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異世界から脱出せよ!シンプルで自由度の高いローグライトRPG『小虎伝:大菠蘿深渊 Diablo The Abyss』【中華ゲーム見聞録】

異世界を舞台にした、シンプルで自由度の高いローグライトRPG『小虎伝:大菠蘿深渊 Diablo The Abyss』をお届けします。

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異世界から脱出せよ!シンプルで自由度の高いローグライトRPG『小虎伝:大菠蘿深渊 Diablo The Abyss』【中華ゲーム見聞録】
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中華ゲーム見聞録」第122回目は、異世界を舞台にした、シンプルで自由度の高いローグライトRPG『小虎伝:大菠蘿深渊 Diablo The Abyss』をお届けします。

本作はKenAdamによって、2023年8月22日にSteamで配信されました。

本作の内容ですが、異世界転移した少年が元の世界へ戻るために、18層からなる深淵の底を目指すというもの。素材の採取・採掘をしたり、仕事をしてお金を稼いだり、仲間を集めてともに戦ったりなど、オープンワールド的な自由度の高さもあるとのことです。果たしてどんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

異世界転移した主人公!

ゲーム開始後、いきなりどこかの洞窟へと投げ出される主人公の少年・楊小虎。記憶喪失になっており、自分の名前を思い出すのがやっとの様子です。

傍には関滄海という男がいました。どうやらここは「大菠蘿深渊(Diablo The Abyss)」という、世界から隔離された小島とのこと。そして主人公は「穿越者」であり、この世界に大きな影響を与える存在とのことです。

ちなみに「大菠蘿」はそのまま訳すると「大きなパイナップル」ですが、発音すると「ダーボーロー」なので「ディアブロ」の意味もあります。

自由に探索ができるようになりました。移動先に何かある場合は、画面下にアイコンが表示されます。調べたい場合はアイコンをクリック。本作には時間(画面上部)の概念があり、行動するたびに時間が進みます。

またHP・MP以外に「飽食」(空腹度)・「体力」(スタミナ)もあり(左下)、食事を取ったり休んだりなど、適宜回復させる必要があります。画面右下はアイテム欄で、空白欄以上のアイテムを持つと動けなくなります。その場合は捨てるなり食べるなりして、荷物を減らさなければなりません。画面右上はミニマップ。UIが一画面で上手くまとまっているのが良いですね。

戦闘は、向こうから襲い掛かってくる場合と、こちらが先に発見する場合があります。こちらが発見した場合は、やり過ごす以外に、時間を少し消費して奇襲攻撃を仕掛けられます。戦闘は設定した命令に従って、自動で行われます。命令は「個別キャラの設定通りに攻撃する」「全力攻撃」「回復優先」「スキルを使わずに攻撃」の4種類があり、戦闘中に変更可能。

仕事と戦闘に明け暮れる毎日

最初の洞窟から抜け出した楊小虎。「穿越者」であることを人に話さないよう、関滄海から強く言われました。ちなみに夜になると山賊が出没するので、早いところ宿を探した方が良さそうです。

近くの村にたどり着き、糖糖という少女に出会いました。ナビゲーター的な役割で、この世界についていろいろ教えてくれます。何でもこの世界は層になっており、現在いるのは「第一層」とのこと。「塔の試練」を突破すれば、第二層へ向かうことができます。

村では武器・防具・アイテムなどを購入したり、食事をしたりなどが可能。周囲の探索や、採取・採掘で得たアイテムを売却し、お金を稼いでいきましょう。店のアイテムは毎日入れ替わりますので、掘り出し物が見つかるかも。

酒館」では仕事を受けたり、パーティの組み換え(最大4人)ができます。ただ、第一層は人が少ないので、仲間を探したければ第三層まで行く必要があるとのこと。労働と引き換えに、食事と宿を無料提供してくれる仕事もあるので、お金が無いときは利用しましょう。

装備店」では武器・防具を買う以外に、素材から装備を作ることもできます。作製コストが結構かかりますが、販売品より格段に強力な物がゲット可能。積極的に作っていくのが良いでしょう。

仕事と素材集め、レベル稼ぎに明け暮れる毎日。このループに中毒性があって結構楽しい。マップ上の「?」マークでは、アイテムがもらえたり、敵が襲ってきたりなど、様々なイベントが発生します。

世界を救う旅へ!

もはやクリアよりも主人公強化が目的化し、第1層でのまったり生活が板についてきたとき、「雷震堂」という組織の偵査組長が部下を従えてやってきました。「穿越者」を探すため、手当たり次第に村人を捕らえているようです。

楊小虎が捕まりそうになったとき、洞窟で出会った関滄海がやってきて、この場を収めてくれました。関滄海は雷震堂と対立する組織「若水堂」の副堂主。雷震堂としては大事にしたくなかったことから、引き揚げていきました。

関滄海が言うには、雷震堂は穿越者を捕らえて始末しようとしているようです。楊小虎が元の世界に戻るには、深淵の一番底までたどり着かなければならないとのこと。第1層でまったり生活している場合ではなかったようです。

これ以上のんびりしている空気でも無くなってきたので、塔の試練に挑みます。楊小虎はすでに十分強化されていたため、問題なく勝利!これで第2層への扉が開きました。

さらに第2層を抜けて、最初の目的地である第3層に到着。大きな町があり、「曹操」という三国志英雄のような名前の冒険者を仲間にしました。これでやっと2人パーティになりましたね。レベルも最初から楊小虎と同じだけあるので、戦闘がだいぶ楽になります。

採取作業も2人なら効率アップ!第3層でまたまったり生活を楽しんでいたとき、ふたたび関滄海が登場。どうやら穿越者である楊小虎がいることで、世界の崩壊が始まっているとのことです。49日経つと世界が滅びるので、それまでに18層ある深淵の底へとたどり着き、元の世界へ戻らなくてはなりません。穿越者がこの世界からいなくなることが、世界を救う唯一の方法のようです。まったりしすぎて、すでに12日も経過しているのですが……(もうちょっと早く言って欲しかった)。果たして世界は救われるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

シンプルながら中毒性の高いローグライトRPG

本作はオープンワールド的な自由度の高いローグライトRPGです。レベル稼ぎやお金・資材集めをしているだけで結構楽しく、シンプルな作りながらも中毒性の高い内容になっています。UIもまとまっており、気軽にプレイできるのが良いですね。

49日という時間制限についてですが、その後ゲーム中に謎の人物が現れ、時間制限有り・無しを選べます(変更不可)。初プレイの方や、まったりプレイしたい方は時間制限無しを選択すれば良いかと。日本語はありませんが、英語サポートはあるので、興味のある方はぜひプレイしてみてください。

タイトル

小虎伝:大菠蘿深渊 Diablo The Abyss

開発・販売

KenAdam

対象OS

Windows

通常価格

899円

リリース日

2023年8月22日

対応言語

中国語(簡体字・繁体字)、英語

ストアページ

https://store.steampowered.com/app/1945230/_Diablo_The_Abyss/

※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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