期待の新規IPとして注目を集めている『EVOLVE』の講座を5回にわたって連載します。第1回は狩りの基本と魅力をまずはおさらい。『EVOLVE』の名前を初めて聞いた方はもちろん、次回からの本格的な攻略に向けて狩りの復習をしたい方は必見です。
2Kが海外で2月10日、日本で3月5日に発売を予定している『EVOLVE』は5人のプレイヤーが「4人のハンター」と「1体のモンスター」にわかれて狩りを行うサバイバルシューターです。本作は『Left 4 Dead』の生みの親であるTurtle Rock Studiosが協力プレイと対戦要素の融合をコンセプトとして開発を行いました。
舞台となるのは遠い未来の惑星シーア。鬱蒼と生い茂るユニークな草木、美しい川や湖に不気味な洞窟。ここで脅威となるのはモンスターだけではなく、生息している野生動物や食虫植物にも注意が必要です。魅力的なシチュエーションで、緊張感あふれるハンティングを堪能しましょう。
■4つのクラス、4人のハンターで、狩れ
ハンターは4つのクラスにわかれており、それぞれが固有の武器やアビリティを装備しています。各クラスに1人ずつが割り当てられ、同じクラスは選択することができません。各々がクラスの役割を果たし、チーム一団となってモンスターを狩ることになります。
ハンターは背負っているジェットパックで高所に移動ができ、また、ダッシュによる高速移動も可能です。他の装備については、前述のとおりそれぞれがクラス固有のものなので、まずは自分に向いているクラスを探してみましょう。
<アサルトAssault>
近・遠距離用の銃器に加え、地雷やグレネード、とにかく攻撃することが目的のクラスです。自身にシールドを展開できるアビリティも装備しているので、臆せず攻撃だけに専念できるのも特徴です。チームのダメージソースとしてモンスターに弾丸の雨を降らしましょう。いつも最前線で戦ってしまうトリガーハッピーなあなたにお勧めのクラスです。
<トラッパー Trapper>
トラッパーはモンスターの追跡・捕縛に特化したクラスで、いわば猟犬のような役割を担っています。ハンターによってはモンスターをしつこく 追ってくれる野生動物のペットや、動きを封じ込めるハープーンなどを装備しており、広大なマップでモンスターを捕捉する上では欠かすことのできない、ハンティングのキーマンとも言える存在です。
<サポートSupport>
サポートはその名のとおり、他のハンターたちを多種多様な装備で支援する縁の下の力持ちです。空爆を要請して攻撃に参加することもあれば、シールドを展開してモンスターの猛攻から他のハンターを守ることもできます。攻撃に守備にと広い視野が求められるクラスです。
<メディック Medic>
メディックはクラスで唯一の回復・蘇生が行えるチームの生命線です。2種類のライフルを装備しており、モンスターの外皮を貫き、弱点を作ることや、動きを鈍化させることも可能です。その特性ゆえに、モンスターから最も狙われやすいクラスでもあるので、他のハンターとの連携が重要となります。
4人のハンターがそれぞれの特性を活かし合いながら協力することで、次項で説明する強大な力を持ったモンスターに対抗することができます。
■最強のモンスターに進化し、圧倒的な力で、戦え
モンスターは野生動物を捕食することで、タイトルにもなっている3段階のEVOLVE(進化)が行えます。段階を踏むごとに、よりモンスターらしく体躯は巨大化していき、アビリティも強力になっていきます。その圧倒的な力を開花させ、ハンターを蹴散らしましょう。
現時点で発表されているモンスターは、巨躯と圧倒的なパワーが特徴の「ゴライアス(GOLIATH)」、空中からの遠距離攻撃が得意な「クラーケン(KRAKEN)」、奇襲に長けたステルスタイプの「レイス(WRAITH)」、そして先日発表されたばかりで続報が待たれる「ベヒモス(BEHEMOTH)」の4体です。
ハンターと同じく、それぞれ特徴的なアビリティや移動方法を持っていますが、最大の違いはハンターが4人なのに対して、こちらは1体で戦いに挑まなくてはいけないということ。その代わりに、最終形態まで進化した際の力はまさに圧倒的で、新米のハンターが相手なら簡単に蹴散らすことができるでしょう。
■狩るだけが『EVOLVE』じゃない。2つのゲームモード
<狩猟モード>
「狩猟モード」は『EVOLVE』のもっとも基本的なモードです。ハンターたちはモンスターを狩り、モンスターはハンターたちの追跡を交わしながら進化を行い、施設の破壊、またはハンターたちの全滅を目指します。
<脱出モード>
「脱出モード」はモンスターに侵略された惑星シーアから入植者たちを脱出させるモードです。5日後に惑星シーアを発つ脱出艇に、1人でも多くの入植者を乗せることが目的です。
先ほど紹介した「狩猟」、モンスターの卵を破壊する「巣窟」、入植者をシャトルまで護衛する「救出」、輸送船の防衛を行う「防衛」、この4つのルールとマップの組み合わせで、脱出までの5日間を戦い抜くことになります。
■勝るのは連携か、進化か。肉食狩ゲー『EVOLVE』の魅力
『EVOLVE』の魅力はなんと言っても「4人のハンター」と「1体のモンスター」が繰り広げる非対称戦闘です。
4人のハンターが人数的に有利かと思いきや、各クラスがそれぞれの役割に特化しているので、個人でモンスターを狩ることは限りなく不可能に近いバランスに調整されています。トラッパーがモンスターの足を止め、アサルトが攻撃、サポートがシールドを張り、メディックが回復を行う。高い練度で連携を取れれば、最終形態まで進化したモンスターとでも互角に渡り合える力となります。
モンスターは「狩猟モード」において、ゲーム序盤~中盤は非力な体躯で野生動物をひたすら捕食することになります。この時点ではまだハンターの力には及ばず、いわば「狩られる側」の存在です。ゲーム終盤、最終段階まで進化したモンスターは、常に追われる側だったフラストレーションから解放され、圧倒的な力でハンターを蹂躙する「狩る側」へと立場が変貌します。
ハンターの連携が勝るか、モンスターの進化が勝るか。協力プレイと対戦要素の融合を謳っていた『EVOLVE』の魅力はまさにそこにあるでしょう。
■次回は初心者ハンター向けの講座を予定
次回は初心者ハンター向けの講座を予定しています。「α・βテストで遊んでみたものの、いまいちコツが掴めなかった」「未プレイだけど、発売に向けて基本を予習しておきたい」、そんな方に惑星シーアで狩りを成功させる秘訣、教えます。
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