Razerは、新型ゲーミングマウスやワイヤレスイヤホンを始めとした新製品のメディア向け発表会を実施しました。本稿では、同イベントで判明した3種類の新たなゲーミングアクセサリをイベントレポートとしてお届けします。
ワイヤレスイヤホン「Razer Hammerhead Pro HyperSpeed」
Razerは先日PS/Xbox向けワイヤレスイヤホン「Hammerhead Pro HyperSpeed」を発売していましたが、「Razer Hammerhead Pro HyperSpeed」はその上位版となります。コンソールのみでない全プラットフォームに向けた製品になっており、Razerの子会社である音響技術の権威的企業・THXによる周波数特性や歪み、遮音性などの様々な厳しいテストをクリアしており、高再現度の音響体験が楽しめます。
接続方式はBluetooth 5.3に対応し、同時接続も可能。スマホとPCを同時に接続することができるほか、集中したいときやゲームプレイを配信したいときに着信を自動拒否する「Do Not Disturb」モードが搭載されています。
それに加え、無線通信を搭載していないPCなどでもUSB Type-Cのドングルも同梱されているので、PC/PS5/Xbox/ニンテンドースイッチなど幅広いプラットフォームで利用できます。
ドングル接続時にはRazer独自技術であるRazer HyperSpeed Wirelessによって40ms以下の超低遅延接続が有効になり、対戦ゲームをプレイする際でも圧倒的なパフォーマンスを実現。Bluetooth接続では60msの低遅延接続が可能です。他製品と比較して2倍ほど優れており、ストレスなくゲームをプレイできます。
アクティブノイズキャンセリング機能は10段階の調整が可能。ゲームの世界にどっぷり没入したいときは強めに、野外移動時など音が聞く必要があるときは弱めに設定と、シーンに合わせて調整できます。Razer Chroma RGBにも対応し、本体のRazerロゴ部が“ゲーミング色”に発光します。
Razerの完全ワイヤレスイヤホンでは初となるQiワイヤレス充電に対応しており、日頃からストレスフリーで使用できます。ケースによる充電込みで30時間ほどバッテリーが持続するようです。
実際に試用してみたところ、かなり装着しやすく、耳に馴染みました。ワイヤレスイヤホンはなにかの拍子から落としたり紛失、故障させそうで不安……というイメージがありましたが、小さ過ぎないサイズであるため、その心配も少なそうです。音質も良好で、LEDも暗いところではクールなルックス。かなり丁寧に設計されたワイヤレスイヤホンであると感じました。
価格は3万3,000円で、販売開始は7月7日を予定。予約受け付けは6月30日より開始されます。
耳掛け型ゲーミングイヤホン「Razer Moray」
「Razer Moray」はゲーマーや配信者向けにチューニングされた耳掛けタイプのイヤホンです。こちらもTHX認証を取得しており、クリアな音質とハイブリッドデュアルドライバーによる優れた音響設計が特徴です。高い遮音性も備えており、最大-36dBのノイズを遮断します。本体は人間工学に基づくデザインになっており、長時間つけても疲れにくいようになっています。
本製品自体にはマイクが搭載されておらず、スタンドマイクとの併用を想定しているとのこと。配信者向けマイク・Razer Seirenシリーズとの併用でさらに便利に使うことができます。
豊富なアクセサリが付属しており、イヤーチップをシリコンだけでなくフォームタイプのイヤーチップも同梱。大きさも3種類選べるので、耳の大きさに合わせて付け替え可能です。
価格は2万1,980円で、予約開始および販売開始は7月を予定しています。
ゲーミングマウス「Cobra Pro / Cobra」
有線ゲーミングマウスである「Razer Viper Mini」のコンパクトなサイズ感をそのままに、最先端のテクノロジーを搭載したのが新シリーズ「Cobra Pro」になります。
正確性が99.8%と、市場で最も正確なセンサー「Focus Pro 30Kオプティカルセンサー」を搭載しており、ガラスの上でも精細なトラッキング性能を発揮します。スイッチは第3世代オプティカルマウススイッチを搭載し、意図しないダブルクリックやデバウンス遅延などを極限まで低減。なんと9,000万クリック以上に耐える長寿命を実現しています。
ワイヤレス接続では圧倒的な速度を誇る最大4,000Hzの超高速接続に対応。フラッグシップモデルと同じテクノロジーを搭載したワイヤレスマウスとなっています。最高10件までのカスタマイズ可能なコントロールや11箇所のライティング・アンダーグロー、そして最大5つのオンボードメモリープロファイルを備え、カスタマイズ性も抜群です。
多様な接続方式に対応するのも特徴のひとつで、HyperSpeed Wireles、Bluetooth、有線USB Type-Cの3種類に対応。様々なプラットフォームに対応し、充電切れの際もゲームプレイを続行できます。
HyperSpeed接続時のドングルはマルチデバイスに対応しており、ワイヤレスマウスとキーボードをひとつのドングルに接続することも可能。デバイスを集めると埋まりがちなUSBポートですが、この機能のおかげでひとつ解放することができます。
別売りのMouse Dock Proを使用すれば、ドックに置くだけでワイヤレス充電も可能。同製品はドングルの機能も搭載していおり、4000Hzの高速接続ができます。
価格は2万1,980円で、6月30日より予約が開始。販売開始は7月18日を予定しています。
あわせて披露された「Cobra」は「Cobra Pro」の廉価版となる有線マウスです。センサー性能やコントロールの幅などいくつか制限されているものの、本体重量が58グラムとかなり軽量なマウスとなっています。
こちらの価格は6,490円で、6月30日に予約が開始。販売は7月7日から行われます。
その他スペックシートなどの詳細はRazer公式サイトでも公開中。ワイヤレスイヤホン「Razer Hammerhead Pro HyperSpeed」とゲーミングマウス「Razer Cobra Pro」「Cobra」は本日6月30日より予約受け付けがスタートしているので、改めてチェックしてみてください。
ワイヤレスイヤホン Razer Hammerhead Pro HyperSpeed無線ゲーミングマウス Razer Cobra Pro
有線ゲーミングマウス Razer Cobra
