デベロッパーMinMax Gamesは、『RimWorld』スタイルで展開する中世コロニーライフシム『Clanfolk』の早期アクセスを開始しました。

本作はスコットランドのハイランド地方を舞台に、厳しい自然の中で窯や家を作り、家畜の世話や畑の収穫などを行いながら一族の繁栄を目指します。ビジュアルやゲームプレイスタイルは非常に『RimWorld』と似ていますが、開発者のBlorf氏はインスピレーションの源であると認めつつ、次のような相違点があると説明しています。
一族
主な違いは本作が一族にしっかりフォーカスしていること。『RimWorld』がコロニーのためのストーリージェネレータであるのに対し、『Clanfolk』では小規模な人々の日々の生活に引き込むライフシミュレータを作ろうとしている。
『Clanfolk』の人々は、生まれ、プレイヤーの世話で長い人生を送り、やがて死んでいく。プレイヤーは彼らを育ててその人生に寄り添いながら、何時間もかけて彼らを知っていく。また、赤子、幼年期、成人期、高齢期と明確なライフステージを経ていく。
本作は『The Sims』に近い、より幅広いニーズを持っており、自分が計画したコミュニティで日常生活を送る姿を楽しんでもらいたい。
日々の暮らしにフォーカス
『RimWorld』は戦闘と完璧な交戦地帯を作ることに重点を置いている。それはとても楽しいが、『Clanfolk』は歴史的に正確な手段で冬に備えること、つまりは計画vs自然であり、ランダムなイベントやレイドではない。
ウサギを罠から回収し、薪を割り、肥料をやり、動物の小屋を管理し、食事を作るなど、毎日改善しなければならないルーチンがある。生きるために必要なことを行うとともに拡張や冬支度をする。
ワールドシム
主な敵は自然であり、襲撃者ではない。風の冷たさや濡れることを心配する必要がある。人や動物には体温があり、狭い空間でそれを共有することができる。すべての物に可燃性があり、地域の湿気に影響される(夏は草が燃え、春や秋は燃えない)。
雰囲気
コーヒーを飲みながら湖で魚が跳ねるのを見たり、夜にカラスの群れが家路につくのを聞いたり、風がゆっくりと草を書きわ得ていくのを眺めたりするなど、そこにいたいと思って欲しい。
見ているものに応じて、その地域と状況と時刻に基づいてサウンドスケープが形成される。朝、森を見ていたら鳥が騒ぎ、深夜になるとカエルが鳴き始める。すべてはプレイヤーを引き付けるために存在し、それを楽しむ時間も考える時間もある。
舞台設定
『Clanfolk』はスコットランドのハイランド地方での歴史的に正確なシミュレーションであり、異世界で取り残された生存者を描く『RimWorld』とは舞台設定が全く異なる。『RimWorld』のテーマは非常に説得力があるが、『Clanfolk』は「ハイランダー 悪魔の戦士」や「ブレイブハート」の平和な部分を追求している。







日本語にも対応している『Clanfolk』は、通常価格2,480円(7月22日までは10%オフ)でSteam配信中。早期アクセスは少なくとも半年間は行う予定とのことです。