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あまりにビッグな遊びごたえの『MLB The Show 22』で目指せアメリカンドリーム!野球に疲れたらスタジアム建築もどうぞ

二刀流でもプレイできるようゲームを改修するプログラムに数年かかったそうです

連載・特集 プレイレポート
あまりにビッグな遊びごたえの『MLB The Show 22』で目指せアメリカンドリーム!野球に疲れたらスタジアム建築もどうぞ
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選抜高校野球にプロ野球開幕。「球春到来」という言葉もあるように、春は野球の季節であり、それは海の向こうでもゲーム業界でも変わりません。

今回は開幕を控えるメジャーリーグより一足早く、4月5日発売のPlayStation 5/PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series S│X/ニンテンドースイッチ向けソフト『MLB The Show 22』(英語版)のプレイレポートをお届けいたします。

パッケージの大谷翔平選手に感動!

本作の注目ポイントのひとつが、パッケージを飾る大谷翔平選手。ロサンゼルス・エンゼルスに所属するご存知“二刀流”プレイヤーが、メジャーリーグを代表する選手として起用されました。「いやゲームの内容じゃないのか」という声はごもっともですが、日本人選手が表紙を飾るというのは未だかつてない快挙であり、次がいつあるかも分からないほどの事態ですので、是非一旦ここで感動していただきたいと思います。

ゲーム内ムービーにも大谷選手が登場

ひとしきりビジュアルを堪能したら、いざゲームへ。『MLB The Show』シリーズの魅力は、何と言ってもリアルなグラフィックを直感的な操作で楽しめることです。初回起動時にはゲームの操作方法と難易度の設定を行いますので、シリーズ初プレイの方はここで練習できます。

本作は全編英語ですが、野球のルールさえ分かっていれば殆ど文字を読まずとも画面上のガイドを見るだけである程度は理解できてしまいます。特にこだわりがない場合は初期操作が無難で、難易度についてはプレイ内容に応じて自動で調整される「DYNAMIC DIFFICULTY」がおすすめです。

スティック入力の正確さが必要な投球操作

メジャーリーグ全30球団の選手や球場が忠実に再現されているのでMLBに詳しい人はもちろんのこと、個性的な能力やフォームの選手が大勢登場するので、シンプルに野球ゲームとしてガッツリ楽しめます。

もちろん日本人選手も多数収録

100マイル(160キロ)の直球を投げる剛腕や、超変則投法のリリーフ、外角でもお構いなしにスタンドに叩き込むスラッガーの存在はメジャーリーグに詳しくない筆者でも「アメリカンだぜ!」とすぐにわかる豪快さです。このゲームで好きな選手を見つけて中継を見る、なんてのもありですね。

遊び方は二刀流どころじゃない!

本作の主要なモードは

  • ひとりのプレイヤーとなってスター街道を駆け上がる『Road to the Show』

  • 選手カードを集めてオリジナルチームで戦う『Diamond Dynasty』

  • 要所要所をプレイして手軽に1シーズンを楽しむ『March to October』

  • 球団を運営しペナントを戦う『Franchise』

の4つ。

うち『Diamond Dynasty』と『Franchise』は英語が読めなかったり選手に詳しくなかったりすると正直遊びつくすのは難しい印象でしたが、逆に言えば他の2つはカスタム要素もあって非常に気楽に楽しめます。『March to October』は1日でサクッとシーズンを楽しめるので、人気のモードです。

簡単に『March to October』を説明すると、重要な試合を自分で操作して勝つことでチームの雰囲気が良くなり、その後の試合も自動で勝ったことになる。みたいな感じです

オリジナル選手をクリエイトする『Road to the Show』で作成した選手は他モードでも使用できるので、まずこのモードをガッツリプレイして生み出した自分の分身を軸に、別のモードを楽しんでいく流れもスムーズではないでしょうか。

自分の活躍で試合に勝った時は最高ですが、最初は能力があまり高くないのでめちゃくちゃに活躍するのは難しいもの。でも、自分が何も出来なかったのにチームが勝ってくれた時も嬉しいものです。チームスポーツ最高や! この恩義は能力が高くなったらバカスカホームランを打って、チームをワールドチャンピオン(※MLBの年間王者のこと)に導くことで返していきたいですね。

『Road to the Show』では守備をするのも結構楽しい

本作のキャラクリエイトはフォームも細部までこだわってカスタムできる奥深さで、普通に弄っているだけで何時間も遊べます。バッティングフォームの「肘の引き具合」とか「頭の揺れ具合」とかまで調整できるのですが、細かすぎて分からんという場合にはプリセットも沢山あるのでご安心を。フォームは能力に影響しないのでヘンテコフォームにするのも自由ですよ。

恵まれた体型を持つプレイヤーとしてホームランを量産するもよし、敢えて自分の体格に合わせて身の丈にあったスタープレイヤーを目指すもよしです。なお『Road to the Show』でも勿論「TWO-WAY PLAYER」つまり二刀流が選べます。ゲームのシステムも大谷選手によって変化しているのがすごいですね。

主要4モードだけでもかなりの遊びごたえがある本作ですが、加えて本作から友達と一緒にプレイできる「ONLINE CO-OP」が新要素として登場しており、どのプラットフォームともクロスプレイ、クロスセーブが可能。ホームランダービーなど初心者でもワイワイと盛り上がれるモードも搭載されているので、野球観戦仲間を誘って初めて見るのもおすすめです。

モード多すぎ問題

「ちょっと野球はお腹いっぱいになってきたな」と思ったら、息抜きにスタジアム建築もいかがでしょうか。前作から登場した「Stadium Creator」ではスタジアムそのものと周辺のだだっ広い敷地に、客席やらビルやら山やらを自由自在に配置して最高の雰囲気のスタジアムが作成できます。

この初期状態が
こんな素敵なスタジアムに

完成したスタジアムやエディットで作り上げた最高にイカしたユニフォームは通常モードでも使用可能。各チームの選手を手動で入れ替えて遊ぶことも出来ますので「完全にオリジナルな球団に日本人選手とオリジナル選手を集めて、リーグチャンピオンを目指すぞ!」というロールプレイも自在です。

他にも球史を彩ったレジェンドの登場や、特定の重要なワンシーンをプレイする「MOMENTS」に練習モードもあって、とにかくメジャーリーグを遊びつくせる1本に仕上がっています。今回はPS5版でプレイしたのですが、打ったり捕ったりする際にコントローラーの「ハプティックフィードバック」機能が活用されていたのも面白かったです。FPSなどをプレイするときにはオフにしがちな機能ですが、是非オンにしてお楽しみいただきたい。

シリーズ作品の従来の遊び方全てと新機能が詰め込まれたことで圧倒的なボリュームとなった『MLB The Show 22』。日米問わず「野球好き」なら爽快感溢れる野球ゲームとして楽しめること間違いなしで、もし「英語がある程度なら読める」ならこれ一本とMLB観戦だけで充実した休日を過ごせるでしょう。「どっちも分からんけどカスタマイズ要素が好き」でも夢中になれるタイプのゲームです。

※UPDATE(2022/4/5 16:25):対応ハードを修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。


《ハル飯田》
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