気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Knight Owl Games開発、PC向けに5月7日にリリースされたミニマル都市物流シミュレーション『Mini Settlers』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、小さな島で施設や工場を建設して産業を発展させていくミニマルな街づくりゲーム。プレイヤーは物流を効率化し各施設のニーズを満たして島を開拓していきます。見下ろし視点の島では、工場や都市、道路、鉄道、港などの施設がシンプルに描かれており、施設を効率よく配置し、各地のニーズを満たす物流網を整備すると生産性を高めることが可能です。サプライチェーンが過密すると効率が落ちてしまうため適切な配置が重要になる島の開拓では、ミニマルなデザインと奥深さを両立させた街づくりを楽しめます。日本語にも対応済み。
『Mini Settlers』は、1,500円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Knight Owl Games 私たちは2人のゲーム開発者からなる小さなチームです。2人で7年以上一緒に仕事をしていて、2人とも『The Settlers』『Factorio』『shapez』のような戦略/都市建設ゲームが好きです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Knight Owl Games 私たちは、都市建設のシステムと物流ツールを使って、都市のあらゆるニーズを満たす物流ネットワークを構築したいと思いました。私たちは『The Settlers 2』のようなゲームにインスパイアされています。この作品は1996年に都市物流というジャンルを確立しましたが、それ以来、このアイデアを再び取り入れたゲームはあまりありませんでした。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Knight Owl Games はい、『The Settlers 2』です。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Knight Owl Games 開発中、最も印象的だったのは、早期アクセスからフルローンチまでの間に起こったことで、新しいバイオームを導入するためにエコノミーツリーを完全に見直さなければなりませんでした。それぞれのバイオームには独自の資源とニーズがあり、すべてのバイオームは互いに依存しているからです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Knight Owl Games ほとんどのフィードバックは、建物のシンプルさを楽しんでいるようでした。ほとんどの建物で、コストやレンジの制約がありません。プレイヤーは好きなように物流ラインを作り、最適化できます。私たちは、『shapez』と比較したこのレビューが気に入っています。
「『shapez』はとても楽しめたが、ゲームの進行に意味がなかった。本作は確かに『shapez』と似ている点は多いが、明確な進行がある。とても楽しく、リラックスできるゲームだ」
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Knight Owl Games つい先日、バージョン1.0を完成させたばかりですので、何かを発表するには少し時期尚早かと思います。まだ計画中モードです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Knight Owl Games もちろんです。本作をぜひ楽しんでください。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Knight Owl Games こんにちは!本作のような小さなゲームについてお読みいただき、ありがとうございます。ぜひ本作をプレイし、楽しんでいただけると嬉しいです。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
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