これは海外ゲーミング雑誌Game Informerの最新号にて米国のRed Fly StudioのCEOであるDan Borth氏が明らかにした情報。Borth氏によればLucasArtsとRed Flyは8ヶ月間をかけてダースモールが主役となるゲームを開発していたものの、後にパブリッシャーによりキャンセルされてしまったとのこと。対象プラットフォームは当初は任天堂ハード独占、後にPCおよびPS3/Xbox 360/Wii Uへと変更されたと伝えています。
Borth氏の話しによれば開発は順調に進んでいた模様で、2010年10月にRed Flyがプロトタイプを開発していた中、映画監督George Lucas氏がミーティングで「ダースモール」タイトルの新たなビジョンを提示。Lucas氏はダースモールと女性のダースタロンによる『Buddy Cop』(警官コンビの映画)のような体験を求めており、LucasArtsのこの提示を満たすゲームプレイメカニックがすでに存在したとBorth氏は振り返っています。
Borth氏によればLucasArtsは一時はRed Flyをスタジオごと買収することも検討していたものの、2011年6月にプロジェクトがキャンセル。また開発中止が伝えられる2週間ほど前にはRed FlyとLucasArtsの関係は解消されてしまったそうです。
『Star Wars: Battlefront III』や『StarWars 1313』など、かつて開発されていたタイトルのキャンセルが目立つLucasArts。映画『Star Wars Episode 1』にて登場し、その両刀のライトセーバーと鬼を想起させるビジュアルで話題をさらったダースモールが主役の作品となると、発売に至っていれば大きな注目を集めていたはずです。
なお現在『StarWars』ゲームの開発はディズニーおよびElectronic Artsが担当しており、『Battlefield』で知られるDICEが『StarWars: Battlefront』を、『Dead Space』で知られるVisceral GamesとBioWareも新作を開発中とされています。
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