「日本産」かつプレイングに「翻訳」を要するようなゲームジャンルで多く求められるのは、やはりセリフなど文字情報量が圧倒的に多い「JRPG」や「ビジュアルノベル」などのようです。『Fate/EXTRA CCC』(PSP)や『アースシーカー』(Wii)、『スターオーシャン ブルースフィア』(GBC)といったタイトルは一部のユーザーからローカライズが期待されており、「未だに英語版を遊びたいと思ってる。いつかなんとかして日本から個人輸入したい」「GBCで出た『Star Ocean: Blue Sphere』はスマホ向けシリーズを除いて、唯一海外でリリースされていないんだ」と、ある種カルト的にも受け取れる熱視線が浴びせられていました。
その他には2005年にリリースされた『ボンバーマンランド3』(PS2)を挙げ、「神に誓ってこれだ。完璧に楽しむために日本語を勉強しようと思ってる」と強烈な意気込みを語るユーザーも。コナミ、タカラ、ハドソンが共同で手掛けた『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』は海外在住のゲーマーにとっても夢のような存在らしく、おなじみ“ソリッド・スネーク”に“オプティマス・プライム”、更にはアニメ作品「爆転シュート ベイブレード」主人公などが登場する本作について「良作か駄作かはさっぱり見当がつかないけどとてもやってみたい」と夢を馳せる声も寄せられていました。『スマブラ』シリーズのようなオールスター系作品は、海外ファンにとって特に気になる内容となるのも当然かもしれません。
また、意外にも『ぼくのなつやすみ』、『トロと休日』、『鉄道にっぽん!路線たび』といった日本文化に密接に結びつくタイトルも「ローカライズ熱望作品」として挙げられていました。「すべての『ぼくのなつやすみ』シリーズを持ってるし、今は言葉を勉強してるところ。いつか理解できるようになりたいけど、まだ(有志翻訳の)手助けはできない。でも本当に心の底からローカライズされて欲しいと思ってる」「キャラクターとしてのトロも好きだけど、そもそも日本自体が魅力的」といったような、ゲームから日本の文化に迫ろうとするユーザーも多く見られました。日本人ゲーマーが『GTA』や『アサクリ』を観光気分でプレイできるのと同様、英語圏のゲーマーにとっても国産ゲームはエキゾチックなぶらり旅と言えるのかもしれません。
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