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ロジクールのヘッドセット「G PRO X 2 LIGHTSPEED」は“新たな境地”の音を聞かせる、こだわりの新作!その実力を体験してきた

こだわりぬいた仕様で使いやすさ抜群。

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ロジクールのヘッドセット「G PRO X 2 LIGHTSPEED」は“新たな境地”の音を聞かせる、こだわりの新作!その実力を体験してきた
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ロジクールGは、2023年5月24日に新作ヘッドセット「G PRO X 2 LIGHTSPEED」を7月20日に発売することを発表しました。本稿では、ロジクールによるメディア向けプレゼンテーションで分かった本作の魅力をレポートしてお届けします。

“サウンドの分離感”がスゴイ!新たな境地へと誘うこだわり製品

このヘッドセットは、“ロジクールG”ブランドでリリースされていた「ロジクール G PRO X ゲーミングヘッドセット」の後継機種。本シリーズは第一線で活躍するeスポーツ選手と協力した設計およびデザインが特徴となっており、競技性の高いタイトルに適した製品です。前作は黒色のみでしたが、今回はスマートな雰囲気が漂う白色も選ぶことができます。

接続方式は無線となっていますが、ロジクール独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を搭載。無線は安定しない……というイメージとは無縁の、低遅延で安定したワイヤレス接続を実現しています。他にも3.5mm有線接続と、Bluetooth 5.3にも対応しており、様々なデバイスや環境に対応できます。有線接続の際、サウンドカードの役目も持つ無線用ドングルの後ろについた3.5mmジャックに接続することで、LIGHTSPEED接続の環境を引き継いだまま使用できるのも嬉しいポイントです。

付け心地にもこだわっており、イヤーパッドはデフォルトで装着されている合皮製と低反発クロス素材を自由に付け替え可能。スイベル機構と呼ばれる方式で耳あて部が回転するようになっているほか、フレームにはアルミ合金素材が用いられており、堅牢性と軽さを兼ね備えています。

前作より大きく変わったのは接続できる通信範囲と連続使用時間です。前作は満充電の状態で最大20時間、通信範囲が15メートルでしたが、本製品は最大50時間、通信範囲30メートルへと大幅にパワーアップしました。充電回数が少ないことの快適さは良いのは言わずもがなですが、普通の住居で使用する場合、30メートル近く離れて使用するというシチュエーションはあまり想像しづらいですよね。

しかし、それだけの範囲をカバーできるほどの強力な性能を持っているため、PCから離れてトイレや水分補給などをする際にいちいちヘッドセットを外さなくても、接続が切れずに安定した接続を維持できるということ。筆者はいちいちヘッドセットを外すのが面倒臭いという理由で無線のものを使用していたので、この仕様はとてもありがたいです。

ロジクールG担当者の方が自宅で検証したところ、鉄筋コンクリート製のマンションの端から端(10メートルから13メートルほどの距離)の距離で問題なく接続できたそう。アパートやマンション住まいの方は問題になることはなさそうですし、広い家に住んでいる方でもしっかりとカバーしてくれそうです。

また、かなり嬉しいポイントとして、充電しながらの使用が可能になった点が挙げられます。前作は充電速度が速い代わりに、充電中は電源が落ちてしまうという仕様でしたが、今回は途中でバッテリーが少なくなってもそのまま使い続けられます。

この製品の大きな特徴として、最先端技術である「グラフェンドライバー」を搭載していることが挙げられます。ドライバー、すなわちPCから送られる信号を変換しヘッドセットから音を伝える「振動板」は音質を大きく左右するもので、的確な音を伝えるためには丈夫さと軽さ、そして音声信号を再現する精緻性が重要です。

音声信号がないときの振動板は動いていない状態が求められますが、これがうまくできないとゲームの激しい場面ではボイスチャットの音とゲームの音が混ざりあい聞き取りづらくなってしまいます。「グラフェンドライバー」は、こういった課題を解決します。

このドライバーに使われるグラフェンという素材は、炭素原子で構成されたシート状の物質です。硬さと軽さを兼ね備えた素材ですが、加工がしづらいという背景があり、大手ゲーミングデバイスメーカーではロジクールが初めて採用することになるといい、振動板の90%がグラフェンで構成されています。

振動板は物理的に振動させて音を伝えるという構造上、使っているとどうしても歪んでしまい、精緻性が低くなってしまいます。しかしこの製品では直接振動板を取り付けるのではなく、吊り下げ式にしてゆとりをもたせて中和させることにより、正確かつ均等なサウンドを実現しています。

「音の性質」が違う!聴き比べでスゴさを実感

前作「ロジクール G PRO X ゲーミングヘッドセット」。イメージは公式サイトより

今回のプレゼンでは、前作「ロジクール G PRO X ゲーミングヘッドセット」と本製品を用いて、対戦FPSの音声とドラムソロ音声の聴き比べを行いました。

その結果、本製品の音質は確かに良いのですが、ただ「他の高性能ヘッドセットと比べてすごく音質が良い!」と言い表すよりも、「そもそも聞こえる音の性質が異なる」という感覚が近いということに気づきました。本製品は、注目されがちな音質そのものや定位感とは異なる、「分離感」や「均等感」のあるサウンドを体験できるのです。

例えば、対戦FPSの音声では味方の足音と敵の足音、銃声などを頭の中で整理せずとも、位置関係を瞬時に把握しやすいのです。ドラムもそれぞれの音を聞き分けられて、普段であればやや目立ちづらい音でもしっかりと均等に感じ取ることができます。 

前作ももちろん音質がよく満足できるものではあるのですが、これに慣れたらなかなか戻れなさそうだと感じました。FPSなど対戦ゲームでは間違いなく役に立ちますし、音楽を聴いてもいままであまり聞き取れなかった細かい音までしっかりと聴けそうです。

※英語版映像

女性『CS:GO』プレイヤーでナンバーワンと言われているG2 juliano選手が実際にこの製品を使用し、「“聞くこと”は、時に目で見るよりも重要な役割を果たす」と語りました。

対戦FPSをプレイする方なら分かるかと思いますが、ゲームはサウンドが立体的にデザインされているため、音を聞いて位置を把握するのは非常に重要です。そのため、競技的プレイに役立つヘッドセットとしては間違いない製品であると感じました。

「LOGICOOL G PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセット」は、2023年7月20日(木)より発売予定です。価格はオープン価格で、ロジクールオンラインストアでは34,650 円(税込)で販売されます。なお後日、普段づかいして感じた良い点・悪い点をまとめたレビュー記事も掲載予定です。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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