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壮大なシリーズ完結作PS4『バットマン アーカム・ナイト』プレイレポ―ゴッサムのダークナイトになってきた!

ワーナーブラザーズエンターテイメントより国内では7月16日に、PS4向けに発売されたRocksteady開発のオープンワールドアクション最新作『バットマン アーカム・ナイト(Batman: Arkham Knight )』のプレイレポをお届けします。

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壮大なシリーズ完結作PS4『バットマン アーカム・ナイト』プレイレポ―ゴッサムのダークナイトになってきた!
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ワーナーエンタテイメントジャパンより国内では7月16日に、PS4向けに発売されたRocksteady開発のオープンワールドアクション最新作『バットマン アーカム・ナイト(Batman: Arkham Knight )』。シリーズの完結タイトルとなる本作のプレイレポをお届けします。

■広大なゴッサム・シティを舞台にバットマンは奔走する


本作は前作『バットマン アーカム・シティ』より9ヶ月後のゴッサム・シティが舞台。巨大で広大な刑務所アーカム・シティ閉鎖後、ゴッサム・シティに平穏な日々が続いていましたが、ダイナーにてスケアクロウによる恐怖ガス事件が発生。恐怖ガスをゴッサム全土にばら撒かれると宣伝した後、怯えた630万ほどの市民が街を脱出します。



そしてゴッサムシティは、ペンギンやトゥーフェイスの大物ヴィランや犯罪者達、そしてアーカム・ナイトの軍隊によって占領されてしまいます。“ダークナイト”ことバットマンはゴッサム市警のゴードン本部長や、彼の娘である“オラクル”のバーバラ・ゴードンと協力し、スケアクロウとアーカム・ナイトの後を追跡します。

■派手な戦闘を繰り広げるバットモービル、格闘戦は過去作と同内容


ゲームプレイでは、アーカム・シティより数倍の規模を持つ広大なゴッサム・シティが舞台となり、ヴィランやアーカムナイトの軍隊と戦います。グラップリングフックとグライドによる移動の他に、本作では新たにバットモービルが登場。この車輌は街中にいる時いつでも呼び寄せることが可能で、電柱や金網の他にもコンクリートの柱を破壊しながら移動できます。



車にはアーカム・ナイトの無人戦闘兵器に対抗できる“タンクモード”を備えており、L2を押している間はスライド移動やドッジを駆使する動作と、暴徒向けの非殺傷武器を繰り出せます。使い勝手の高い車輌ですが、街中の移動ではグラップリングフックを使った移動方法と被ってしまうため、使用方法によってはどちらか一方に被ってしまうことも。しかし、スムーズにグライドへ移行できるバットモービルの射出座席機能を用いれば、その能力を余すところなく活用可能です。




悪党との格闘戦は過去作とほぼ同様ですが、一部アクションの操作が変更されており、とっさのアクションが上手くいなかいこともありました。しかし、基本動作であるカウンターや通常攻撃のボタン配置は変わりないため、過去作を遊んだ熟練のプレイヤーは、ストレスなくプレイできます。また、新要素の連携プレイではスムーズに他のキャラへ変更可能で、バットマンとは一味違う攻撃を繰り出すことや、街中でバットモービルが侵入できるところでは、近くに停車させることで車輌との連携も行えます。



■字幕化されない情報を補完する日本語吹き替え

本作の日本語版ではダイヤログやUI、マップ、キャラクター解説、そして音声が日本語化されています。バットマンはじめ登場人物同士の会話が微妙に繋がっていないように聞こえる箇所があったりと、日本語吹き替えのクオリティには若干気になる点があるものの、許容範囲内と言えるでしょう。バットマン/ブルース・ウェイン役を演じるのは、日曜洋画劇場版「ダークナイト」でも同じ役を演じた藤真秀氏で、“あの”人物にはBD/DVD版「ダークナイト」にも出演した藤原啓治氏が担当しています。


アーカムシリーズの特徴として、本編では特に会話の量が多く、3行以上の字幕表示や、スケアクロウの演説に被さる形で挿入される無線など、かなりの頻度で音声が入り乱れます。キャラクターのセリフを過去作で聞いた英語音声で聴けないのは、多少なりの寂しさを感じさせますが、字幕化されない台詞を含め状況をほぼパーフェクトに理解できるのが吹き替えの嬉しいところです。なお、シリーズ過去作では、全て英語音声日本語字幕のため、理解する暇もなく字幕が流れてしまうことや表示されないこともありました。


過去のトレイラーでも登場した“ペンギン”尋問シーン、6行の字幕


7行もの字幕が表示されることも

■メインクエストが進行するごとにお馴染みのヴィランやヒーロー達が登場

本作ではゲームが進行するごとにゴッサム・シティで事件が発生し、様々なヴィランやヒーローが現れます。ペンギンやトゥーフェイスを筆頭に、デスストローク、ファイヤーフライ、リドラー、ハーレークィン、ナイトウイング、キャットウーマン、そしてオリジナルを含めた20人以上が登場。過去シリーズとの繋がりを示す、ゴッサム警察署本部地下にあるヴィラン達が使用した道具展示の証拠品室では武器/装備の解説を聴くことが出来ます。





加えて、各クエストが進行すると同施設内地下に設置されている留置所では、ミッションの途中で倒した悪党達が勾留されています。ペンギンやアーカム・ナイトの手下などの顔ぶれは多様で、ミッションの達成感を一番得やすい施設です。



■シリーズ最終章にふさわしいゴージャスでリッチな作品

2009年に発売された『バットマン アーカム・アサイラム』から6年、2011年に発売された『バットマン アーカム・シティ』より4年、2013年に発売された『バットマン アーカム・ビギンズ』より2年の歳月を得て完結する本作。“タイタン”の影響を受けるバットマンの結末、スケアクロウとの決着、オリジナルのヴィランであるアーカム・ナイトの正体など、あらゆる事柄が終局を迎えるため、シリーズファンはプレイしておきたいタイトルです。

もちろん最終章という点で、シリーズ未プレイの新規ユーザーには原作「バットマン」や過去作の予備知識が多少要求されますが、最先端のグラフィックで描かれる広大なゴッサム・シティを、バットマンになりって自由に暴れまわれるのは、他のゲームにはない本作最大の魅力であり、興味があるなら触れてみてはいかがでしょうか。

『バットマン アーカム・ナイト』は日本国内でPS4をプラットフォームに発売中、価格は7,600円(税抜)です。

※文中の誤字を修正しました。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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