『FORSPOKEN』の“パルクール”って難しい? 魔法の操作は複雑? そんな不安を、強烈なゲーム体験が払拭!【先行プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『FORSPOKEN』の“パルクール”って難しい? 魔法の操作は複雑? そんな不安を、強烈なゲーム体験が払拭!【先行プレイレポ】

『Forspoken』体験版とは異なる範囲をプレイした試遊を通じ、本作のプレイ感などをを広くお届けします。

家庭用ゲーム PS5
『FORSPOKEN』の“パルクール”って難しい? 魔法の操作は複雑? そんな不安を、強烈なゲーム体験が払拭!【先行プレイレポ】
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2020年11月に発売され、今も需要が供給を大きく上回っているPS5。この2年間で、PS5の実力を示すゲームはいくつも登場しましたが、その役目を同等以上に担う注目作が、2023年早々に登場します。

スクウェア・エニックスが新たに放つ『FORSPOKEN』は、ニューヨークに住んでいた「フレイ・ホーランド」が、滅びが迫る異世界「アーシア」へと飛ばされてしまい、故郷に帰る方法を求めてさすらう完全新作のアクションRPG。年明け直後の1月24日に発売を迎えます。

本作の特徴といえば、魔法を軸としたアクションや、オープンワールドで描かれる広大な世界がまず目を引きます。こうした魅力は多くの映像で語られてきたほか、東京ゲームショウの試遊プレイでも体験できました。しかし、映像だけでは実際のプレイ感までは伝わりませんし、会場でのプレイは直接足を運んだ来場者しか味わえない限定的な体験です。

そのため、まだ広く明かされていない部分も多かった『FORSPOKEN』ですが、発売に先駆けて序盤の一部に直接触れる機会に恵まれました。3時間ほどの試遊でしたが、そこで実感したプレイ体験や気になっていたポイントなどを、今回のレポートを通してお届けします。

なお、今回プレイした範囲は、チャプター2と3、5となります。また、使用したハードはPS5ですが、実際の製品版とは一部異なる可能性があるのでご注意ください。

■個性豊かな魔法を戦略的に使いこなす面白さ

まずは、ゲーム性の中心となる「魔法」を通して、本作のプレイ感や手応えなどに迫ります。主人公のフレイは、意思を持つ魔法のブレスレット「カフ」を相棒に、アーシアで待ち受ける危険へと立ち向かいますが、その時に頼るのが魔法の存在です。

カフの導きによって使える魔法の種類や数は膨大で、今回遊んだ序盤の範囲だけでも、パワーアップを含めて10を超える魔法を確認。実際に使うには取得しなければなりませんが、最終的には100個もの魔法が使えるとのことなので、期待が高まるばかりです。

そんなに魔法が多いと、操作が複雑なのでは……という不安を持つ方もいるでしょうが、少なくとも今回遊んだ範囲では、操作に戸惑う場面はほぼありません。最も忙しないバトル中でも、洗練された操作性のおかげですんなりとプレイできました。

戦闘中に使う主な魔法は、「攻撃魔法」「支援魔法」「チャージ魔法」の3種類。敵への攻撃は全て魔法で行い、基本となる通常の魔法攻撃はR2ボタンで繰り出します。また、R2ボタンを長押しすると、事前に選択した様々な魔法の発動が可能になります。

例えば、連射が利く魔法もあれば、物質化した岩を投げつけて一定範囲にダメージを与えるといった魔法もあり、立ち回りやシチュエーションによって活きる場面が異なります。状況に応じて使い分ければ、手ごわい敵とも十分渡り合えるでしょう。

また、気に入った魔法を中心に使い続け、「魔法の特徴と噛み合う立ち回りを心がける」というのもひとつの手。自分らしい戦い方を見つけられるのも、魔法が豊富な『FORSPOKEN』の魅力です。

攻撃魔法を主武器とするなら、その補助を行うのが「支援魔法」です。一定範囲の相手を拘束する支援魔法を使えば、相手が集団でも足止めできますし、強敵相手に連続してダメージを与えるチャンスにもなります。

支援魔法の中には設置して直接敵を攻撃するものもありますが、例えばこの設置した魔法と自分で挟み込むように敵を誘導すれば、設置した魔法がこちらに向かう敵の背後から襲いかかる、といった状況に持ち込むことができます。こうした有利な状況を自分の手で作り出せる戦略性は、「戦場を魔法で支配する」という手応えをダイレクトに味わわせてくれます。

最後の「チャージ魔法」は、戦闘中に溜まるゲージが最大になると発動できる、必殺技のような存在。頻繁に使用できないものの、その分威力は段違い。手ごわい敵を倒すための後押しはもちろん、集団を一気に薙ぎ払う爽快感も楽しめる、使って嬉しい奥の手です。

攻撃魔法は溜める時間を要し、支援魔法は一度使うとクールタイムが挟まります。チャージ魔法はゲージがなければ使えません。が、各魔法の足かせはこの程度で、いわゆるMPの消費といったリソースを支払う必要はなし。失敗を恐れずに気軽に使えるのも、嬉しいポイントです。

大まかに分けて3種類の魔法を使いこなしますが、ボタン操作は「支援魔法がL側」「攻撃魔法がR側」「チャージは同時押し」と明確に区分けされているので、煩雑さはありません。アクションゲームに慣れていれば、すんなりと身につく程度なのでご安心を。

