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海外レビューハイスコア『Evolve』

2月10日に海外で先行リリースされたTurtle Rock Studios開発のマルチプレイシューター、『Evolve』の海外レビューまとめをお届けします。4対1という無類のスタイルと狂喜乱舞なダイナミックコンバットが高く評価されています。

連載・特集 海外レビュー


IGN: 90/100
    深い戦略性とハジけたキャラクターでマルチプレイシューターには珍しいレベルの色相を醸し出している。

    良い点
  • 独特なコンセプト
  • 卓越したデザイン
  • 深い戦略性
  • あふれ出る個性

  • 悪い点
  • プログレッションシステム

The Escapist: 90/100
PC Games (Germany): 86/100
4Players.de: 85/100
Game Informer: 85/100
JeuxActu: 85/100
PC Gamer: 83/100
Vandal Online: 83/100
Multiplayer.it: 80/100
Game Revolution: 80/100
Polygon: 80/100
    マルチプレイシューターとしては独特な形態から、『Evolve』はTurtle Rockにとっての真のブレイクスルーと言えなくもないが、新たな領域には新たな問題がつきものだ。本作は必ずしもそれを解決できていない。しかし、完全なる異種であることを天賦の才に、マルチプレイゲームという群れの中で一際異彩を放っている。

Twinfinite: 80/100
PCGamesN: 80/100
3DJuegos: 80/100
Meristation: 80/100



GameSpot: 80/100
    新入りをムチでしばいて形にするのにそう時間はかからない。少なくとも、そわそわするハンティングやウキウキするバトル、惑星シーアの支配に駆られる衝動といった『Evolve』独自のブランド性に大抵の人は夢中になるという点でね。危なすぎてサスカッチだってビビっちゃうよ。

    良い点
  • バトルが濃厚かつ危なっかしい
  • どの役割にも価値があって楽しい
  • ファンタスティックな音響が不安な雰囲気をさらに掻き立てる
  • 高低差のあるマップやその他多くの不確定要素が戦闘を新鮮に維持してくれる

  • 悪い点
  • 狩猟モードは長引きすぎると飽きる
  • 脱出モードのマップには必ずしも適切なバランスとはいえないものもある

GamesBeat: 72/100
GRYOnline.pl: 70/100
Hardcore Gamer: 70/100



GamesRadar+: 70/100
    狂瀾怒濤の面白さ。『Evolve』は正真正銘ユニークなオンラインゲームだ。興味を掻き立てるアイデアは必ずしも報われているとはいえないし、コンテンツごとに見れば些かシンプルすぎるがそんなの関係ねえ。だってモンスターなんだぜ!

    良い点
  • シューティングがしっかり作りこまれているしぴょんぴょんするのが楽しい
  • 友達との連携プレイがハマる
  • 恐竜ドッグのAIトラッカー、デイジーがかわいい

  • 悪い点
  • アクション部分はウンザリするほどカオスになることも
  • 16のマップはどれも味気なくて代わり映えしないボウル
  • マジで絶対マイクプレイ必須

Destructoid: 60/100
The Jimquisition: 60/100
    総合的にはいい感じのギミックを施したベーシックなシューターに仕上がっているし、友達を集めてやいやいするアフタヌーンの価値はあるだろう。定期的にやるかと問われれば甚だ疑わしいけどね。それにローンチ後すぐに飛びつくようなものとは到底思えない。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

2月10日に海外で先行リリースされたTurtle Rock Studios開発のPS4/Xbox One/PC向けマルチプレイ・サバイバルアクションシューター、『Evolve』の海外レビューまとめをお届けします。PC向けに集計した平均スコアは記事執筆時点で79点。レビュー数はPS4版が23件、Xbox One版が9件、PC版が22件です。90点を付けたIGNやThe Escapistをはじめ、多くのメディアが80点以上のハイスコアを付けています。



特筆すべき評価点は、これまでのマルチプレイシューターに類を見なかった4対1という独自のスタイルです。各々が必要不可欠な役割を担って協力し合うハンター側と、完全孤立のソロプレイを圧倒的なパワーとスピードで制するモンスター側。どのキャラクターを使っても深い戦略性を楽しめる点が好評を博しています。また、UMAのサスカッチすらビビるとGameSpotが比喩している通り、狂喜乱舞なダイナミックコンバットも評判の的です。

一方で、不満が集中したのはキャラクターのアンロックとプログレッションシステム。新しいハンターやモンスターはクラスごとの成長に伴い解除されていきますが、成長条件はキャラクターによってバラバラ。それぞれの武器で攻撃を当てれば達成できる容易なものもあれば、AIトラッカーのデイジーでダウン状態の仲間を複数回蘇生するというNPC任せのものをはじめ、シングルモードで単純作業を強いられるような条件も少なくありません。



そのほか、”必要最低限”のゲームデザインと評されるほどシンプルな対戦形式がリプレイ性の欠如につながっているとの辛口コメントも。マップやルールによるバリエーションこそあれど、開始から終了までの流れは毎回同じです。武器やスキルのカスタマイズもなく基本戦略が固定されてしまうことから、一度型にハマってしまえば単調なバトルの繰り返しに陥ってしまうことが危惧されています。

忌憚のなりバッサリレビューに定評のあるゲームジャーナリスト、Jim Sterling氏は本作を”害のない体験”と表現。特異なシューター足らしめるユニークなアイデアとギミックを称える傍ら、長時間プレイしたくなるタイトルとは言い難いとコメントしています。戦略性の奥深さや協力対戦プレイが醍醐味であることから、フレンド同士で盛り上がる比較的ソーシャルな作品といえるかもしれません。
《河合 律子》
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