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竜の咆哮が日本で再び響き渡る!世界初のRPGことテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』日本語版発表会レポート

世界初のロールプレイングゲームでもあり、世界で一番遊ばれているテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が日本国内で再び展開ということで、その発表会の様子をお届けします。

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世界初のロールプレイングゲームでもあり、世界で一番遊ばれているテーブルトークRPGと言えば『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(以下、D&D)。日本国内では余り馴染みのないタイトルではありますが、米国においては実に60%以上のゲーマーが『D&D』を遊んだことがあると言われるほどメジャーなタイトルです。

そんな『D&D』ですが、ホビージャパン社への委託を取りやめウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の日本支部から正式に日本版の展開を行うことを今年7月末に宣言。そして本日、大々的に今後の日本国内においての『D&D』の展開について発表会を行いました。

本来発表会はオンラインでの実施でしたが、筆者は特別に実地での取材を認められました。そこで発表会で公開された情報と共に現地の雰囲気や担当者へのより細かなお話を交えてレポートしていきます。そこには日本の地においてもテーブルトークRPGの最先端を行こうとする強き意思が感じられました。

まずは12月16日に6商品を展開

まずは『D&D』日本国内の展開についてのお話。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本支部として新たにまず6つの商品を12月16日(金)に発売することが発表されました。

『D&D』をやったことがない、あるいはあまり経験のない初心者向けとしてプレイセットと呼ばれる2商品が発売。「スターターセット」はすでに作成されているキャラクターシートと短時間で遊ぶためのコンポーネントが全て揃っているので、テーブルトークRPGに触れたことがない人でも気楽に『D&D』の世界を簡単に味わえるようになっています。

「デラックス・プレイ・ボックス」は「スターターセット」では物足りない人、テーブルトークRPGの経験があってじっくりと『D&D』の世界観を知りたい人向け。キャラクターシートはブランクなので、実際にキャラクターを作成し自分だけのオリジナルキャラクターがゲーム内で動くのを経験したい人にうってつけです。

この2つのプレイセットは可能な限り難しいことや煩雑な面を取り除いてブラッシュアップしたとのこと。『D&D』は興味があるけど難しそうと思っている人こそ、ぜひ手に取って欲しい商品であるとお話を頂きました。

そして残り4商品は本格的に『D&D』を遊ぶためのルールやデータが記載されているコア・ルールブックになります。まずは「プレイヤーズ・ハンドブック」。これは『D&D』を遊ぶ上での基本的なルールからキャラクターの作成ルール、レベルアップや呪文やアイテムなどなど『D&D』を遊ぶ上で必要不可欠なものです。

なお、他のコア・ルールブックも同様ですが新しく日本語版として発売されるということで本国で修正されたもの、エラッタが出たものに関しては一通り更新した上で発売するとのこと。そのため同じタイトルの旧版を持っている人にとっても一々修正点やエラッタを確認する必要がなくなるという利点があります。

さらに、最大の違いとして距離についてフィートではなくメートルで記載されるようになりました。『D&D』は距離が非常に大事なゲームなのですが、今までの表記がフィートだったため日本人にとって想像がしづらかった面がありました。これも解決することになり、対象への距離のイメージが掴みやすくなっています。

フィートについても併記されているのですでにフィートに慣れてしまった人でも違和感なく読むことができます。このように初心者にも熟練者にもしっかり配慮が行き届いている点は好印象です。

残りは「ダンジョン・マスターズ・ガイド」と「モンスター・マニュアル」と「ザナサーの百科全書」の3つ。「ダンジョン・マスターズ・ガイド」はプレイヤーを導くダンジョン・マスター、通称DMとして必要な心構えやテクニック、データなどが記載されています。「モンスター・マニュアル」は名前の通り「プレイヤーズ・ハンドブック」では記載できなかった沢山のモンスターのデータが掲載。そして「ザナサーの百科全書」はより『D&D』を深く遊びたい人向けのサブクラスなどのデータが表記されています。

12月16日の新商品の発売時には、記念イベントも開催。商品を購入しキャンペーンサイトに登録することで、人気イラストレーターの百瀬寿さんのイラストが描かれたオリジナルデザインのダイストレイが抽選で100名にプレゼントされます。

ここから3年、さらに先の展望も

発表会では今後の展開についても告知されました。まず2023年内に日本国内では未発売だった『D&D』のルールブック関連の商品を日本向けに4つ以上発売することを明言しました。これはコアファンにとっては嬉しい告知といえるでしょう。すでに日本語版が存在する『D&D』関連の商品について新版に更新するかどうかは未定とのことです。

映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」が、2023年内上映予定から2023年の春に上映予定と告知されました。上映時期もおおよそ確定し、こちらも期待したいところです。

さらに2024年は『D&D』生誕50周年として大々的なプロモーション活動を行うと同時に、デジタルコンテンツとしての発展を目指す旨が発表されました。現在アメリカでは公式のオンラインツールとして「D&D beyond」というサービスが存在していますが、こちらを日本向けにローカライズするのかあるいは全く別のものを用意するかは不明。12月16日に発売予定のコア・ルールブックに関しても電子書籍化は未定とのことだったので、デジタルコンテンツの発展という言葉に期待したいところです。

ただ、発表会の後に関係者の方にお話を伺ったところ、『D&D』を触ったことがない初心者の体験資料として現在ホビージャパン社の『D&D』公式サイトに存在する「プレイヤー用ベーシック・ルール日本語版」の代わりになるようなものを2023年の年明け頃に用意するとのこと。また『マジック・ザ・ギャザリング』の「フライデー・ナイト・マジック」の様な公式店舗での初心者向け体験イベントも実施出来るような仕組みも用意し、『D&D』をオンラインでもオフラインでも気軽に体験できる体制を整えていくとのことでした。

発表会はここまでで終了。その後は人気コスプレイヤーのえい梨さん、シスルさんがそれぞれファイターとウィザードをイメージしたコスプレを披露しつつ、Fighter-KOUさんがダンジョンマスターを実施した『D&D』体験卓の様子についてインタビュー形式で答えるトークイベントが開催されました。えい梨さんはダイスでファンブル、一方シスルさんはクリティカルとダイスの出目も対応も両極端ということで、その対比が非常に面白くテーブルトークRPGならではの体験をしたのだろうと経験者の筆者は十二分に感じられました。

日本で再び蘇る竜の咆哮と冒険

今回、取材を現地で見た筆者の感想として非常にプロモーションに力を入れていると感じました。実際、日本国内向けに宣伝用のCM動画を用意したり、いろいろなインフルエンサーを交えてのイベント企画や発表会を用意したり、今後も12月の商品発売までプロモーション活動を続けるとの話もあり、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が今回日本国内に本気で『D&D』を流行させたいんだという気概を感じました。

SNSではTRPGがトレンド入りすることが当たり前になった昨今、今回の『D&D』の本格参戦でどの様な流れに変わっていくのか、そして国内の地で再び竜の咆哮が響き渡るその瞬間が非常に楽しみになった、そんな今回の発表会でした。これを気にぜひ『D&D』に、そしてテーブルトークRPGに興味を持って欲しいなと筆者は切に願います。



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《げーまー哲》

焼きうどんが大好きなVtuberライター げーまー哲

2020年7月からVtuber活動開始。 普段はTRPGや音楽ゲームの配信を中心に活動。 それと同時にライター・ゲーム開発・同人活動を並行するマルチプレイヤー。 焼きうどんが大好きで、月の昼食の2/3は焼きうどんしか食べない。 世に出たゲームハードを多数所持しており、いずれ全てのゲームハードを所有するのが夢。

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