電車模型で遊んでいたことをゲームで実現できたら面白いと思った―日本縦断ハチャメチャ電車ACT『電車アタック』開発者インタビュー【TGS2025】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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電車模型で遊んでいたことをゲームで実現できたら面白いと思った―日本縦断ハチャメチャ電車ACT『電車アタック』開発者インタビュー【TGS2025】

悪の企業の野望を打ち砕くため、北海道や九州、海の中まで電車で大冒険!

連載・特集 インタビュー
電車模型で遊んでいたことをゲームで実現できたら面白いと思った―日本縦断ハチャメチャ電車ACT『電車アタック』開発者インタビュー【TGS2025】
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2025年9月25日から28日まで千葉・幕張メッセで開催された、世界有数の規模を誇るゲームイベント「東京ゲームショウ2025」。出展社数・出展小間数ともに東京ゲームショウ史上最大級の規模となる会場内では、さまざまな展示やイベントで大いに賑わっていました。

「SELECTED INDIE 80」ブースでは、Undercodersの手がける新作アクションゲーム『電車アタック』が展示されていました。PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年発売予定です(パブリッシャーFireshine Games)。

本作は、爆速トンデモ電車で色彩豊かな日本のディストピアを縦横無尽に駆け巡るという、なんともインパクトの強いゲームです。邪悪な巨大企業「ミライ堂」の野望をくじくために、主人公のエミと仲間たちで重力をものともしない電車に乗り込み、ハチャメチャな冒険へと出発します。

本稿では『電車アタック』の開発者インタビューをお届けします!

壁を走り海に潜りド派手なトリックを決めろ!

『電車アタック』の舞台となるのは、九州の郊外から大阪、東京、雪が降る北海道などの日本各地で、プレイヤーは日本縦断「ミライ堂」の野望に立ち向かうために日本縦断の旅をすることになります。

ゲーム内では線路を走るだけでありません。線路がない場所ならば壁を走ったり、空を飛んだり、壊れた観覧車の上を走ったりと、縦横無尽にステージ内を爆走していかなければなりません。そのほか、海中や空へと伸びる線路などもあり、まさしくハチャメチャな電車旅が楽しめます。

さらにエミ達の旅の先には、メカメカ魔法少女、動く城、機械イモムシに電車アタッカー軍などのボスとの戦いも待ち受けています。オーリー、キックフリップ、グラインドなどのテクニックを駆使してハイスコアを目指し、伝説の“電車アタッカー”を目指していきましょう。

『電車アタック』開発スタッフインタビュー

インタビューに答えてくださったのは、本作のディレクターを務めるDavid Jaumandreu氏。ゲームのコンセプトや、舞台となっている日本についてなど、気になる点にお答えいただきました!

――インパクト抜群の『電車アタック』ですが、開発のきっかけやコンセプトを教えてください。

David Jaumandreu氏(以下、Jaumandreu氏):元々私は電車の模型が好きで、色々と遊んでいるうちに「電車で派手なアクションができるゲームができたら面白いぞ!」と考えたんです。

例えば電車が飛んだり回転したりと、子供の遊びをそのままゲームで実現できたら、というのを考えて『電車アタック』が生まれたんです。

――開発に影響を受けた作品にはどのようなものがありますか?

Jaumandreu氏:日本のアニメやゲームから多くのインスピレーションを受けていますね。例えばストーリーは「ワンピース」「ドラゴンボール」などの影響が大きいと思います。

他にも「湾岸ミッドナイト」「頭文字D」や「エア・ギア」などの作品からも影響を大きく受けていますね。色々なアイデアを組み込んでチャレンジするのは本当に苦労しましたが、やりがいがありましたね。

――派手なアクションを実現するための開発の苦労や、どうしても“ここだけは見せたかった!”とこだわったポイントを教えて下さい。

Jaumandreu氏:操作面に関しては、いかにプレイアビリティを確保するかという部分に試行錯誤しました。

電車の速度がとても速くて、ステージのスケールが大きい作品なので、どのように遊んでいて面白いと感じられるようなギミックを用意するか、という点にはこだわっています。

――日本を舞台にした作品ですが、実際に日本へ旅をしたり電車に乗ったりしたのでしょうか?

Jaumandreu氏:1998年に初めて日本に来たんですが、そこで電車にも新幹線にも何度も乗りました。その体験がゲームにも影響していると思います。

その後も何度も日本に来て九州や北海道だけでなく、もっと地方の都市なんかも色々旅行しましたよ。

――心に残った日本の風景や建物はありますか?

Jaumandreu氏:いろいろな日本の地域を旅行しました。どこも素晴らしいので悩みますが、特に感銘を受けたのは愛媛県ですね。松山城はとても素晴らしいと思います。あと、温泉も大好きですね(笑)

――とてもエキサイティングな作品ですが、日本のユーザーからどのような反応を期待していますか?

Jaumandreu氏:『電車アタック』の展示としては先日の「gamescom 2025」で初お披露目で、日本では今回の東京ゲームショウが初登場です。

本作を制作する際には、開発段階で日本らしさ、ムードにこだわろうと思い、コンサルタントを雇って取り組みました。開発チームで何度も協議しながら、派手なアクションだけでなく「文化面を丁寧にしよう!」と考えました。

スピード感あふれるゲーム性と、こだわった文化面の両立を感じ取っていただければ嬉しいですね。

――ゲーム内では最初から色々なテクニックを使用できるのでしょうか?

Jaumandreu氏:はい、基本的なテクニックは最初から使用可能です。ステージが進むと特別なテクニックやギミックなんかも解放されていきますが、ゲームを楽しむ上での必要なものは最初から楽しめますよ。

――最後に読者の方へのメッセージをお願いします!

Jaumandreu氏:『電車アタック』では日本の文化をたくさん盛り込みました。是非ともプレイヤーの皆さんにも、派手なアクションだけでなく世界そのものを楽しんでもらえたら嬉しいです!

私自身も電車が大好きなのもあって、そこの点にもこだわっています。こちらも感じ取ってもらえたら本当に嬉しいですね。


『電車アタック』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年発売予定です。


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ライター:Mr.Katoh,編集:みお

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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