントリは、建築用資材のカタログになっていて、ゴールドを払うことで建物のパーツや家具を配置できます。なるほど、稼いだゴールドはここで使うわけですね。当然、自分の土地で何かを建てるときにも必要になるので、お金をたくさん稼ぐほど自由に建築が出来るようになるわけです。

建築は、まず家の骨組みを建て、ドアや窓といったパーツをはめ込み、骨組みの隙間を木や石の板で埋めていくという手順で進めます。感覚としては、サバイバル系ゲームの建築などに近く、そういったジャンルに親しんでいる人はすぐ慣れるでしょう。

建物が建ったら、中に入って家具を配置します。家具もインベントリのカタログから購入すれば配置できます。

家具を配置したらクエスト完了!

自分の土地に帰ったら、さっそく家を建てておきます。

また、いつの間にか敷地の外に新しい施設 Workshop が追加されていました。

ここでは、土地の名前を変えたり、旗をデザインしたり、新しい家具を解除するパズルに挑戦できます。

入居者の要望に合わせてリノベーション

もっと要素をアンロックするために、どんどんクエストを進めていきましょう。

クエストは必ずしも何かの機能がアンロックされるものばかりではないですが、シチュエーションには結構バリエーションがあって飽きさせないように工夫されています。

順番通りではないですが、いくつか印象に残ったものを紹介すると、例えば平衡錘投石機(トレビュシェット)を修理したり……

海賊船を掃除して修理したり……

死体がゴロゴロしてるヤバいダンジョン(地下牢)を掃除したりなんてのもあります。

そういったクエストを進めていくうちに、今度は物件を賃貸する方法についてのチュートリアルを兼ねたクエストが始まりました。このクエストをクリアすると、自分の敷地に建てた建物をNPCに賃貸し、定期的に収益を得られるようになります。

賃貸クエストをクリアすると、マップに入るたびに更新される借主のリストが表示できるようになります。それぞれ指定の広さと建築費用、備えていて欲しい家具などの条件があるので、この条件を満たすように新しい家を建てたり、既存の家を改装します。

今回は壁を壊して建て増ししてサイズを確保しました。希望の家具もちゃんと配置しておきます。

家の外側、ドアの脇に貸出用の看板を取り付けて準備完了です。この看板にインタラクトすることでこの物件を貸し出しすることができるようになります。

一度貸し出しを始めると、時間を置くことで家が散らかるようになります。

散らかりっぱなしだと入居者が出て行ってしまうので、定期的に様子をみて掃除する必要があります。クエストが終わるごとに確認した方がいいでしょう。面倒ではありますが、拾ったゴミは資源になるので、今後の建築で役に立つはずです。

掃除が終わると、表示が清掃済みに変わります。

この先もまたクエストを繰り返し、帰ってくるたびに掃除をして、家を建て増したりしながら資金や資源を溜めて、いつの日にか自分の城を建てることになるのでしょう。掃除の過程を資源確保と考えれば、全体的には戦闘のない建築特化のサバイバルアドベンチャーをシンプルにした感じでした。とはいえ、どのクエストに行っても基本的にゴミ拾いと汚れ落としがあるので、建築ゲームというよりお掃除ゲームという印象が強いかも知れません。

タイトル:Castle Flipper
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年5月26日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:1,950円 (6月3日までは1,657円)


《齋藤 直樹》
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