また魔法の使用感は、いずれも「超常的な力を使っている」という実感が得られ、発動させるだけでも楽しい体験でした。演出されたエフェクトや実際の効果、敵を薙ぎ払う感触などが心地よさの正体ですが、それを後押ししてくれるのが、DualSenseのハプティックフィードバックから得られる振動です。

魔法の発動(だけではありませんが)に応じて、シチュエーションに合わせてきめ細かく振動が変化し、その感触が気持ちよさを助長してくれます。ゲーム全体から見ればささやかな演出のひとつですが、プレイヤーと魔法を直接結びつける大事な要素でもあり、この世界への没入をさりげなく誘導する影の立役者、といったところでしょうか。

ハイエンドなPCであれば、画面の美しさや解像度などを最高のパフォーマンスで楽しめます。その点についてPS5は一歩譲るものの、ハプティックフィードバックの心地よさは、DualSenseを選ぶに足る十分魅力だと実感しました。

どの環境で遊ぶかはプレイヤー次第ですが、DualSenseを通して得られる「魔法」の実感は、機会があれば一度味わって欲しい手応えです。

■「魔法パルクール」は簡単、だけど楽しい!

本作の魔法が役立つのは、戦闘だけに限りません。広大なオープンワールドの世界を、フレイはその身ひとつで渡っていきますが、その旅路に欠かせないのが「魔法パルクール」です。

「魔法パルクール」という単語だけ見ると、その実態が掴みづらいかと思いますが、魔法の力を借りて縦横無尽に駆け回るパルクール、と考えて問題ありません。ちょっとした段差や壁などは、この魔法パルクールひとつで容易く乗り越えられます。

また魔法パルクールの速度はかなりのもので、広大な分だけ移動距離も長尺になるといったオープンワールド特有の問題も感じさせないほど。しかも、立体的な地形を軽々と乗り越えたり、段差を駆け上ったりできるので、単純な速度以上に移動が快適です。

これだけ便利な魔法パルクールですが、その分操作が複雑なのでは……といった懸念を個人的に抱いていましたが、操作方法は至極シンプル。〇ボタンを長押しするだけで、段差を飛び越え宙を舞う華麗なアクションを次々と繰り出してくれます。

また魔法パルクールは、戦闘でも重要な役割を担っており、敵からの攻撃を回避するのに役立ちます。短く押せば、スライドのように短距離を素早く移動して攻撃を避け、長押しすると高速移動で駆け続けます。

しかも、この長押し中の魔法パルクールは、敵の攻撃を自動的に避けてくれる優れもの。複数の魔法弾に襲われても、魔法パルクール中なら余計な操作いらずで全て回避するので、操作はシンプル、効果は絶大と、まさにいいとこどりです。

もちろん、魔法パルクールは万能ではなく、一部の強烈な攻撃は避けられませんし、魔法パルクールの発動にはスタミナ(消費後、一定時間で回復)が必要なので、闇雲に使いまくると窮地に追い込まれる時も。とはいえ、こうした点を踏まえ、しっかりと使いこなせば、簡単操作で敵を翻弄するプレイが楽しめます。

今回のプレイ範囲が序盤だったのも一因かと思いますが、魔法パルクールを意識して戦うと、強敵の攻撃もかなり凌ぎやすく、魔法が飛び交う戦場も華麗に捌くことができました。

実際のプレイを例に出すと、回復薬をほぼ使い切った状態で強敵の最終形態と戦うハメになりましたが、火球の連続攻撃などを魔法パルクールがスタイリッシュに避けてくれ、苦労しつつも無事撃破。心地良い達成感が味わえました。

「溜めと攻撃のタイミング」「支援魔法をいつ使うか」「チャージ魔法の切り時」など、操作する上での意識は攻撃面に偏りがち。だからこそ、〇ボタン押しor長押しといった魔法パルクールの簡単操作が、並行処理する上で非常に助かります。

移動のストレスを無くしつつ、ダイナミックなアクションで「移動そのもの」がアトラクション的な楽しさも生む魔法パルクール。戦闘時では、生存を左右する重要な役割ながら操作は簡単で、さらに見栄えも満点と、いいことづくめの要素になっています。

■魔法が主体、そして自分が主役の『FORSPOKEN』

『FORSPOKEN』における魔法は、ゲーム性の中心と捉えてもいいほど重要な要素。戦闘から探索までほぼ常に関わってきますし、「魔法を使う」という行為自体が娯楽として確立している印象を受けました。

ですが、『FORSPOKEN』の本質を問われると、魔法そのものが主役ではないとも感じます。多彩な魔法アクションと、広大なオープンワールドを与えられたプレイヤーが、この「遊び」をどのように楽しむのか。『FORSPOKEN』はあくまで「遊び場」であり、これらを使って自分がどんな遊びに没頭するのか。この場所で楽しむプレイヤーこそが、本作の主役に他ならないのです。

やや口の悪い相棒・カフとのやり取りや、価値観の異なるフレイと異世界の住人とのやり取り、アーシアを揺るがす謎と危険に立ち向かう展開なども無論魅力的ですが、こうした物語もまた、遊び場をより輝かせ、没入度を高めてくれる土台と言えます。

「魔法を使う」という夢は、このリアル世界ではまず叶えられません。ですが、アーシアという遊び場ならば、魔法を使う自分をこの上なく実感できるのでは。そんな期待に繋がるプレイ感を、今回の試遊で味わいました。願わくば、魔法を使えるという「魔法」が、製品版をクリアするまで醒めませんように──。

《臥待 弦》
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