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これからを生きる新社会人の皆様へおすすめ「お仕事ゲーム」を集めましたぞ【Steamセール2023年春】

新社会人の皆様へ特におすすめのタイトル5選。仕事で理不尽な目にあうこともありましょう。ぐっと堪えるのも心が大変です。本記事や紹介されているゲームが、少しでも気持ちを上向きにする一助になれば幸いであります。

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これからを生きる新社会人の皆様へおすすめ「お仕事ゲーム」を集めましたぞ【Steamセール2023年春】
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2023年3月も下旬。卒業シーズンも落ち着き、桜の開花もいよいよ間もなくといったところで、新しい生活を迎える方も多いのではないでしょうか?今回の記事ではそんな読者の皆様の中でも、特にこれから新社会人になる方々への応援ということで、お仕事に関連した5つのタイトルをご紹介。

世に出てみれば右も左もわからないなか、「会社は学校ではない」などの厳しい言葉を叩きつけられることもありましょう。そんな時に本記事および紹介したゲームが、「なあに、まだまだこれから」とネガティブな気持ちを笑って受け流す一助に少しでもなれば幸いであります。早速やってまいりましょう。

『Potion Craft: Alchemist Simulator』

本作は中世(?)を舞台に、錬金術師としてポーションを作っていくシミュレーションゲーム。2021年9月に早期アクセスが始まり、その時点でも十分な完成度の高さを誇っていましたが、さらに磨きがかかった正式版が2022年12月にリリースされました。用意した素材を鍋で混ぜ合わせてポーションを作り、お客様が真に求める一品を渡していくのが基本的な流れですが、まさにこの「ポーションの調合作業」こそが本作におけるプレイ体験の肝でありましょう。

調合中、「錬金術マップ」に表示されたフラスコのアイコンを、錬金術の各器材を用いて上下左右に動かし、お目当てのポーションが描かれた目的地へと近づける作業が実に面白い。時に大胆に、時に繊細に。緩急をつけたコントロールで「実際に調合作業をしている」という感覚が得られるプレイフィールが特徴的な作品です。

『デイヴ・ザ・ダイバー』

本作はブルーホールを舞台に主人公デイブを操作して、ダイバー&寿司屋を楽しむ新機軸のアドベンチャーゲーム。心優しいダイバーのデイヴが、個性的な仲間たちによる新しいビジネスへと半ば強制的に巻き込まれて物語が始まります。昼は海に潜って魚をとり、夜は寿司屋でお客にサーブする……このようにゲームのルールが昼夜で全く異なる、ある意味一粒で二度おいしいプレイフィールですね。

潜るたびに様子が変化するブルーホールの海で、その時とれる海洋生物を追い求め、時には空気残量に青ざめながら慌てて海面へ戻るスリル。厨房とお客様の間で注文の流れを途切れさせずに立ち回るバランス感覚。欲をかいたら失敗するが、無欲であれば実入りは少ない……これらはまさに仕事の配分を考えるマネジメントの部分が非常に鍛えられましょう(強引な解釈)。

『Contraband Police』

お次の方どうぞ、はいパスポートを確認させてくださいね……貴様!密入国か!逮捕だ逮捕!といったロールプレイも楽しめるのが本作。架空の80年代共産主義国を舞台に、プレイヤーは国境警備の検査官として日々繰り広げられる水際取り締まりを体験できます。

入国希望者から書類を受け取り不備がなければ承認の印を押して通行を許す……ゲームの肝はいわゆる『Papers, Please』と似たシステムなのですが、一人称視点で操作する本作は入国検査の手続きをすべて自分で行うだけでなく、物資の在庫管理やしょっ引いた囚人の移送、果ては敵勢力との銃撃戦などタスクは山ほどあります。

一通り慣れて、自分でタスク管理ができるようになると、ゲーム中での行動も最適化されていくので、そういった仕事の成長を実感できるという意味で本作は良いチョイスだと感じます。ただし同時に進行するストーリーのキナ臭さが、命に関わる内容な気がしてなりませんが……!

