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PAX East: キーポイントは“探索”『Assassin's Creed IV: Black Flag』ゲームプレイインプレッション

アメリカ独立革命の時代設定を1作で打ち切り、18世紀初頭のカリブ海が舞台の海賊テーマで新規発表された『 Assassin's Creed IV: Black Flag (アサシン クリード4 ブラック フラッグ)』。米ボストンで開催されているPAX EastのUbisoftブースでは、今作がクローズドシ

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アメリカ独立革命の時代設定を1作で打ち切り、18世紀初頭のカリブ海が舞台の海賊テーマで新規発表された『Assassin's Creed IV: Black Flag(アサシン クリード4 ブラック フラッグ)』。米ボストンで開催されているPAX EastのUbisoftブースでは、今作がクローズドシアターで限定的に展示。同ブース内の『Watch Dogs』や他のビッグタイトルの例に漏れず、途中で締め切られてしまうほどの長いゲームファンの列が出来ていました。

数十名程度を収容できる真っ暗な洞窟風のシアター内に入ると、雰囲気を盛り上げるために空気で膨らませる海賊の剣が配られ、威勢の良い女性Ubiスタッフが、映像の中でいかした場面があったら剣を振り上げて「海賊のように」雄たけびをあげるように参加者に指示。見張り役のスタッフが数名おり、動画や写真の隠し撮りが発覚した場合はただちにつまみ出される旨が宣言されるなど厳重な態勢でスタート。


上映されたのは、未公開のゲームプレイフッテージを含む開発者コメンタリー仕立ての映像で、Ubisoftモントリオールスタジオのディレクターやデザイナーが今作の特徴や新要素を順番に解説。まずはテーマである海賊の存在について語られ、本作で描かれるのはステレオタイプな明るい雰囲気の海賊ではなく、動乱の時代的背景に基づいた、リアルで野蛮、欲しいものは何でも力づくで奪い取ろうとする強い動機を持った存在とのこと。

その象徴ともいえる最も恐れられる海賊として、ゲーム中にも登場する“黒髭(Black Beard)”が紹介されました。本作の主人公であるエドワード・ケンウェイもまた伝説的な海賊の一人であり、“The Jack Daw”と名付けられた船と部下の乗組員を従えています。


『Black Flag』がテーマにしているもう一つの重要なポイントは“探索(Exploration)”です。ゲームワールドは美しく広大で、多様なロケーションに豊富なアクティビティやサイドミッションが用意。プレイヤーは新たに発見した島を自由に探索し、そこに宝があるのか、遺跡があるのか、村や農園があるのか、はたまた敵が潜んでいるのか、突き詰めることになります。

『Assassin's Creed III』から引き継がれた海戦システムはさらに進化を遂げており、エドワードは砲台の購入や武器の追加など船のカスタマイズが行え、巨大な戦艦に対抗するために日々改良を重ねていく必要があります。また戦闘で死んでしまった船員を補充するといった管理もプレイヤーが行えるようです。この他、敵の船に横付けして侵略する“Boarding”、エドワードが船の上を自由自在に移動できる要素が説明されました。


陸地の探索と船上での戦いに加えて、シリーズ中でも初めて導入されたのが、水中のゲームプレイ環境。エドワードは海の中に飛び込み、魚を捕まえたり、鮫と戦ったり、さらに海底深くまで潜って沈没船や洞窟を探索することもできます。ゲームプレイ映像では“鯨”の姿も確認。

戦闘システムも海賊設定をベースに見直され、プレイヤーは武器の二刀流が可能になり、最大で4丁の銃を同時に装備。もちろんエドワードは海賊でありながら暗殺者でもあるため、象徴であるアサシンブレードも腕に忍ばせ、開発者いわく、これまでのファンの声を聞き入れて、ステルス要素を主軸としたゲームプレイに力を注いだそうです。


最後に流されたゲームプレイトレイラーはまだプレアルファ版とのことでしたが、ここまで挙げられた要素のほとんどがゲーム画面上で実際に確認でき、ホリデーの発売に向けた開発は順調な様子。発表当初はやや強引にも思えた海賊テーマですが、前作で好評だった海戦パートがシミュレーター的な進化を果たしたこと、『Far Cry 3』を連想せずにはいられない島の探索パートなど、歓迎すべき点は多いと言えます。


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《Rio Tani》
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