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【特集】今からはじめる『Team Fortress 2』

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今回は“今からはじめる『Team Fortress 2』”と題しまして、Steam配信タイトルの中でも上位の人気を争うValveのチームベースFPSTeam Fortress 2についてご紹介したいと思います。

まずは『Team Fortress』シリーズの簡単な歴史を御覧ください。

時期出来事参考
1996年8月初代『Team Fortress』が『Quake』のModとしてリリース。制作者の3人(Robin Walker, John Cook, Ian Caughley)は後にValveに入社。動画
1998年『Half-Life』のGoldSrc Engineを採用して『Team Fortress 2』の開発がスタート。当初は『Valve's Team Fortress』と呼ばれていた。
1999年4月初代『Team Fortress』をGoldSrc Engineでリメイクした『Team Fortress Classic』がリリース。動画
1999年5月E3 1999にて『Team Fortress 2: Brotherhood of Arms』が発表。この時点ではリアル系のミリタリー物だった。動画
2000年中期『Team Fortress 2』がValveの自社エンジン(後のSource Engine)に移行するため延期。これ以降『Team Fortress 2』の情報がしばらく途絶える。
2003年後期『Half-Life 2』のソースコードが流出。『Team Fortress 2』のデータも含まれており、これまでとは違う“Invasion”スタイルが明らかとなる。動画
2006年7月EA Summer Showcaseにて『Team Fortress 2』の新デザインがお披露目。動画
2007年9月『Team Fortress 2』のベータ版がリリース。
2007年10月『Team Fortress 2』が『The Orange Box』の一部としてリリース。動画
2008年4月『Team Fortress 2』がスタンドアロンタイトルとしてリリース。
2010年10月『Team Fortress 2』がMac OSXに対応。動画
2011年6月『Team Fortress 2』がFree-to-Play化。
〜現在定期的な大型アップデートで今もなお進化中

『Team Fortress 2』は発売までにかなり紆余曲折がありましたがその分基礎はしっかりとしたものとなり、今もなお色褪せる事なく進化を続けています。なお本作は元々有料のタイトルでしたが、現在はFree-to-Play化され無料でプレイ可能となっています。

アカウントの種類による機能の違い
機能無料アカウントプレミアムアカウント
バックパックのサイズ50スロットのみ300スロット(1,000スロットまで拡張可能)
ドロップアイテム武器のみ武器、帽子、装飾品
クラフト設計図一部の設計図のみ利用可能全ての設計図が利用可能
トレード受け取りのみ可能受け渡し可能
ギフトのプレゼント受け取りのみ可能受け渡し可能
※ インゲームストア(Mann Co. ストア)でアイテムを購入したユーザー及びFree-to-Play化以前に『Team Fortress 2』を購入していたユーザーは自動的にプレミアムアカウントとなります。



『Team Fortress 2』は2つのチームに分かれて戦うゲームです。両チーム共に9つのクラスが使用でき、それぞれが異なる能力・特技を持っています。どのクラスも一長一短で戦況に応じて使用クラスを見極める必要があります。各クラスの特徴は以下の通り。

一目見ただけでどんなクラスか分かる優れたデザイン

  • 攻撃型
    • スカウト: 俊足の野球小僧。二段ジャンプができる。
    • ソルジャー: 脳筋兵士。ロケットジャンプで急襲が可能。
    • パイロ: 炎を撒き散らす『TF2』のアイドル。何かと謎が多い。

  • 防御型
    • デモマン: 酔いどれ爆弾野郎。トップクラスの火力を持つ。
    • ヘビー: ミニガンをこよなく愛するガンナー。体力が多い。
    • エンジニア: 防衛の天才。様々な装置が設置できる。

  • 支援型
    • メディック: お医者様。味方を回復する事ができる。
    • スナイパー: 遠距離から敵を仕留める狙撃手。
    • スパイ: 敵に変装し、背後からの襲撃が可能。


本作ではいわゆる陣取りルールの“コントロールポイント”を中心に色々なモードが用意されています。対戦型FPSによくある“デスマッチ”や“チームデスマッチ”はありません。基本的に復活は無制限で、復活地点にはヘルスと弾薬を全回復する補給棚も設置されているため、死を恐れない大胆なプレイが可能となっています。

