気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Quicktequila開発、PC/Mac/Linux向けに6月19日リリースされたゆるふわFPS『Lovely Planet 2: April Skies』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ゆる~くカラフルな世界観のFPS。キュートなデザインとシンプルな操作性、ポップな音楽が特徴で、隠し要素を含め100以上のレベルが用意されています。日本語にも対応済み。
『Lovely Planet 2: April Skies』は1,010円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Vidhvatコンニチハ!Vidhvatです。Quicktequilaという名前で、『Lovely Planet』シリーズのデザインと開発をすべて行っています。ゲーム開発自体はずっと昔からやっていますよ。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Vidhvat『Lovely Planet』のプロトタイプはこれまでに数多く作ってきました。初代のリリース直後から、続編の開発を開始し、2016年に『Lovely Planet Arcade』、2017年に『Super Lovely Planet』をリリースした後、2018年前半、本作の開発にフルタイムで取り掛かり始めたんです。新しいロゴを作成し、サブタイトルの「April Skies」を書き上げると、「必ず実現させるぞ」と自分に言い聞かせて開発にあたりました。
――本作の特徴を教えてください。
Vidhvat私は最近のシューターがどれも複雑すぎるように感じています。とにかくたくさんのことが一度に起こるのです。本作を特徴的にしているのは、何と言ってもそのシンプルさではないでしょうか。本作の中でプレイヤーに求められることは、ジャンプすること撃つこと、それだけです。腕前だけが問われるゲームなので、リワードやルートボックス、キャラクターの成長、スキルツリー、カットシーンのある長いストーリーなどはありません。他に本作を特徴的にしているのは、そのカラフルさでしょう。FPSでこんなに可愛くカラフルなものはなかなかないので、新鮮な感覚を味わっていただけると思います。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Vidhvat本作が何か特定のゲームや映画から影響を受けているということはありません。私は昔からFPSが大好きで、時間があるときには様々なゲームを楽しんでいます。日本の音楽はよく聴きますし、日本の映画やアニメもよく見ます。日本のものならどのようなものでも大抵好きなので、本作の中でも日本らしい見た目のものが存在します。初代を作っていた頃は、きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオを教えてもらい、とても感銘を受けました。そして、FPSも可愛くしちゃえばいいじゃん!と思ったのです。本作の中では日本の音楽と映画の影響を数多く見ることができます。特に、日本語を読めればなおさら気がつくのではないでしょうか。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Vidhvatまず初めに、日本人のプレイヤーの皆さんに、私のひどい日本語について謝罪させてください。ワタシハニホンゴガハナセマセン!本作を遊んでくれたすべての日本の方に御礼申し上げます。皆さんが本作を楽しんでいただけると嬉しいです。今後数カ月かけ、本作をより洗練させ、コンテンツを増やしていく予定です!一人のファンとして、また一人のクリエイターとして、私がこれまでに楽しんだ日本の映画、音楽、ゲーム、アニメすべてが大きな役割を担っています。それらは私の心の中でとても大切な場所にあるのです。本作がこうして日本の皆さんの目に触れる機会を得て、とても嬉しく思っています。
――ありがとうございました。
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