●IGN: 93/100
- 時は経てど『Grim Fandango』の美点色褪せることなく原作に忠実。見逃せないアドベンチャーゲームである。
- 心を鷲掴みにするストーリー
- 美術・芸術総合演出
- 開発者による解説
- 4:3アスペクト比
- ヒントなしのシステム
良い点
悪い点
●Multiplayer.it: 90/100
●3DJuegos: 90/100
●IncGamers: 90/100
●GameWatcher: 90/100
●Game Revolution: 90/100
●God is a Geek: 90/100
●GamingTrend: 85/100
- 『Grim Fandango』をオールタイム・ベストアドベンチャーに選ぶ人が多いのには理由がある。リマスター版は正真正銘笑えるストーリーをまるっと新世代のゲーマーに届けることで、新たな観客に向けてアピールしている。史上最高にクリーンな移植とはいえないが、ぜひともコレクションに加えたくなるものだ。特に14.99ドルという点ではね。おかえり、Manny。寂しかったよ。
- 優れた脚本と声の演出は匠の業
- リマスター版のサントラがすごい
- ストーリーラインが類を見ないほど当時のまま
- くっきり再構築された3Dモデル
- ユニークでファンタスティックなアートスタイル
- CTD問題
- カットシーンの音ズレがずっと続く
- まれに環境の遅延がある
- 背景を再構築しない16:9アスペクト比は目も当てられない
良い点
悪い点
●GameStar: 85/100
●Power Unlimited: 83/100
●PC Games (Germany): 82/100
●Gamer.no: 80/100
●Gameplanet: 80/100
●PC Gamer: 80/100
●Eurogamer: 80/100
- ルーカスアーツがつまずいた時でさえ業界トップとして隆盛を極めたのはどうしてか、これほどまでに当然の如く愛されたアドベンチャーゲームが他にほぼ類を見ないのは何故かを示すいい例である。98年当時はまさに最高傑作だった。ウォークスルーでの体験が理想的かもしれないが、今となっても旅をする価値は十分にある。
●Digital Spy: 80/100
●Level7.nu: 80/100
●TheSixthAxis: 80/100
●Eurogamer Poland: 70/100
●PCGamesN: 70/100
●Shacknews: 70/100
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1月27日にリリースされたDouble Fine Productions開発のPS4/PS Vita/PC向け復刻版アドベンチャーゲーム、『Grim Fandango Remastered』の海外レビューまとめをお届けします。PC向けに集計した平均スコアは記事執筆時点で83点。レビュー数はPS4版が21件、PS Vita版が9件、PC版が21件です。93点を付けたIGNをはじめ、ほとんどのメディアが80点以上のハイスコアを付けています。
特筆すべき評価点は、匠の業ともいえる色褪せない脚本とユーモアを新たな世代へ届ける総合演出。リマスターを施された音源やコメンタリーによる解説もさることながら、98年当時の感動を現代メディアの器でそのまま新世代へ届けようとする開発者の功績が讃えられています。手頃な価格も相まって、原作ファンもコレクションに加えたくなるとのこと。
一方で、不自然なアスペクト比やカットシーンで持続する音ズレ、ヒントが用意されていない不親切設計が玉に瑕です。しかし、多くのゲーマーがオールタイム・ベストアドベンチャーに選んだ名声は不動。オリジナルに心掴まれた当時のファンにとっても、懐古の旅に出て後悔しない逸品であるとの評価は変わりません。まさに原作を生み出したルーカスアーツの隆盛を後世に伝える不朽の名作といえるでしょう。