モード名の由来でもあるコントロールポイント(CP)
左からBLUチームが占拠中、中立状態、REDチームが占拠中

  • コントロールポイント
    • スタンダード コントロールポイント: マップは左右対称で、相手チームを奥へと押し込んでいく。
    • 攻撃/防衛: 攻撃と防衛に分かれて戦う。攻撃側は最終CPを奪取すれば勝利、制限時間まで守りきれば防衛側の勝利。
    • メディーバル 攻撃/防衛: 攻撃/防衛の亜種。中世的武器(近接や弓矢など)だけが使用可能。

  • 旗取り: 相手チームの陣地から機密情報を奪い、自チームの陣地に運ぶ古典的モード。

  • キングオブザヒル: マップは左右対称で、中央に配置されたCPを奪い、合計で3分間維持したチームの勝利。

  • ペイロード
    • ペイロード: 攻撃と防衛に分かれて戦う。攻撃側は爆弾が搭載されたカートを相手陣地まで押して行き、最終地点まで運べば勝利。制限時間まで守りきれば防衛側の勝利。
    • ペイロードレース: 爆弾カートは両チームに用意されており、相手チームより先に目標地点に運べば勝利。

  • アリーナ: 復活がない少人数向けの対戦モード。試合中にクラスを変更する事ができず、補給棚も使用できない。

  • テリトリーの占領: マップに複数存在するテリトリーがランダムで選ばれ、自チームのCP防衛しつつ、相手チームのCPを奪取する。奪取後は次のラウンドで別のテリトリーが再びランダムで選ばれる。4つのテリトリーを占領すると敵本拠地での戦いとなり、最終CPを奪取すれば勝利となる。

  • スペシャル・デリバリー: 旗取りとキングオブザヒルを組み合わせたようなモード。マップに1つだけ存在するロケット燃料を拾い上げ、リフト上のCPを一定時間保持してロケット先端に燃料をセットしたチームの勝利。

  • Mann vs. Machine: 6人でプレイするCo-opモード。本拠地を爆破しようと大挙して押し寄せるロボット軍団を迎え撃つ。このモードでは武器に様々なアップグレードを施す事が可能。


次は本作の魅力の1つでもあるアイテムについて。各クラスはいずれもメイン武器・サブ武器・接近専用武器・頭部装備品・その他x2・アクション、5つのスロット用意されており、様々なアイテムが装備できます(エンジニアとスパイはPDAスロットもあり)。

同じクラスでも装備が変わればこの通り!

デフォルトではメイン武器・サブ武器・接近専用武器がそれぞれ1つずつ使用可能(エンジニアとスパイはPDAも)となっており、その他のアイテムを使用するには幾つかの方法で入手する必要があります。代表的なアイテムの入手方法は以下の通り。

  • ランダムドロップ
    • プレイヤーはゲーム中にランダムでアイテムを入手できます。プレイ時間にもよりますが、1週間に5〜12個のアイテムがドロップします。

  • 特定の実績の解除
    • 特定の実績を解除する事でアイテムをアンロックする事ができます。

  • インゲームストアでの購入
    • Steamウォレットにチャージしたリアルマネーを使用し、インゲームストアでアイテムを購入する事ができます。

  • クラフト
    • 余ったアイテムをクラフトして新たなアイテムを作る事ができます。

  • トレード
    • Steamのトレード機能を利用して、他のプレイヤーとアイテムを交換できます。Steamトレードに対応した他ゲームのアイテムや、余っているSteamゲームとの交換も可能です。

  • プロモーション
    • Steamで販売されるゲームの予約特典として『Team Fortress 2』のアイテムが付属する事があります。

  • イベント
    • ハロウィンやクリスマスなど季節ごとのイベントで限定アイテムが全プレイヤーに配布される事があります。

『Team Fortress 2』に登場する150種類以上の武器はバラエティに富んだ特性を持っており、幅広いゲームプレイスタイルを提供してくれます。中には他のFPSでは見られない風変わりな武器もあるので幾つかご紹介します。


  • Holy Mackerel
    • どう見ても魚だがスカウトの接近専用武器。攻撃がヒットする度ヒット数がカウントされ、敵を倒すとキルログに「サカナ・de・キル!」と表示される。基本性能はデフォルトのバットと同じ。

  • Third Degree
    • パイロの接近専用武器。基本性能はデフォルトの消防斧と同じだが、敵を攻撃するとその敵と回復ビームでつながった全ての敵にダメージが与えられる。

  • Mantreads
    • ソルジャーのサブ武器。このブーツを履く事でダメージを受けた時の反動を軽減できる。また高所から敵の頭に着地すると落下ダメージの3倍を与えられる。

