PS4版の発売から約4ヶ月、いよいよ1月10日にSteamでリリースされる『モンスターハンターワールド:アイスボーン(以下、アイスボーン)』。本作を首を長くして待っていたハンターも多いことでしょう。そんなPC版「アイスボーン」を一足早く遊ぶ機会を得ましたので、PS4版との違いなどにも注目しつつレポートしていきたいと思います!
前提として、本作「アイスボーン」をプレイするためには、『モンスターハンターワールド』のストーリー部のクリアが必要です。こう説明すると「時間がかかって大変そう」と感じてしまうプレイヤーも多いかと思いますが、そこは大丈夫。アップデートで追加された武器「防衛隊派生武器」、そして防具「防衛隊αシリーズ」があれば、メインシナリオ部は(シングル専のプレイヤーであっても)従来よりかなり楽にクリア可能です。
これらの装備は強化すれば「アイスボーン」序盤でも十分に役立ってくれますし、武器強化用の素材はシナリオの中で無理なく集まるような設計になっています。「アイスボーン」を機に『モンスターハンターワールド』に新規参入したいというプレイヤーも安心ですね!
「アイスボーン」の舞台になるのは一面が氷雪に覆われた「渡りの凍て地」。「ホットドリンク」がないと探索することもままならないほど、過酷な環境です。日本も冬真っ只中ですし、ゲームの中に入り込んだかのような臨場感が味わえるかもしれません。「渡りの凍て地」には美しいロケーションも多いので、十分なスペックのゲーミングPCを所持していれば、グラフィック面でかなりの恩恵を受けられるでしょう。
こちらは筆者所有のPS4 Pro版・フレームレート優先設定(上)、PS4 Pro版・解像度優先設定(中)、PC版・GeForce RTX 2060 SUPER環境(下)のスクリーンショットです。PC版はこのグラフィックスでヌルヌル動き、快適に狩りを楽しめます。
対応グラフィックボードかつWQHD以上の解像度設定であれば、NVIDIA DLSSが利用可能。また、PC版『モンスターハンターワールド』はウルトラワイドのモニターにも対応しているため、環境が揃っているPCゲーマーならかなりの迫力でプレイできます。
また、「アイスボーン」では「クラッチクロー」という新アクションが追加されているため、操作形態が大きく見直されています。キーアサインの自由度は高く、ゲームパッドを所持していないプレイヤーであっても十分に戦えます。
マウスボタンを利用できる環境ならなおさら便利で、ガンナー系の装備であればむしろパッドよりもエイム面で有利なんてこともあるかもしれません。とはいえ、もちろん(パッドでの操作と同じように)操作にはある程度の習熟が必要です。
ストーリークリアが前提となっているコンテンツなだけあって、「アイスボーン」で新登場するマスターランクのモンスター達はどいつもこいつも超強力。初心者用装備で駆け上がってきた筆者にとっては、もはや最初から難易度クライマックス状態です。
もちろん、マスターランクでは新モンスターだけでなく、今までに登場した「ドスジャグラス」や「プケプケ」などのモンスターもタフになっていますから、歯ごたえもボリュームも凄まじいことになっています。マスターランクに上がったら、序盤に倒しやすいモンスターをできるだけ狩って装備をちょっとずつ強化していくのがオススメです。
筆者が序盤で特に苦戦させられたのが「トビカガチ亜種」です。動きがとんでもなく速い上、一撃が重く、かつ神経毒を持っているために見た目に反して相当厄介。ランクが上のため当然といえば当然ですが、無印の古龍よりも強力に感じられました。
こいつが苦手だと感じたら、無理をせず下位や上位のクエストにもどって耐毒装備を整えるのがいいかもしれません。筆者は「トビカガチ亜種」を倒すためにマスターランクのドスジャグラス装備を作ったり、無印クリアまでは無視していた植生研究所を整えたりなどと、かなりの下準備を強いられました。
もちろん「アイスボーン」にはまだまだ手強いモンスターが控えています。ダウンロードコンテンツとしては高額な部類ですが、それも納得できるというか、「むしろ無印よりもボリュームがあるのでは?」と思えるほどの内容です!
『モンスターハンター:ワールド』にハマったプレイヤーでしたら問答無用で必携ですし、 本作のために新人ハンターデビューするだけの価値はあるでしょう。初心者でもきっと大丈夫です! どうしても難しければ野良での救援を求めることもできますし、筆者で良ければ呼んでくれたら喜んでついていきますよ! たいして役に立たないかもしれませんが……。
PC(Steam)版『モンスターハンターワールド:ワールド』は1月10日から配信開始。定価は4,888円です。
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