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大航海時代を描くADV『セーリング エラ』カジュアルに遊べてプレイスタイルも自由!自分だけの船団作りを堪能できる【爆速プレイレポ】

ポルトガルや日本など、4人の異なる主人公で自由な航海を!

連載・特集 プレイレポート
大航海時代を描くADV『セーリング エラ』カジュアルに遊べてプレイスタイルも自由!自分だけの船団作りを堪能できる【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2023年1月12日にパブリッシャーbilibili、デベロッパーGY Gamesより、PC向けにリリースされた『セーリングエラ(Sailing Era)』について生の内容をお届けしたいと思います。

『セーリングエラ(Sailing Era)』とは

大航海時代を題材にした航海ストラテジーアドベンチャーゲーム。出身地の異なる4人の主人公が船長となり、それぞれの目的を果たすために世界を股にかけた航海の旅を体験する作品です。

実際の世界地図の比率で作られたというゲーム内には、歴史的背景のある200近い港が存在しています。プレイヤーは自分だけの船団を作り上げ、次々変わる天候や恐るべき海賊など、さまざまな脅威に立ち向かいながら世界を冒険していきます。

港では交易や造船、人々との交流やクエストなどはもちろん、世界の奥に隠された未知の発見や隠された財宝が待ち受ける探検も可能。自分の商業ギルドを作り、町の発展に貢献することもできます。主人公ごとに用意されたストーリーや個性豊かな仲間集めなど、イベントも満載です。

ストーリーはあるものの、時間制限などの縛りが少ない本作。大きな交易で巨万の富を築いたり、世界の隅々まで探検して地図を完成させたり、知識を蓄えながら宝探しの冒険を行ったり、自分なりのプレイスタイルで航海を楽しめるのです。

『セーリングエラ(Sailing Era)』の実内容に迫る!

本作の主人公となるのは、ポルトガル、アラブ、大明、日本の地域出身の男女たちです。彼らはそれぞれの出自を持ち、ゲームとしては探検家や船大工など得意分野が異なります。今回のプレイでは、やはり大航海時代ということでポルトガルの主人公・アンドリューを選んでプレイしました。

アンドリューは、ポルトガルの首都リスボンにある海事学校を卒業した19歳の若者。偉大な航海者を目指すアンドリューは街で商船の仕事を続けていたのですが、ある日運命的な出会いを果たし、探検航海船のキャプテンとして世界を巡る冒険の旅に挑むことになります。

選べる4人の主人公。

ゲームは丁寧なチュートリアルやヘルプが用意されているため、最初の航海や戦闘などのゲームの基礎をしっかり学ぶことができます。ストーリーを進めると交易などの新要素が登場し、いつでも確認可能なヘルプ画面も表示されます。全体的に操作やUIはわかりやすい印象です。

また、航海に欠かせない仲間キャラクターは世界中の港で待ち受けています。ストーリーを追いながら港でイベントを進めていくことで、自らの船団がどんどん強化されていくのです。

航海にお金は必須!港を巡り商機を掴め

『セーリング エラ』の世界は比較的ルールが緩めで、序盤からさまざまな海域の港に寄ったり交易することができます。港には情報と船員集めに最適な「酒場」や交易品を売買できる「取引所」、街を治める「王宮/総督府」などの施設のほか、街によって「造船所」「道具屋」「図書館」など、さまざまな施設があります。

どんな行動を起こすにもまずお金は必要なため、まずは近海交易でお金を稼がなければなりません。交易の基礎は「安く買って高く売る」こと。取引所で交易品の相場を見ながら上手に売買しましょう。毎月1日にその港の景気が変化するため「不景気な港で安く仕入れて好景気の港で売る」といった交易ができれば大儲け間違いなしです。

また、街にある「商業ギルド」には、指定期日内に交易品を納めるクエストが用意されています。このクエストを達成すると街の“貢献値”を獲得できます。貢献地は街の名産品交易許可を得たり、ギルド建設を可能にするもの。儲けも多いので、通常交易よりもこちらを優先したほうが良い印象です。

大規模な交易をするためには船団数を増やしたり、街にある倉庫を利用するのも重要です。特にこの倉庫は非常に便利で、200個まで交易品を貯蔵可能。安い時期に大量に交易品を買って好景気になったら一気に売り払う、ギルドクエストでよく使う交易品を貯めておくなど、さまざまな使い方ができます。

貢献度を上げれば交易時の税金免除も。

交易に関してはかなりカジュアルで、コツさえつかめばお金稼ぎに苦労することはありません。お金で困らせず、自分なりのプレイを楽しみやすくなっているようです。まずは近隣の港すべてを巡り、商機を掴んでいきましょう。

