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多数のプレイアブルキャラが登場するバイオレンスアクション最終章『Hotline Miami 2: Wrong Number』が正式発表

Dennaton GamesとDevolver Digitalは、トップダウン形式のアクションゲーム続編『Hotline Miami 2: Wrong Number』を正式アナウンスしました。前作『Hotline Miami』をまたぐ複数のプレイアブルキャラクターたち。E3会場外で見た過激なデモ内容をレポート。

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Dennaton GamesとDevolver Digitalは、トップダウン形式のアクションゲーム続編『Hotline Miami 2: Wrong Number』を正式発表しました。

本作は2012年10月に発売され昨年のインディーゲーム界隈を席巻した『Hotline Miami』の続編で、元はダウンロードコンテンツとして予定されていたものがスタンドアローンの続編作品となった経緯を持っています。今回は先日終了したE3中にも噂となっていた会場外のバス内プレイアブルデモ展示へと直行し、どのような作品となるのか、Dennaton GamesのDennis Wedin氏より直接お話しを伺いました。

開発のDennis Wedin氏によれば、本作では多数のプレイアブルキャラクターが登場する予定で、各キャラクターが戦いの動機や問題を個々に持ち、それぞれが何らかの結末を迎えることになると言います。Wedin氏は一連の『Hotline Miami』作品としては本作が最後のタイトルになるとも明らかにしており、それ故に前作の情緒不安定で驚異的な感覚だけでなく、さらに最終作として相応しい少しばかりの“悲哀”を添えたと説明しました。


今回のプレイアブルデモでは2人のキャラクターが登場、その内1人は初代『Hotline Miami』のトレイラーにも登場したPig Butcherなるキャラクターとなっています。彼は『13日の金曜日』のような90年代バイオレンス映画『Midnight Animal』の役者であり、本編チュートリアルにあたるステージではピッグのマスクを付けた彼が部屋の中のティーンエイジャーを皆殺しにし、残った女性をその毒牙で……といった瞬間に監督から「カット」とお声がかかるシーンが確認できました。

2人目のプレイアブルキャラクターは初代『Hotline Miami』で残ったマスクの着用者たち“The Fans”です。初代にてロシアンギャングを壊滅するため、謎の人物から指令を受け取っていた動物マスクの着用者たち。彼らはその後マスクを手に入れバンに乗り込んで町中を走り回り、悪党どもをブチのめしてメディアの注目を集めようとしているそうです。プレイアブルデモでは複数のマスク着用者が集まって談話している様子が確認され、その内のリーダー格は“The Tiger”(初代と同じくワンパンチキル能力を持つ)で、敵はロシアンに限らず様々なマフィア達となることが明らかにされました。

更なるプレイアブルキャラクターに関しては今後リリースが近づくにつれ発表していく予定とのこと。プレイアブルキャラクターは大きなパートを演じる者も居れば1から2ステージ程度で終わる者も存在するそうで、初代『Hotline Miami』の前日譚と続編どちらも目にすることが出来るそう。上記のPig ButcherとThe Fansの物語は1991年、1992年を舞台にした続編に当たります。


根幹のゲームメカニック自体は初代と全く同じで、プレイヤーは電話で呼び出され車両で移動し、その場に居る全員を皆殺しにし、クリアすれば異なるアビリティを持ったマスクをアンロックし入手します。Wedin氏は同じゲームを作りたくはものの、一方で『Hotline Miami』はすでに初代で完成されており、それゆえに複数のプレイアブルキャラクターを登場させることで殺害を繰り広げるための動機に変化をつけたと説明しました。

基本的なゲームプレイは同じかつボリュームは前作とほぼ同じながら、最新作では新たな敵タイプや武器、そして更なるゴアが登場。複数のプレイアブルキャラクターが登場するため敵対組織もそれぞれ違い、異なるテーマや環境、武器を有することとなるそうです。またさらに難易度の面ではハードモードが搭載される模様で、現在は一定以上のクリアクラス(Cプラスなど)を取得したステージにて高難易度のルールでプレイ出来るようなアンロック形式が予定されているとのこと。


なお発売プラットフォームに関してはPC版が現在開発中とされていますが、前作にてソニーと良好な関係を築いたことがDennis Wedin氏よりアピールされており、今作でも同様のコンソール展開を行いたいとのこと。『Hotline Miami 2: Wrong Number』は2013年末にリリース予定です。


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《ishigenn》
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