リズムルートシューター『Soundfall』―アートや雰囲気、環境部分は、『ゼルダの伝説』や『聖剣伝説2』のような名作が大きなインスピレーション【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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リズムルートシューター『Soundfall』―アートや雰囲気、環境部分は、『ゼルダの伝説』や『聖剣伝説2』のような名作が大きなインスピレーション【開発者インタビュー】

自分の好きな曲をインポートすることも可能!

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リズムルートシューター『Soundfall』―アートや雰囲気、環境部分は、『ゼルダの伝説』や『聖剣伝説2』のような名作が大きなインスピレーション【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Drastic Games開発、PC/PS5/PS4/XSX/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに5月11日にリリースされたリズムルートシューター『Soundfall』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、異世界シンフォニアに召喚された女の子Melodyを始めとしたハーモニーの守護者たちとなって、リズムゲームとアクション要素が組み合わさった戦闘システムを駆使し、不協和音の軍勢ディスコーディアンと戦いを繰り広げるリズムアクションゲーム。ゲーム内に備わっている100以上の曲を使ってのプレイはもちろん、PC版ではプレイヤーが自分の好きな音楽を自由にインポートしてのプレイも可能です。最大4人までのローカルおよびオンラインでの協力プレイに対応。日本語にも対応済みです。

『Soundfall』は、3,500円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Nick Cooper氏(以下Nick)Drastic Gamesの共同創設者であり、本作のゲームディレクターを担当したNick Cooperです。これまで、私のキャリアの大部分はEpic Gamesで『フォートナイト』と『Gears of War』シリーズの開発に携わっていました。私が一番好きなゲームは、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』と『メトロイド プライム』ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Nick私は以前からいつか自分でインディー開発スタジオをスタートさせたいと思っていました。元々、私たちの最初のゲームは革新的でありながらも小規模なものにしようと思っていたのです。しかしこの計画はプロトタイプを作った後、すぐに変更することとなりました。手軽に小規模なものを作る、というよりもはるかに大きなポテンシャルを見つけてしまったのです。

何はともあれ、私たちは新しく、革新的でありながら、プレイヤーにとっては遊びやすいゲームを作りたいと思っていました。以前から、自分たちが作るのに最も適したインディーゲームでは、すでにあるジャンルやシステムをいくつか混ぜ合わせて新しく面白いものにするのがベストだと思っていたのです。こうして、リズムゲーム、ツインスティックシューター、ダンジョンクロウラーのミックスという本作が生まれました。

――本作の特徴を教えてください。

Nickリズムゲーム、ツインスティックシューター、ダンジョンクロウラーを混ぜ合わせている点こそ、新しく面白いところだと思います。そして何より、本作ではステージ、そして登場する敵とアイテムが、流れている音楽の属性をベースにランダム生成されます。これは他のどのゲームでも今までにやっていないことなのではないかと思っています。PC版では、プレイヤーが自分の好きな曲をインポートすることもでき、マシンラーニングアルゴリズムを使って、インポートした曲の属性をステージ生成前に分類するのです。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Nick本作が響くプレイヤーはいくつかタイプがあると思います。リズムゲームプレイヤーはもちろんそうですし、ここ近年のゲームに満足していないゲーマーたちもそうです。協力アクションゲームが好きなプレイヤーたちにも気に入っていただけると思います。私たちも、もっと多くの協力ゲームがあれば良いなと思っているのです。特にローカル協力プレイとオンライン協力プレイの両方に対応したゲームは、それほど一般的ではありません。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Nickもちろんです!本作はたくさんの様々なところから影響を受けています。

ゲームシステム面では、たくさん影響を受けています。シューティングと弾幕スタイルのシステムは、『斑鳩 IKARUGA』『グラディウス』『Geometry Wars』『Assault Android Cactus』のような作品から影響を受けています。リズムゲームの部分は、『Audioshield』『Dance Dance Revolution』『Rock Band』『maimai』のようなゲームから影響を受けました。

ダンジョンクロウラーやルートシューターの要素は、『ボーダーランズ』『ディアブロ』『Destiny』のようなゲームから影響を受けています。本作のアートや雰囲気、環境部分は、『ゼルダの伝説』や『聖剣伝説2』のような名作が大きなインスピレーションの源です。

キャラクターやストーリーは、土曜の朝にやっているカートゥーンや戦隊モノ、「ボルトロン」「パワーレンジャー」「タートルズ」から影響を受けていますね。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Nick2016年後期に本作の開発を開始して以来、開発チームは全員100%リモートで作業を行なっています。そのため、実際にオフィスを構えているスタジオと比べ、私たちは新型コロナの影響は少なかったでしょう。開発チームのうちの数人が新型コロナに罹患してしまいましたが、幸いにも軽症で済み、開発を進めることができました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Nickもちろんです!本作を使って配信をするのも収益化するのも大歓迎です。著作権の問題を回避するためにも、こちらのフォームを使ってホワイトリストにご自身のチャンネル登録するのだけを忘れないようにしてください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Nick私たちが本作の開発を楽しんだのと同じぐらい、皆さんにも本作を楽しんでいただけると嬉しいです!あと、また日本を訪れて一日中日本の素晴らしいゲームセンターでリズムゲームをプレイすることができる日が待ちきれません!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


《Chandler》
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