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『ストリートファイターV』インプレッション―3つの「V」システムが鍵、カプコンが目指す格ゲー新時代の幕開け

家庭用ゲーム PS4

『ストリートファイターV』インプレッション―3つの「V」システムが鍵、カプコンが目指す格ゲー新時代の幕開け
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E3開催を目前に、大々的に新情報が解禁された、格闘ゲームシリーズ最新作『ストリートファイターV(STREET FIGHTER V)』。Game*Sparkとインサイド編集部では、5月末、東京のカプコンオフィスにて今作のデモを実際にプレイしてきたので、そのインプレッションをお送りします。

■ストリートファイターVが目指すものとは


前作『ストリートファイターIV』がアーケードで稼働したのが2008年。『ストリートファイターV』は、およそ7年ぶりのナンバリング最新作であり、PS4とPCを対象にクロスプラットフォーム対戦が可能になることでも発表時に大きな話題を集めました。記事執筆時点で判明している参戦ファイターは、リュウ、春麗 、ナッシュ、ベガの4人。

『ストV』では、e-Sportsという分野が世界中で注目されつつある昨今、「初心者には難しい」と思われがちな格闘ゲームジャンルのイメージを変えるべく、誰でもプレイを楽しめ、観戦者も見ているだけで盛り上がるゲームを目標にしているのだとか。

■「ストV」におけるビジュアルテーマは“気跡”


いよいよPS4からゲームを起動すると、まずは真っ白い背景におなじみの『ストV』のロゴが登場。キャラクター選択画面も前作から一新。一枚絵ではなく3Dモデルで画面いっぱいに躍動感あるキャラが描かれます。画面下には身長/体重/所属/好物などのプロフィールと、キャラ性能グラフが表示されるようになっています。


『ストリートファイターIV』シリーズにおいては、キャラクターアートやセービング発動時などで描かれる“墨汁”の表現が大変印象的でした。これに変わって『ストV』では、油絵の具の塊のような“気跡”と呼ばれるビジュアルテーマが採用。キャラクターアートを見ても分かるように、リュウの気跡は黒、春麗は青といった具合に、キャラクターごとに異なる色が設定されていて、ゲーム画面上でも必殺技発動時などに残像として表現されています。

キャラクターのグラフィックスタイルも、輪郭のくっきりした前作に比べ、やや淡い水彩画のような雰囲気。それでいて、キャラクターや背景の細かなアニメーションやド派手な技のエフェクトは、本作が採用しているUnreal Engine 4のパワーを確かに感じさせるもの。前世代のハードではできなかったことが、PS4/PCになったことで具現化できているといいます。

■ 新システムが軸になる新たなゲームプレイ


『ストリートファイターV』では、新たなバトルシステムによって、ゲームプレイフィールはもちろん、対戦の駆け引きや立ち回りが、全く異なるものに変わっています。新システムやキーとなる要素を以下にまとめました。

    ▼EXゲージ
    『ストIV』シリーズから引き継がれたEXゲージ。技をヒットさせると増加。ゲージ1目盛消費でEX必殺技を繰り出したり、EXゲージをすべて消費することでクリティカルアーツが発動できる。ゲージは次ラウンドに持ち越される。

    ▼クリティカルアーツ
    EXゲージをすべて消費することで発動できる、『ストV』における最大の必殺技。各キャラクターすべてに備わっておりド迫力の演出で、プレイヤーを圧倒する。攻撃力も申し分無い。

    ▼Vゲージ
    EXゲージの上に表示される新たなゲージ。攻撃を受ける、もしくはVスキルを使用し戦うことにより増加。ゲージ消費でVリバーサルやVトリガーを発動。キャラごとに目盛数が異なる。ゲージは次ラウンドに持ち越されない。

    ▼Vリバーサル
    Vゲージを消費し、攻撃ガード中にレバー前入力+パンチボタン3つorキックボタン3つ(キャラクターによって異なる)同時押しで発動できる反撃技。

    ▼Vトリガー
    Vゲージをすべて消費し、強パンチ+強キック同時押しで発動するキャラクター特有の特殊効果。一定時間攻撃に電刃属性を付与するリュウの「電刃練気」など、性能がアップしたり、瞬間移動をしたりと、キャラクターの個性を引き出す効果があるので、プレイスタイルにも影響を与える切り札ともいえる存在。

    ▼Vスキル
    中パンチ+中キック同時押しで繰り出せるキャラクター固有の特殊技。春麗の「鸞足」のように移動性能が高いもの、相手の飛び道具を消去するナッシュの「バレットクリア」など、各キャラの立ち回りを個性付けるような技が多い。



    ▼スタンゲージ
    『ストIII』シリーズからスタンゲージが復活。体力バーの下に表示。スタンゲージが溜まるとキャラクターは気絶する。いわゆるピヨり。

    ▼投げ&投げ抜け
    『ストIV』シリーズと同じく弱パンチ+弱キック同時押し。

    ▼受け身
    吹き飛ばされた時に2つ以上のボタンを同時押し、もしくはダウン直前のレバー操作で受け身。ダウン直前にパンチボタン同時押し、もしくはレバー下操作で、その場受け身。ダウン直前にキックボタン同時押し、もしくはレバー斜め後ろ操作で、後ろ受け身。後ろ受け身の場合は相手との間合いを離して起き上がることが可能。

    ▼中・大通常技
    中・大の通常技はガードしても、わずかにリカバリアブルダメージとなる。リカバリアブルダメージは時間経過とともに回復する。


実際に対戦を行ってみて最初に気づいた点は、根本的な『ストリートファイター』シリーズのプレイフィールは今作でもしっかりと受け継がれているということ。一方で、新要素のVシステムによって出来ることが大幅に増えていて、特に前作『ウルIV』のプレイが染み付いているプレイヤーには、Vゲージやスタンゲージが加わって画面上の情報量が多いのに最初は少し戸惑うかもしれません。

最も印象的なのは「Vスキル」と「Vトリガー」の存在。キャラクターごとに効果や性能がまったく異なるため、プレイヤーのファイティングスタイルにも個性が出そうです。また、連打だった春麗の百裂脚や、タメだったナッシュのソニックブームがいずれもコマンド技になっていたりと、各ファイターの必殺技にも意外な変更点が確認できました。


リリース時のキャラクター数は? どのキャラクターが復活するのか? オンラインモードの仕様は? アーケード版はどうなるのか? などなど他にも気になる点は尽きませんが、現時点では明かせない情報とのことで今後のさらなる発表が待たれます。

『ストリートファイターV』はPS4とPCをプラットフォームに発売予定。発売日と価格は未定です。
《Rio Tani》

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