日産自動車が発表した『GT-R NISMO』。価格1501万5000円のスーパースポーツカーをサーキットで試乗する機会を得た。間もなくシリーズ6作目が登場する『グランツーリスモ』の世界でしか経験したことのないGT-R、その性能にリアルとバーチャルでどれほどの差があるのかを体感できた。
今回試乗したGT-R NISMOは、NISMOのサーキットでの経験、ノウハウをフィードバックしたスーパースポーツカー、エンジンは600PSにパワーアップ、外観は300km/hでプラス100kgのダウンフォースを発生させるエアロパーツが装着され、専用のサスペンションとの組み合わせで並外れた路面追従性を実現するという。
実際にサーキットを試乗してみると、圧倒的な加速性能に笑いが出てしまうほど、袖ヶ浦フォレストレースウェイの外周およそ2km程度のコースを、あっという間に周回してしまう。アクセル全開での加速感やブレーキを踏んで減速する感覚はゲームとほぼ一緒、ゲームとの違いはシフトダウンの時、2速に入るタイミングがより低い速度域であったことぐらい。
試乗会ではレーシングドライバーの田中哲也選手による、NISMO専用オプションパック装着車の同乗走行も体験できた。
実際に同乗試乗してみると、スキール音をたてながらコーナーをクリアしていく時に体に感じる横Gは、顔の肉が横に動いているのを感じれるほど、ゲーム画面にあるタイヤ荷重のインジケーターが真っ赤になる時、ドライバーにはもの凄いGがかかっていることがわかった。
試乗を前に、全く同じコース、同じマシンセッティングをグランツーリスモで練習したら、もう少し速く走れそうな気がしてしまうくらいグランツーリスモの再現性は高い。それとも、コンピューターシュミレーションのように走るGT-Rが凄いのか、おそらくどちらも凄いのであろう。グランツーリスモをトレーニングに使うプロドライバーもいるくらいなのだから。
なお、GT-R NISMOを購入した人の中で、ニュルブルクリンクサーキットのタイムアタックで7分8秒679秒を記録した仕様にしたい人は、NISMO専用オプションパックの購入が必要、NISMO大森ファクトリーのみの取り扱いで販売は2014年夏頃の予定。
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