この事象は、数ドル程度の価格帯の小規模タイトルを、非常に短いスパンで大量にリリースし続けていたZonitron Productions及び、その関連会社と思われるスタジオの作品がSteamストアより一斉に削除された、という内容。
海外メディアPolygonに寄せられたコメントによれば、今回の削除は、Zonitron Productions及びその関連会社が「ストアに対して悪影響を及ぼしていたため」であるとのこと。具体的な事例としては「Steam上でほぼ同じ内容のタイトルを大量にリリースしたこと」「Steamキーを悪用し、自身のタイトルに対し虚偽のレビューを行っていたこと」等が挙げられています。
Valveはまた、前者について類似タイトルの大量リリースがSteamのストア検索に大きな悪影響を与えていることを指摘しました。また、Zonitron Productions及びその関連会社のアカウントは全て同じ人物によって運用されていたとのことです。
なお、後者のSteamキーなどを利用した虚偽レビューや、レビュー欄を用いたいわゆるステルスマーケティングには、Valveは以前より即時の取引停止を含む非常に厳しい対応を行っており、今回Zonitronのタイトルが一斉に削除された決定打の1つではないかと推測されます。
Valveは「Steamプラットフォームはオープンなものですが、開発者には顧客とポリシーを尊重するように依頼しています。“クローン”されたゲームのスパム的なリリースや、ストアツールの操作行為は許容されるものではありません。私達の優先事項は、プレイヤーが楽しめるゲームを探すことを手助けすることです」とコメントを締めくくっています。
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