時をかける俺!カードバトルADV『DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』“俺”が死ぬタイムループの謎を解き明かせ【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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時をかける俺!カードバトルADV『DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』“俺”が死ぬタイムループの謎を解き明かせ【爆レポ】

真相に近づくほどハーレムが完成する“なろう系”ダンジョン。

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時をかける俺!カードバトルADV『DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』“俺”が死ぬタイムループの謎を解き明かせ【爆レポ】
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目まぐるしく移り変わる世の中、ゲーム業界も光の速さで進歩し、どれが自分に合うゲームなのか見極めるのは誰にとっても悩みどころです。懐の予算や遊ぶ時間と向き合いながら、いますぐ新作ゲームの情報が知りたい。そんなときのための「爆速プレイレポ」でございます。

今回は、InuiNanGamesが開発し、2023年1月4日に配信された『DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』をプレイして気になる内容を紹介します。

DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』とは

本作は、“ローグライク×カードゲーム×ループシナリオ”という贅沢な三種のコンセプトを基に、いわゆる“死に戻り”の力を駆使して物語の真相に迫るインディー作品です。自分だけが知る記憶とともに引き継いだカードでデッキを強化し、ダンジョンを攻略してボスに挑む過程で、ループを打ち破るために必要なキッカケを探します。

攻撃や防御、スキルといった戦闘中の行動をカードとして繰り出すバトルパートと、会話やルート選択が可能なアドベンチャーパートで構成されており、マウスクリックの簡単操作で集中してストーリーを読み進められます。システム的には簡易的な構造なので、カードゲームにありがちな複雑なシナジー要素に戸惑うこともなく、お買い得な価格設定もあって懐にも優しい一品です。

また、本作の言語は日本語のみの対応となっており、コントローラー操作のサポートなどはありません。

筋書きのあるタイムループ

初回からハードモードを選択できますが、戦闘は割とシビアなバランスなので、不安がある方はノーマルでプレイしましょう。筆者もカードゲームには苦い思い出があり、今回は通常難易度で堅実に進めていきます。

ゲーム開始後、見知らぬ妖精に導かれて暗闇を抜けると、本作のパッケージキャラクターでもある時の魔女と遭遇。一息ついて世間話をする間もなく、おそらくは回想と思われる形で時系列の始まりに近い地点に飛ばされ、女剣士トモエと挨拶を交わすところから物語がスタートします。このトモエを竜迷宮に案内するというのが主人公の本来の役割であり、相棒的な立ち位置から頻繁に交流する主要な登場人物です。

そうしてトモエを連れてダンジョンを潜っていくことになりますが、他の人物はストーリー以外には関与せず、あくまでプレイヤーが操作するのは主人公のみで戦闘も自分ひとりで行います。

女連れで一番会いたくない敵。

進行ルートは3通りの中から選んで進んでいき、それぞれ戦闘や休憩地点、各種イベントが存在。ただ、プレイした限りでは、どの道を選んでも敵が出てくるので結果の大小はあっても基本的には一本道となっています。ボス前の休憩を含め、適当に進めていても物語のループに関わるイベントが必ず出てきたので、ルートに関しては行きたい方向に進む感じで問題ないでしょう。

ダンジョンは10階でワンセットとなっており、その後にボスが登場し、これを倒すとストーリーが進行するという分かりやすい仕組みです。筆者のプレイに不手際があったかは不明ですが、1週目は自分が死んだり誰かが死んだりして必ず失敗し、2週目で歴史を改変して事無きを得るという筋書きになっています。もちろん、単純に戦闘で死亡した場合もやり直しになるので、引き継ぐカードを規定数内で任意に選択して再挑戦しましょう。

親切がプレイヤーを邪魔している

本作の特徴として、片手でクリックするだけの直感操作やシンプルなシステムなどが挙げられますが、それ故にカードゲームならではの戦略や何百何千という種類のレアカードを探し求める探求のようなものはありません。ストーリー自体も短く、早い人なら1時間程度で終わってしまいます。

よくいえば値段相応のカジュアルな作品であり、手軽に楽しみたいプレイヤーには適しています。しかし、ローグライクやカードゲームは玄人志向の強いジャンルなので、高難度な体験を求めるゲーマーの欲求を満たすことはできないでしょう。

肝心のカード部分においても、バトルのたびに手札を引きなおすことはできず、手に入れたカードを自由に取捨選択して戦略を練ることもできません。カードを並べ替えて引く順番を調整するといったことも同様に不可能です。前もって準備を整えるということを制限し、即席のデッキでやりくりするのがローグライク要素なのかもしれませんが、カードの種類や効果も数える程度なので、慣れてくると戦闘はパズルに近い感覚でした。

分かりやすさやバランスといったプレイヤー側のQoLを優先した結果だと思いますが、あまりに単純化しすぎて、プレイの幅が極端に狭くなっているのが気になります。好きなタイミングで回復できなかったり、コスト制やカードシステムの不便がバトルの手応えに繋がっていますが、それでも特に苦労しなかったので難易度はハードでもいいかもしれません。

細かい部分はアップデートで改善される可能性もあり、とにかくカードが少ないせいで作品の魅力が損なわれている点についても、今後の対応次第ということになりそうです。

一人称が“俺”。

あ、それボクです…。

余談ながら、現時点で思うようなカードゲームができないという以外にも、本作の端々から感じられる印象には不安なところがありました。

剣と魔法の王道中世ファンタジーの雰囲気でありながら、語り手の口調、女性キャラクターの過剰な割合、あまり重要ではない雑談に尺が割かれる点など、いわゆる“なろう系”のような小説投稿サイト特有のテイストが目立ちます。ポピュラーなジャンルではあるものの、そういった作品が苦手な方は少し注意が必要です。

キャー、エッチ!

『DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-』は、Steamにて配信中です。

タイトル:DUNGEON WALK-竜迷宮の管理者-
筆者がプレイした機種:PC(Steam)
発売日:2023年1月4日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
価格:400円(Steam版)


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《りおちゃんこ鍋》

ニート10年ゲーム20年の大元帥 りおちゃんこ鍋

一般曹候補として徴兵されて1か月で脱柵後、ラノベ作家を目指すという名目でママの年金を喰い潰し、1秒も働かずに35万のPCを購入。若干8才で『パーフェクトダーク』をクリアし、『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』『レインボーシックス シージ』『Apex Legends』など、戦場を渡り歩く根っからのFPS畑。強さだけが全てという当時の業界に感化され、クソゲーとヌルゲーマーを許さない。現在は、エロゲソムリエを自称し、単身DLsiteにて潜入捜査中。好きなバイオは「アウトブレイク」、嫌いなエロゲは「紙芝居」。

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