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【吉田輝和の絵日記】精霊の力でマグマも無効化!メトロイドヴァニア入門に最適な『ロードス島戦記 DiWL』

そういえば小学時代、「予備校」を大学の一種だと勘違いしていた友達がいたな。

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【吉田輝和の絵日記】精霊の力でマグマも無効化!メトロイドヴァニア入門に最適な『ロードス島戦記 DiWL』
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漫画や小説、アニメにゲーム……メディアミックス展開をしている作品って、原作がどれかわからなくなることがありますよね。

僕の「ロードス島戦記」の入り口は、子供の頃にプレイしたPCエンジン版の同名タイトルでした。当時、それが原作だと勘違いして「『ロードス島戦記』の原作ってゲームなんだけど、知ってた?ねぇ、知ってた~?まあこれ常識なんだけどさぁ」と友達に嘘情報を教えてしまいました。しかも自信満々に。今となっては良い思い出……いや、黒歴史です。

作品の大本はテーブルトークRPGなので、あながち間違いではなかったのですが……。

今回は、PLAYISMとWSS playgroundが発売し、Team Ladybugが開発した『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』のニンテンドースイッチ版。本作は、言わずとしれたファンタジー小説の金字塔「ロードス島戦記」を原作としたメトロイドヴァニアです。2019年に角川スニーカー文庫から刊行された「ロードス島戦記 誓約の宝冠(作:水野 良)」に至るまでのディードリットの物語が描かれています。

あ、これは嘘情報ではないです。

レトロゲーっぽさが「ロードス島戦記」にマッチしている!

プレイヤーキャラクターは、「ロードス島戦記」におけるヒロインのディードリットだ。

彼女が目を覚ますと知らない場所に居た……って唐突なスタートだな。それにオープニングのあらすじも原作があるゲームとは思えないほど短くまとめられている。

ただ、これらのあっさりした演出に違和感はなく、本作の2Dグラフィックや30年前から続く「ロードス島戦記」の世界観にマッチしている気がする。

プレイヤーは、剣による近接攻撃、弓(ゲームを進めると入手できる)による遠隔攻撃、ジャンプ、回避行動のバックダッシュを駆使してステージを進めることになる。

ちなみに、バックダッシュ時に表示される残像は、見ているだけで爽快感があるぞ!

思わずバックダッシュの連打で移動しちゃった。それに普通に歩くよりも早い気がする……いや、気のせいだな。

最初に現れた敵は空を飛ぶタイプだ!僕、こういうヤツ嫌い!

……って、最初に出てくるだけあって弱かった。驚かせやがって。

ゲーム終盤に出てくる飛行タイプの敵は厄介なヤツが多いからなあ。序盤に出てきてくれてありがとう!

敵に攻撃を与えるとダメージの数値が表示される。

しっかりと敵にダメージが通っているか確認できるので便利だ。個人的にRPGっぽさがあって好きなシステムなんだよね。

でも現実でこのシステムが採用されたら……。

精霊のおかげで属性攻撃が無効!マグマだってお風呂!

ゲームを少し進めると、精霊が使役出来るようになる。

ちなみに精霊の入手に特別なイベントはなく、通常のアイテムのようにフィールド上にプカプカと浮かんでいた。

風の精霊シルフを使役中は、ジャンプボタンを長押ししていると空中に留まれる。さらに浮いている状態で左右にホバー移動も可能なので、通常のジャンプでは届かない場所にもたどり着けるのだ。

しかし、高所の中には、シルフの力をもってしても届かない高いものもある。後にまた別の能力を入手したら届くようになるのだろうか。

探索し甲斐があるな!

また、炎の精霊サラマンダーを使役している時は、道を塞いでいる邪魔な火薬樽を破壊出来る。

精霊の力はいつでも切替可能。通常攻撃に属性をまとわせ、出現する敵に合わせて弱点をついた攻撃も出来る。

また同属性のダメージも防いでくれる。軽減ではなく無効化なので、サラマンダーの使役中は炎攻撃が全く怖くない!

煮えたぎるマグマの中も、まるでお風呂に入っている気分だ。

ただ、調子に乗って深く潜っていると……

溺れるよ。

 

マグマで溺死って珍しいな……。

ボス戦攻略のカギは属性切り替えだ!

特定の場所から別のステージに切り替わる。ステージによって敵の種類も背景の雰囲気もガラリと変化する。

なお、元のステージに戻ることもできるぞ。

本作は全6ステージ構成で、各ステージにはボスが待ち構えている。

最初のステージボスは水竜エイブラ。これまで戦ってきたちっちゃなザコ敵とは違い、かなりのビッグサイズだ。

画面外からの突撃や、口から吐き出す水流攻撃はかなり厄介……と思いきや、攻撃パターンは意外と単純だな。

浮かんでいれば余裕で攻撃を回避出来るじゃん!

ここまでの道のりも苦戦することなくサクサク進めていけたし、全体的な難易度は結構低めだな。

敵を倒すと精霊レベルが上昇し、レベルが最大になると体力が自然回復するようになるので、道中ザコ敵にも追い詰められることもなく順調に進めた。

僕は、狭い足場をジャンプで登っていくステージが苦手だ。落下地点に針山の罠が仕掛けられていると、もう……だめ!

しかし……プカプカと浮くことができるシルフのおかげで怖くないぜ!

続いてのボスはイルクとエフリートの2体。なんだか属性攻撃を繰り出してきそうなビジュアルだな。

思った通り、それぞれが属性攻撃をしてくる。

炎攻撃には、サラマンダーの属性にチェンジしてノーダメージだ!

じゃあ白い方は風属性かな。シルフにチェンジだ!

って、ちょっと同時攻撃はやめて……!

弾幕シューティングばりに襲いかかる敵の同時攻撃に、脳の処理が追いつかなくなっちゃった……。


のんびりプレイして10時間ほどでクリアしました。2Dドットで描かれたグラフィックは非常に美しく、原作の世界観が上手く再現されていたと思います。全体的な難易度は控えめで、最近のゲームによくあるパリィや複雑な操作もないので、メトロイドヴァニア初心者でも楽しめると思います。

ただ、ストーリーはかなり淡々としていました。一応原作キャラクターも登場しますが、なんだか思わせぶりな台詞を話して去っていくだけです。後日談が描かれた小説などでその意味が分かるようになっているのでしょうか。

『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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