Valveの伝説的FPS作品『Half-Life 2(ハーフライフ)』の追加エピソード第3弾『Half-Life 2: Episode 3』。ゲームファンから世代を超えて発売が待たれているこの作品は、2016年5月24日で発表から10年目を迎えます。
それに併せて、『Half-Life 2: Episode 1』開発完了当時に海外フォーラムNeoGAFに投稿されたスレッドが急浮上。今回の「海外ゲーマーの声」では、そんな悲哀に満ちたタイムカプセルの中身をご紹介します。
2006年5月24日のGameSpotの報道によれば、当時のValve担当者は「2007年のクリスマスには(『HL2』トリロジーが)完結する」と述べていた模様。これを受けた“10年前のNeoGAFユーザー”は「Valve遅過ぎ!」「2007年のクリスマスまで待たないといけないの!?」とのコメントを残していました。シリーズ展開に併せて「そろそろ『HL2』を終わらせないとなあ」との声も見られましたが、まさか10年も待つことになるとは思いもしなかったことでしょう。
そして時は2016年。遥か昔に投稿されたスレッドに再び目をつけた“現代のNeoGAFユーザー”は苦笑の嵐を巻き起こしつつ、「“2007年のクリスマスまで”か……その通り、長い冬だな」「lol」「また10年後に会おうね!」となんとも言えぬ諦観の姿勢を貫きます。「一方で『シェンムー』ファンはもっと長い間待ってたんだ。続編まで14年間は待ってみようぜ」といった希望的観測も見られましたが、「このスレッドは『HL2: EP1』発表から2日後に投稿された。Episode 1+2日後……つまり『Half-Life 3』Confirmedってことなんだよ!」「向き合う時が来たんだ。もう『Half-Life 3』は死んだんだ……。」といったような、悟りにも似た投稿までが寄せられていました。
ちなみに、『Half-Life 2: Episode 3』に関しては2011年2月の時点で「発売に関して、話す準備が出来ていない」とのオフィシャルコメントが伝えられていました。その後は2011年12月に音声収録にまつわる噂も流れ出ていましたが、その真偽は不明。2012年6月にはコンセプトアートと思しき未発表イメージも浮上し大きな注目を集めていたものの、Valveからのアプローチは依然としてありません。10年という節目を迎えた今、ゲーマーにできることはやはり「忍耐」なのでしょうか。
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