自分のギルドでは自動交易などもできます。

未知の海域を探検!海戦は仲間との絆で乗り越えろ

大航海時代がテーマの本作、やはりその醍醐味は世界の海を舞台にした航海です。航海中の操作はわりとシンプルで、船の速度と向きを決めれば問題なく船は動きます。帆船なので速く移動するためには風を意識する必要がありますが、帆の向きなどの操作はありません。

しかし油断は禁物、航海中にトラブルはつきもの。突然の嵐やマップが見えなくなる霧などの自然の驚異はもちろん、長い航海ではネズミ発生や壊血病などの危険が常につきまといます。港でオレンジジュースや殺鼠剤などを買っておく、万全の備えが必要です。

さらに、海賊による襲撃にも気を付けなければなりません。海戦はアクションで、プレイヤーは左右の砲台を切り替えながら撃つか、敵船に近づいて白兵戦を仕掛けることができます。また、仲間を僚船のキャプテンに任命しておくと、確率で一斉射撃を繰り出すことも可能です。

キャラクター同士の戦闘も。

もちろん航海は厳しいことだけでなく喜びも満載です。酒場などで得た情報をもとに難破船をサルベージしたり、アザラシや地形を観察して発見する探索要素も用意されています。発見物は総督府に報告してお金と貢献値をもらったり、酒場の看板娘を口説くためにも使えますよ。

こちらから海賊行為を仕掛けることもできますよ。

世界を探索して港を繋ぎ、大きな街のショップで「航路」を入手すれば自動航行も可能。世界を広げることが、そのまま航海者としての大きなアドバンテージになるのです。自動航行は交易の際にも非常に便利ですよ。

サルベージは手軽に稼げる手段。
自動航行は投資の価値あり。

仲間を鍛えて新たな発見を見つけ出せ!

本作はスキル制で、登場するキャラクターはそれぞれ得意分野が異なります。例えば医者であれば「医術」、商人であれば「精算」が高いなどで、適応した仕事に就かせることでその能力を遺憾なく発揮してくれます。

ゲーム内で得た経験値は、酒場で消費することでレベルアップ可能。レベルが一定になると好きなスキルを伸ばせるのですが、ここで専門分野を伸ばすか万能を目指すか選択するのも大きな悩みどころです。なぜなら本作の要素として、学問が大きな意味を持っているのです。

一部の街にある図書館にはさまざまな書籍があり、それを読み解くために「地理」「生物」「財宝」などの知識が必要になります。読み解いた書籍は財宝の手がかりになり、その在処の街や上陸地点で探検することで入手可能です。陸上探検はヘックス移動式で、補給物資や武器、伐採斧などを持ち込む独自のミニゲームとして楽しめます。

書籍の解読にはかなり要求スキルが高いものもあります。レベルでスキルを上げたり、専門的な仲間を集めたり、お金を稼いでスキルブースト効果のアイテムを稼いだり、さまざまな方法で対応する必要があります。また、街では暗号解読が必要になるクエストが発生することもあります。

もちろん、この探索要素を優先しない遊び方でも問題ありません。自分だけの船団を組み、自分だけの育成を楽しめるのが何よりも魅力なのです。


ここまで紹介してきた『セーリング エラ(Sailing Era)』。冒険・交易・戦闘などさまざまな部分で『大航海時代 Online』など同テーマの名作達の影響を色濃く感じます。ゲームのシステムは丁寧に作られ、理解しやすい操作とややカジュアルな難易度で、遊びやすいゲームに仕上がっている印象です。

キャラクターデザインや航海画面、街のグラフィックなども良く、本作の世界観にしっかり没入できる雰囲気も抜群。酒場の看板娘がどれも可愛いデザインなのは、特に高く評価したい部分です。また、オランダの「チューリップ・バブル」といった当時の歴史的出来事を題材にしたイベントもあり、この時代が好きな人であれば嬉しくなります。

ただし、突然女性言葉で話し始める男の仲間など、一部の日本語翻訳がおかしいのが気になります。一応システム面で混乱するような翻訳は今のところ確認できていないのですが、なるべく修正してほしいと思います。また、設定によっては一部海域でゲームが重くなる不具合にも遭遇しました。

『セーリング エラ(Sailing Era)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。精力的なアップデートも行い今後にも期待を持てる本作、大航海時代というテーマが好きなら遊んで損をしない作品です。良い航海を!

おまけ:酒場娘コレクション(ごく一部)

タイトル:セーリング エラ(Sailing Era)

対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:2023年1月12日

記事執筆時の著者プレイ時間:12時間

価格:2,800円



《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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