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生成AIではないのに……国産美少女ゲームの季節イラストにSNSから突然の「生成AI絵認定」、開発運営が釈明の事態に

美少女ゲームの新作イラストが生成AIと誤解され、開発側が釈明する事態に。

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生成AIではないのに……国産美少女ゲームの季節イラストにSNSから突然の「生成AI絵認定」、開発運営が釈明の事態に
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昨今、多数の分野に導入がなされる一方で、特にCGイラスト分野において多くの議論を巻き起こしている生成AI。そんななか、美少女ゲームメーカーであるオーガストが、PC/iOS/Android向け学園RPG『あいりすミスティリア!~少女のつむぐ夢の秘跡~』のハロウィン記念イラストが生成AIによるものではない、とX上でアナウンスする事態となりました。

イラストレーターによるハロウィン記念イラストがAIと疑われる―公式が釈明へ

『大図書館の羊飼い』などを手掛けたオーガストとDMM GAMESにより2019年に正式リリースされた同作は、オーガストが描き下ろした世界樹をめぐる壮大な物語を描く学園RPGです。

ある日突如として炎上した世界樹を守った代償に深い眠りについていた冥王ハデスは、世界樹に宿っていた精霊「ユー」の力で目覚めます。ハデスは世界樹にかつての姿と力を取り戻すために、炎上した際に放たれた力の結晶「世界樹の種子」を集める冒険へと繰り出します。

同社はハロウィンを記念した「ユー」のイラストをX(旧Twitter)などで公開したものの、それに対してSNSユーザーから「生成AIによるイラストではないか」という突然の「認定」を受けてしまった結果、複数の問い合わせを受け今回のアナウンスを行う事態へと発展してしまったようです。アナウンスでは該当のイラストについては「同社のイラストレーターによる制作物であり生成AIによるイラストではない」と突然の疑惑を真っ向から否定しています。

CGイラスト分野における生成AIの議論は、「ベースとなるデータセットの学習に対する、主に心理的な瑕疵とそれを主因とした合法性をめぐる問題」「特定のイラストレーターの強化学習を用いた、なりすましや創作/営業の妨害行為への批判」など複数の焦点が入り乱れ、収まる気配を見せていません。「AI認定」もこの先、いわれのない剽窃疑惑のように多くのゲームメーカーにとっての潜在的なリスク要因となっていくのでしょうか。注目が集まります。

《三ツ矢》
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