  • Chargin' Targe
    • デモマンのサブ武器。炎と爆発ダメージを低減し、更に突撃攻撃が可能になる。突撃距離によって接近専用武器の威力も上昇する。

  • Sandvich
    • ヘビーのサブ武器。食べるとヘルスが全快する。床に放り投げて味方のヘルスを回復する事もできる。

  • Short Circuit
    • エンジニアのサブ武器。攻撃能力は殆ど無いが、ロケット弾や粘着爆弾など、近くにある敵の投射物を一瞬で消し去る事ができる。

  • Solemn Vow
    • メディックの接近専用武器。基本性能はデフォルトの骨用電ノコと同じだが、敵のヘルス量が分かるようになる。

  • Jarate
    • スナイパーのサブ武器。“Jar-Based Karate”(瓶に基づいた空手)が名前の由来。正体不明の黄色い液体をかけられた敵は受けるダメージが通常の1.35倍(ミニクリティカル)になる。

  • Spy-cicle
    • スパイの接近専用武器。細長いつらら。背後から刺された敵はその場で氷像になってしまう。


『Team Fortress 2』の大まかな雰囲気がわかった所で早速出撃…する前にトレーニングモードをプレイしておきましょう。トレーニングモードではソルジャー、デモマン、スパイ、エンジニアの操作方法を学ぶ“基本トレーニング”と3つのゲームモード(コントロールポイント、ペイロード、キングオブザヒル)をBotとプレイできる“オフラインプラクティス”が用意されています。


トレーニングモードでの訓練が十分だと感じたらオンラインに参加しましょう。オンラインサーバーに接続するにはマッチング機能を利用して最適なサーバーに自動接続するか、一般的なサーバーブラウザから入りたいサーバーを直接選択します。サーバーに接続できたらあとは『Team Fortress 2』を存分に楽しんで下さい!


  • クラス構成を考えよう!
    • いくら腕があってもクラス構成がダメだと勝てません。戦況を見て、今必要なクラスを選択しましょう。

  • クラスの役割を理解しょう!
    • 選択したクラスが何をすべきか理解しましょう。装置を建てないエンジニアや味方を回復せずに戦うメディックはもってのほかです。

  • チームと協力しよう!
    • 『Team Fortress 2』はその名の通りチームで戦うゲームです。各クラスが協力し合えば勝機はグンと高まります。

  • 諦めない!
    • 本作では稀に“クリティカルヒット”が発生し、敵に通常の3倍のダメージを与えられます。1発のクリティカルヒットで流れが大きく変わる事もあるので、負けそうになっても最後まで諦めないで戦いましょう。

  • 適材適所!
    • 武器には様々な特性がありますが、状況やクラス構成などを考えて、有効な武器を選択しましょう。デフォルトの武器も立派な選択肢です。

  • メディックを守ろう!
    • メディックは非常に重要なクラスです。メディックを守る事でチーム全体の防御力や火力が高まります。

  • テレポーターは足の遅いクラスに譲ろう!
    • 第一段階のテレポーターはリチャージに時間がかかります。足の遅いクラス(ヘビーなど)や前線に必要なクラス(メディックなど)に譲ってあげましょう。スカウトは自分の足で走れ。

  • リスポンルーム前で全部建てない!
    • エンジニアはセントリーガンやテレポーターなどの装置全てをリスポンルームの前で建てるのはやめましょう。建て終わる頃にはもう敵が目の前まで来ていて壊されるのがオチです。

  • ヘルスパックやメタルをむやみに取らない!
    • マップに落ちているヘルスパックやメタル(弾薬)はやたらめったら拾わないようにしましょう。死にかけのメディックやメタルを必要とするエンジニアなどのためにとっておきましょう。

  • バックストーリーも楽しもう!
    • 練り込まれたバックストーリーも『Team Fortress 2』の魅力です。定期的な大型アップデートのたびにコミックが公開されており、ゲームに追加される新要素と絡めたストーリー展開が楽しめます。

『Team Fortress 2』の魅力はまだまだ語り尽くせませんが、興味が湧いた方は是非プレイしてみてください。本作のダウンロードはSteamから行えます
(参考サイト: 公式サイト, 公式Wiki)

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※UPDATE (2012/10/14 00:00): 一部動画リンクが間違っていたので修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
《RIKUSYO》

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