GBC風ダンジョンクローラー『Kharon's Crypt - Even Death May Die』―『ゼルダの伝説』以外にも、『バイオハザード』や『ダークソウル』の影響も【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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GBC風ダンジョンクローラー『Kharon's Crypt - Even Death May Die』―『ゼルダの伝説』以外にも、『バイオハザード』や『ダークソウル』の影響も【開発者インタビュー】

ゲームボーイカラー風のグラフィックが目を惹きます。

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GBC風ダンジョンクローラー『Kharon's Crypt - Even Death May Die』―『ゼルダの伝説』以外にも、『バイオハザード』や『ダークソウル』の影響も【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Hebi Lee氏開発、PC/Linux/スイッチ向けに2月2日に正式リリースされたGBC風ダンジョンクローラー『Kharon's Crypt - Even Death May Die』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、敵の体を乗っ取る能力が登場するダンジョンクローラー。ゲームボーイカラー風のグラフィックも特徴です。プレイヤーは、死を拒み錯乱した王によって地下室に封印されたKharon(“死”そのものと考えられている存在)となり、地下からの脱出を目指します。記事執筆時点では日本語未対応。

『Kharon's Crypt - Even Death May Die』は、1,480円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Hebi Lee氏(以下Hebi)こんにちは!スペインのインディーゲームクリエイター、Hebi Leeです。これまで4年間、本作の開発を1人でやってきました。とは言え、Mimi(アート)とTony(音楽)にも手伝っていただいています。

これまでに遊んだ大好きなゲームは何百本もありますが、今いくつか挙げるとすれば『Hollow Knight』『ダークソウル』『Undertale』そして何よりも『ゼルダの伝説』ですね。高難度のゲームが好きで、特に面白いキャラクターが登場するゲームがお気に入りです。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Hebi私が初めて遊んだゲーム機はゲームボーイで、それ以来、自分が遊んだゲームの思い出にインスパイアされたゲームを自分で作ってみたいと思っていました。もし自分が子供の頃に遊んでいたら、一番のお気に入りになっていただろうというようなゲームを作りたいと思ったのです。そういう理由から、本作は私の好きなゲームから大きな影響を受けており、特に『ゼルダの伝説』の影響が大きいですね。

――本作の特徴を教えてください。

Hebi私たちはゲームボーイカラーのグラフィックを再現することに力を入れると共に、面白くチャレンジしがいのあるボスバトルを搭載しました。しかし、本作一番の特徴は、プレイヤーはKharonを操作するものの、彼自身は何もすることができず、敵の体を乗っ取り、そのユニークな特徴を活用しながら先に進みパズルを解いていく、という本作のコアとなるシステムだと思っています。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Hebiゲームボーイカラーを持っていたすべての人に本作を遊んでみていただきたいですね。また、チャレンジが好きな人や、良いストーリーが好きな人にも気に入っていただけると思います。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Hebi上でも述べたように、本作は『ゼルダの伝説』シリーズから影響を受けています。しかし他にも『バイオハザード』や、『ダークソウル』に見られるような高難度のボスたちからも影響を受けました。また、雰囲気やプロットという点では、H. P. ラヴクラフトの作品からの影響が大きいですね。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Hebi難しい質問です。本作には多くのなぞなぞや言葉遊びが登場し、プレイヤーにヒントを与えます。そのため、しっかりとプレイヤーに理解していただくためには、高品質な翻訳が必要になるのです。もし本作が日本でも良い評価を得られれば、喜んで日本語には対応させたいと思っていますし、もし有志の方でも素晴らしい翻訳ができれば、喜んで採用させていただきます。いつでもメール、またはTwitterでご連絡ください。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Hebiもちろんです。多くの同僚が新型コロナにかかり、数週間も苦しんでいました。一番酷かったのはゲーム業界です。多くのゲームが新型コロナにより発売日を変更することとなってしまいました。そのため、多くの大作ゲームの発売日が続いてしまい、私たちのゲームのような小規模な作品は注目されなくなってしまったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Hebiはい、ぜひやってください!私たちも配信は大好きですし、配信していただくことで私たちのゲームをより多くの人に知っていただけます。開発者として、自分のゲームを遊んでくれている人の姿をぜひ見てみたいですし、プレイヤーの皆さんがどのような違う反応をするのかにも興味があります。日本のプレイヤーの皆さんがプレイする様子も見てみたいですし、日本でも本作を多くの人に知っていただきたいですね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Hebi愛情を注いで本作を作りました。もしレトロスタイルのゲームが好きだったり、良いストーリーで高難度なゲームが好きでしたら、本作は気に入っていただけると思います。日本の方々に本作を気に入っていただければ、全力で日本語にも対応させたいと思っています。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


《Chandler》
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