『Metal Wolf Chaos XD』

会社の仕事とはいえ、同じ建物または部屋の中で多種多様な人間が詰め込まれれば何かと摩擦が起きるというもの。なかにはコンプレックスを拗らせて敵意を向けてくる同僚や先輩、ひどければ上司という存在もいることでしょう。そんな連中に対する答えはシンプルに暴力……じゃなかった、正義の心を忘れず誠心誠意に務めを果たすこと。

本作は偉大なアメリカ合衆国大統領という重い責任を持った主人公マイケルがパワードスーツに身を包み、自身を計略にかけてきた副大統領リチャードをしばくべく、圧倒的な火力で愛するアメリカの街を破壊したり、スペースシャトルにしがみついてちょっと宇宙まで行ってきたりするメカアクションゲームです。

背中のコンテナにたっぷり詰まった多彩な武器を切り替えながら敵を一掃、ぺんぺん草も生えないくらい徹底的に叩きのめしましょう。もともとは2004年に発売されたゲームを移植したものなので、令和の作品レベルと同じようなプレイフィールを期待すると少々やりづらいところもあるかもしれません。しかし見た目の派手さとマッチョな展開、なにより我らが大統領によるストーリーの絶対的な軸のブレなさがすべてを吹き飛ばして大変楽しい体験ができます。

『Hell of an Office』

新しい会社にも慣れてきた頃、毎日が同じことの繰り返しで張り合いが感じられなくなってくるかもしれません。ましてや社内の同僚などが責任転嫁で仕事を丸投げしてくる……なんてこともあるかもしれません。そこで、「こんな地獄みてえな職場を今すぐにでも辞めてやる!」という気持ちになってしまったら、いったん落ち着いて冷静な判断をするためにも、本作で頭空っぽになるまで遊ぶことをおすすめします。

地獄のオフィスから脱出すべくホチキス(正式名称ステープラ)を片手に、狭い足場を駆け抜け、フックショットで飛びまわり、障害物はぶち破ってトップスピードでゴールを目指す本作。ゲーム全体にスピード感があふれており、ミスからのリトライも素早いためストレスフリーで何度も挑戦できるのが素晴らしい。

各ステージレベルごとにランクが用意されているので、最速目指して走り回りましょう。個人的に疲れている時こそ、こういうシンプルなゲームを無心でプレイすることが、心の息抜きになると感じています。


おわりに

筆者も社会に出てずいぶん年月が経ちました。国内外のあちこちで働き、ちょくちょく命の危機にも巻き込まれつつ、酸いも甘いも一通り嚙み分けた結果に得た個人的な答えのひとつは「健康が大事」だと感じています。時にはライバルと激しく競争しても良いでしょう。理想と現実のギャップに苦しみ、ひとり落ち込み涙を流しても良いでしょう。給料の額面に喜び口座残高が増えることに拘泥するのも……まあ良いでしょう。しかしそういった目先のことだけにとらわれ続けると、いつの間にか自分が一体何を大事にしているのか見失ったまま、壊れるまで働いてぷっつりと糸が切れることがあります。

まじめな話、自分を壊してまで会社や仕事に奉仕する必要は全くありません。一度壊れてしまうと回復するまで本当に時間がかかりますからね。かといって限界が来たからといって、感情を大爆発させるがまま周囲を巻き込んで辞職ドラマを盛大に引き起こすというのも考えもの。もちろんこれは人によることは重々承知していますが、まずは自分が何を大切にしているのかという原点を見つめる機会があればと願います。

心身の健康をなるべく自身のコントロール下に置くという意味において、ストレス発散の選択肢は多く持つに越したことはありません。そんな中で「ゲームで発散」を選んだ方におかれましては、上記5つのゲームはおすすめです。心と身体、どちらも大切にできる環境を自分で作れると素敵ですね。


《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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